先日、東京にお住まいの50代の女性から、こんなご相談をいただきました。
「お母さんが要支援2なんですが、もう少し重くなっても同じデイサービスを使えますか? 施設を変えるたびに、また一から慣れさせるのが正直しんどくて…」
お気持ち、とてもよく分かります。慣れない環境への適応が、ご利用者様にとっても、ご家族様にとっても、どれだけ大変なことか。でも同時に、軽度のときに選ぶデイサービスと、重度になってから必要なデイサービスは、提供している機能がそもそも違うということも、正直にお伝えしなければなりません。
今回は、加須市でデイサービス選びに迷っているご家族様に向けて、軽度と重度で何が変わるのか、そしてなぜ選び方が180度変わるのか、私たちの現場の視点からお話しさせてください。
📋 この記事でわかること
- 要支援・軽度介護と中重度介護でデイサービスに求めるものが変わる理由
- 「リハビリ特化型」と「生活支援型」それぞれに向いている方の特徴
- 加須市の2拠点体制(リハスタジオ花咲・プラス)の機能の違い
- 状態が変わっても同じ法人で継続できるメリット
こんな方におすすめ
- ✅ 加須市在住の親御さんのデイサービスを初めて探している方
- ✅ 要支援〜軽度介護のうちから先を見越した施設選びをしたい方
- ✅ 親の介護度が上がり、今のデイサービスで対応できるか不安な方
- ✅ 軽度と重度でどんな違いがあるか具体的に知りたいケアマネージャー様
- ✅ 老老介護で、デイサービスを入浴介助の面でも頼りたいと思っている方

「とりあえず近い施設」で選ぶと、あとで後悔するかもしれない理由
加須市には複数の通所介護施設がありますが、ご家族様がデイサービスを探すとき、「家から近い」「空きがある」「本人が嫌がらなかった」という理由で選ばれるケースがとても多いです。それ自体は間違いではありません。でも、もう一つだけ視野に入れてほしいことがあります。それが、「いまの介護度にだけ合わせて選んでいないか」という視点です。
要支援や軽度の方が主に必要としているのは、身体機能の維持・向上と社会参加の場です。自分でできることをもっと伸ばしたい、外に出て誰かと話したい、そういうエネルギーがまだ十分にある段階です。この段階では、リハビリに特化した半日型のデイサービスが非常に効果的です。プログラムの密度が高く、短時間でしっかり動けるので「物足りない」という感覚も生まれにくい。
一方、要介護3以上になってくると、状況は少しずつ変わります。入浴介助が必要になる、昼食を安全に食べるサポートが必要になる、移動や移乗に介助が必要になる。このフェーズで「リハビリの時間を増やしたい」という気持ちはよく分かりますが、まず安全に一日を過ごせる体制が整っているかどうかが、最優先事項になってきます。
軽度のうちに選んだ施設が重度に対応していなかった場合、転所を余儀なくされるケースがあります。慣れた環境と顔なじみのスタッフを失うことが、認知症傾向のある方に与えるストレスは、想像より大きいものです。
「花咲」と「プラス」、2拠点を持つ理由はここにある
私たちが加須市内に2つのデイサービス拠点を持っているのは、規模を拡大したかったからではありません。軽度の方と重度の方に、それぞれ本当に必要なサービスを届けるためには、機能を分けるしかないという判断からでした。
リハスタジオ花咲(半日型・リハビリ特化)は、要支援1〜要介護3の方を中心に、ICカード管理の個別マシン訓練、レッドコードを使ったストレッチ、トランポリン、足湯など、「楽しく、体を動かす」ことに特化したプログラムを提供しています。加えて、月2回の「チャレンジクラス」として外出レクリエーションも実施。盆栽美術館、秩父34観音巡り、いちご狩り、深大寺(神代植物公園)など、現役時代に行きそびれた場所へ10人規模のスタッフと一緒に出かけます。「施設に行く」のではなく、「新しい自分に出会いに行く」感覚を大切にしています。
リハスタジオプラス(1日型・生活支援型)は、要支援1〜要介護5まで対応し、入浴介助・手作り昼食・個別ケアを軸とした一日を提供しています。特に、天然ミネラル岩塩入りの浴槽は「温泉に入っているようで一番の楽しみ」とご利用者様からご好評をいただいています。老老介護で配偶者の方が入浴介助をしきれないご家庭にとって、週に数回の「施設での入浴」は、安全確保と生活の質の両面で欠かせない支えになっています。
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」
リハスタジオプラス ご利用者様
「生きがい活動という毎月2回のイベントが楽しみ。10人規模のスタッフと一緒に回るので安心」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
✓ ここまでのポイント
