「介護施設」を選ぶ前に絶対知っておきたい7つの種類と費用相場

C1介護の基礎知識

「そろそろ施設を考えた方がいいのかな…」と思い始めたとき、インターネットで検索してみたら、聞き慣れない言葉が次々と出てきた——そんな経験はありませんか?

特別養護老人ホーム、グループホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、通所介護…。種類が多すぎて、どれが親に合っているのか、どれが現実的な費用で使えるのか、まったく整理できないまま時間だけが過ぎていく。そういうご家族の声を、私は施設長として毎日のように耳にしています。

はじめまして。埼玉県加須市にある「リハスタジオプラス」施設長の渡邊 隆浩(わたなべ たかひろ)と申します。私は毎日、ご利用者様の「今日も来られてよかった」という笑顔のために働いています。そして、その笑顔の裏には必ず、「どの施設を選べばよかったのかわからなかった」と悩んだご家族の歴史があります。今日は、そのご家族の迷いを少しでも解消するために、介護施設の7つの種類と費用相場を、現場の言葉でお伝えしたいと思います。

📋 この記事でわかること

  1. 介護施設の7種類の違いと、それぞれに向いている方の特徴
  2. 各施設の月額費用の目安と、介護保険でどこまでカバーできるか
  3. 「施設に入れたくない」という親の気持ちを大切にしながら在宅生活を続ける方法
  4. 加須市で相談できる、介護×住まいのワンストップ窓口について

こんな方におすすめ

  • ✅ 親の介護施設を検討し始めたばかりで、種類の違いがよくわからない方
  • ✅ 費用がどのくらいかかるか不安で、なかなか動けずにいる50〜60代の子世代の方
  • ✅ 「施設には入りたくない」と言う親のために、在宅継続の選択肢を探している方
  • ✅ 加須市やその周辺で、信頼できる介護の相談先を探している方
  • ✅ 退院後の受け入れ先を急いで探しているご家族の方
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介護施設の7種類、何がどう違うのか

まず大前提として、「介護施設」という言葉には「住む場所(入居型)」と「通う場所(通所型)」の2種類があります。この区別を知るだけで、頭の中がかなりすっきりします。

【入居型】自宅を離れて暮らす施設

① 特別養護老人ホーム(特養)
原則として要介護3以上の方が対象。公的施設なので費用が比較的安く、月額費用の目安は5〜15万円程度。ただし、入居待ちが数年に及ぶケースも多く、「今すぐ入れる」施設ではありません。

② 介護老人保健施設(老健)
病院と自宅の「中継地点」的な位置づけで、在宅復帰を目標としたリハビリを提供する施設です。入院後の退院先として選ばれることが多く、月額費用の目安は8〜18万円程度。入居期間は3〜6か月が目安で、長期入居はできません。

③ 有料老人ホーム(介護付き・住宅型)
民間運営で設備やサービスの幅が広く、比較的早めに入居できます。費用は施設によって幅が大きく、月額15〜40万円以上になることも。入居時の「入居一時金」が数十万〜数百万円かかるケースもあります。

④ グループホーム(認知症対応型共同生活介護)
認知症と診断されており、要支援2以上の方が対象。少人数(5〜9人)で生活するアットホームな環境が特徴で、月額費用の目安は15〜25万円程度。加須市のような地域密着型エリアでは、住み慣れた地域内で入居できるメリットがあります。

⑤ サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
「施設」というより「賃貸住宅」に近い位置づけで、見守りと生活相談が基本サービス。自立〜軽度の方に向いており、家賃+サービス費で月額10〜25万円程度。追加介護サービスを外部から組み合わせる必要があります。

【通所型・在宅型】自宅に住みながら使う介護サービス

⑥ 通所介護(デイサービス)
自宅から送迎車で通う日帰りのサービスです。入浴・食事・リハビリ・レクリエーションなどを提供します。要支援1〜要介護5まで幅広く対応でき、介護保険を使った自己負担は1〜3割。「施設に入る」ことへの心理的ハードルが低く、「家で暮らし続けたい」という方に最も合っています。

⑦ 小規模多機能型居宅介護・その他訪問系サービス
「通い」「泊まり」「訪問」を組み合わせた柔軟なサービスです。住み慣れた家での生活を最優先しながら、状況に応じてサポートを調整できます。月額費用は要介護度によりますが、介護保険内でおおむね2〜10万円程度の自己負担で利用可能です。

✓ ここまでのポイント

  • 介護施設には「住む場所」と「通う場所」の2種類があり、まずここを整理することが大切
  • 特養は費用が安いが入居待ちが長く、有料老人ホームは早く入れるが費用が高め
  • 「家にいたい」という親の気持ちを尊重するなら、デイサービスなど在宅型から始めるのが現実的

渡邊施設長が毎朝、施設で考えていること

私が施設長を務めるリハスタジオプラスは、1日型のデイサービスです。毎朝、送迎車が出発する前に、私は一人ひとりのご利用者様の顔を思い浮かべます。「今日はどんな顔で来られるだろう」「この方は昨日、調子はどうだったかな」。

たとえば、ご自宅では奥様一人で入浴介助をされている方がいらっしゃいます。83歳の旦那様で、脳梗塞の後遺症で片側に麻痺があります。奥様ご自身も70代で、毎日の介助が体の限界に近づいていました。でも「施設には入れたくない。家にいてほしい」という気持ちは、旦那様も奥様も同じでした。

そのご家族が選んでくださったのが、当施設での週3回の入浴介助と、並行して行った自宅浴室のバリアフリー改修でした。今では旦那様が「プラスのお風呂が一番楽しみ」とおっしゃってくださっています。

「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」

リハスタジオプラス ご利用者様

こういった声を聞くたびに、「施設のカテゴリ」よりも「この方の生活に何が必要か」を起点に考えることが、本当に大切だと感じます。

「介護施設を7種類の中から選ぶ、というよりも、その方の暮らしを起点に考えたとき、どのサービスが一番フィットするかを一緒に探す——それが私たちの役割だと思っています。」

渡邊 隆浩(リハスタジオプラス 施設長)

「親を施設に入れたくない」その気持ちに寄り添うために

ご家族から相談を受けていて一番多いのが、「本人が施設を嫌がっている」という状況です。「老人扱いされたくない」「知らない人ばかりで怖い」「自分の家から離れたくない」——これはわがままでも何でもなく、人として自然な気持ちです。

そういった方に私たちがよくご提案するのが、まず「半日だけ体験してみませんか」というアプローチです。リハスタジオ花咲(半日型・リハ特化)に体験利用で来ていただき、「思ったよりずっと楽しかった」と感じてもらえることが多くあります。

さらに、花咲では月2回の外出レクリエーション「チャレンジクラス」を実施しています。盆栽美術館、秩父34観音霊場巡り、いちご狩り、深大寺・神代植物公園など、現役時代には行けなかった場所に10人規模のスタッフと一緒に出かけます。「デイサービスに行く」ではなく「楽しいお出かけがある」に変わった瞬間、親御さんの表情が変わるのを何度も見てきました。

「生きがい活動という毎月2回のイベントが楽しみ。10人規模のスタッフと一緒に回るので安心」

リハスタジオ花咲 ご利用者様

「今だからできる新しいチャレンジ」——私たちが大切にしているこの言葉は、80代のご利用者様にこそ響くものだと思っています。

加須市で使える介護サービスの選び方と、費用の現実

加須市は人口約112,000人、高齢化率が31.5%と全国平均を上回る高齢化先進地域です。3.3人に1人が65歳以上、7.3人に1人が75歳以上という状況で、地域密着型の介護サービスの需要は年々高まっています。

費用について正直にお伝えすると、入居型施設に比べて通所介護(デイサービス)は圧倒的に費用を抑えられます。介護保険を使った自己負担は1〜3割で、たとえば要介護2の方が週3回デイサービスを利用した場合、月々の自己負担はおおむね1〜3万円程度が目安です(食費・日常生活費は別途)。

さらに、自宅のバリアフリー改修については介護保険の住宅改修費20万円枠(自己負担1〜3割)が活用できます。手すり設置・段差解消・引き戸化・浴室改修など、転倒リスクを下げる工事に使えるこの制度、実は申請手続きが複雑でケアマネジャーの意見書も必要です。私たちホープシードでは、介護保険の申請代行からケアマネジャーとの調整まで、一括してサポートしています。

「どこに相談すればいい?」が解決する、ワンストップの仕組み

介護に直面したご家族が最も消耗するのは、「どこに何を相談すればいいかわからない」という状態です。ケアマネジャー、市役所、改修業者、不動産業者、銀行——それぞれに連絡して、それぞれに同じ説明をして、それぞれの返事を待つ。仕事をしながらの遠距離介護では、これだけで限界になってしまいます。

株式会社ホープシードは、介護(デイサービス2拠点)、建設・リフォーム(建設業許可:埼玉県知事(般-29)第71135号)、不動産(宅地建物取引業許可:埼玉県知事(1)第23447号)を一社で対応できるグループです。代表の伊澤雄馬が掲げる「少子高齢化と孤独死をなくしたい」という理念のもと、ご利用者様の介護状態の変化に応じて、住まいの改修から看取り後の実家の相続・売却まで、同じ窓口でご相談いただける体制を整えています。

親御さんが退院後、自宅に戻るための手すり設置を2〜4週間以内に完了させた実績もあります。「退院日が決まったが、改修が間に合わない」というご相談も、ぜひ早めにお声がけください。

まとめ:「どの施設か」より「どう暮らし続けるか」を起点に

7種類の介護施設を一覧で並べると、まるで商品カタログのようになってしまいます。でも私が毎朝、利用者様の顔を思い浮かべながら感じるのは、「この方にとって一番大切なのは、住み慣れた家で、家族と笑って過ごせる時間が少しでも長く続くこと」だということです。

施設の種類や費用を調べることは大切です。でも、その前にまず「この方はどんな暮らしを続けたいのか」を起点に考えてみてください。そこから逆算したとき、どのサービスが必要かが自然と見えてきます。

加須市で「デイサービスを一度試してみたい」「自宅のバリアフリー改修の費用が知りたい」「退院後の受け入れ先を急いで探している」——どんなことでも、まずお話しだけでも聞かせてください。私たちは同じ目線で、一緒に考えます。

お電話でのご相談は 0480-53-7143(受付時間:月〜土 8:30〜18:00、祝日 9:00〜18:00)まで。メールでのお問い合わせは お問合せ フォームよりお気軽にどうぞ。

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