- 軽度(要支援〜要介護2)は「リハビリと社会参加」が軸。身体機能の維持・向上を目的にした半日型が向いている
- 重度(要介護3〜5)は「入浴・食事・安全な一日」が軸。介助体制の整った1日型が必要になる
- 2拠点を同一法人で持つことで、状態変化があっても同じ顔なじみの環境を継続できる
「施設を嫌がっている」のは、施設の種類が合っていないサインかもしれない
「親に一度デイサービスを勧めたら、ひどく嫌がって…」というご相談も、よくいただきます。
実はこのとき、「デイサービスが嫌」なのか、「その施設の雰囲気が合わない」のか、「そもそも外に出る目的が見えない」のかで、対処法がまるで異なります。
特に要支援〜軽度の方で多いのは、「介護施設に通う=老人扱いされる」というイメージへの抵抗感です。まだまだ自分でできることがあるのに、なぜそこに行かなければならないのか、というプライドの問題でもあります。
そういう方に、リハビリ特化型の花咲で体験利用を提案すると、雰囲気が変わることがあります。「ここは運動しに来る場所なんだ」「知らない人と話せた」「来月はいちご狩りに連れて行ってもらえるらしい」――そういう小さな発見が、「また来てもいい」という気持ちに変わっていく。
一方で、すでに重度の状態にある方が半日型を選んでしまうと、体力的にも介助体制的にも負荷がかかりすぎてしまうことがあります。逆説的ですが、1日型のほうがゆったりと安心して過ごせる、ということが重度の方には多いのです。
「軽度の段階でも、重度の段階でも、そのご利用者様が『今日来て良かった』と思える場所でありたい。だから施設を2つ分けているんです。一つで全部賄おうとすると、どちらかが割を食う。それだけは避けたかった。」
伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)
介護度が上がっても「住み慣れた家で」を諦めないための組み合わせ
加須市の高齢化率は31.5%と全国平均を上回り、3.3人に1人が65歳以上という現状があります。それだけ多くのご家庭が、今まさに介護と向き合っています。そしてその多くで共通して聞こえてくる声が、「できれば最後まで家で過ごさせてあげたい」というものです。
デイサービスを使うことは、施設に入ることではありません。週に数日、安全に専門家のケアを受けながら、残りの日々は住み慣れた自宅で過ごす。この在宅生活の継続を、長く支えるのが通所介護本来の役割です。
さらに私たちが大切にしているのは、デイサービスと並行した住宅環境の整備です。いくら施設での時間が充実していても、自宅の浴室に段差があってご家族が入浴介助できない、玄関の上がり框が高くて転倒リスクがある、トイレに手すりがない――こうした環境では、在宅生活の継続に限界が来ます。
株式会社ホープシードは、建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)のもと、介護保険の住宅改修費20万円枠を活用したバリアフリー工事にも対応しています。介護現場を毎日見ているからこそ、どの動線が危険か、どこに手すりがあれば本当に使いやすいかを、実感として理解した上でご提案できます。これが、デイサービスだけを運営している事業者、あるいは建設だけを行っている会社との一番の違いです。
デイサービスで身体を整え、自宅環境も整える。この両輪があって初めて、「ずっと家にいたい」という願いに応えることができます。
まとめ:軽度でも重度でも、加須市で一緒に考えさせてください
通所介護の選び方は、介護度によって本当に変わります。「どこでもいい」はないし、「一つで全部できる」もありません。軽度のうちは身体機能の維持と外への意欲を育てる場所を。重度になったら、安全な一日と家族のレスパイトを支える場所を。そして住まいの環境も並走して整えていく。
私たちが「介護×建設×不動産のハイブリッド」と言っているのは、サービスを増やしたかったからではなく、加須市の高齢者とそのご家族が抱える課題が、一つの業種だけでは解決できないと気づいたからです。
「親に今どんな施設が合うのか分からない」「今の施設のままで大丈夫か」「退院後の受け入れを急いでいる」「住宅改修も含めてトータルで相談したい」――どんなご状況でも、まずお声がけください。体験利用のご相談も歓迎しています。
お電話でのご相談は 0480-53-7143(受付:月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)まで。
メールでのお問合せは お問合せフォーム からいつでもどうぞ。加須市に根ざした私たちが、ご家族様と同じ目線で一緒に考えます。


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