先日、加須市内にお住まいの70代の女性からご相談の電話をいただきました。
「主人が脳梗塞で倒れてから2年が経ちます。今はなんとか自宅で二人暮らしを続けていますが、お風呂だけはどうしても私一人では無理で……。先日もバランスを崩しそうになって、ヒヤッとしました」
声のトーンに、長い間一人で抱えてきた疲れがにじんでいました。こうした場面に、私たちは日々向き合っています。
リハスタジオプラス施設長の渡邊隆浩は、「ご利用者様が喜んでいる姿を見ることにやりがいを感じる」と言います。ただ、その喜びはご本人だけのものではありません。「ご家族が少しだけ肩の力を抜ける瞬間をつくること」が、渡邊が日々心がけている「ご家族との約束」です。
📋 この記事でわかること
- 老老介護で入浴介助が限界を迎えるとき、何が起きているのか
- 1日型デイサービスの入浴支援が「在宅継続」にどう繋がるのか
- 自宅浴室のバリアフリー改修と組み合わせた「二段構え」の具体的な考え方
- リハスタジオプラスが実際にご利用者様・ご家族に提供しているもの
こんな方におすすめ
- ✅ 84歳前後の配偶者の入浴介助が体力的に限界に近い方
- ✅ 脳梗塞後遺症や大腿骨骨折後の在宅復帰を検討しているご家族
- ✅ 自宅の浴室・段差の安全対策を急ぎたい加須市内の方
- ✅ デイサービスと住宅改修をまとめて相談できる窓口を探している方
- ✅ 「施設には入りたくない」という本人の意向を尊重したい家族

「もう一度、自分でお風呂に入りたい」——その声を受け止めることから始まる
脳梗塞の後遺症で歩行が困難になった方にとって、入浴は日常生活の中で最もリスクの高い場面のひとつです。浴槽をまたぐ動作、濡れた床に足をつく瞬間、洗い場での体を支えるバランス——これらすべてが、転倒につながる可能性を持っています。
一方、配偶者である妻の側にも限界があります。70代後半の女性が、体重のある夫を支えながら浴室で介助することは、体力的に非常に過酷です。「転んだら、私も一緒に倒れてしまうかもしれない」という恐怖を感じながら毎回介助されているご家族は、加須市内にも決して少なくありません。
その結果、入浴の頻度が週1〜2回に減り、さらには「お風呂を諦める日」が増えていく。清潔さが保ちにくくなることで、皮膚トラブルや感染リスクが高まり、何より「自分は人に迷惑をかけているだけだ」という気持ちがご本人を蝕んでいく——この悪循環を、私たちは何度も目にしてきました。
「介護の現場でいちばん大切にしているのは、ご利用者様が『今日も来てよかった』と思えること。そして、送り出したご家族が『今日一日、少し楽になれた』と感じられること。その両方がそろって初めて、在宅生活は続けられると思っています」
渡邊 隆浩(リハスタジオプラス 施設長)
週3回の入浴介助が「在宅継続」の土台をつくる
リハスタジオプラスは、要支援1から要介護5まで対応する1日型のデイサービスです。加須市内の地域密着型通所介護事業所として、朝から夕方まで安心してお過ごしいただける環境を整えています。
プラスでは、天然ミネラル岩塩入りの浴槽をご用意しています。湯ざわりがやわらかく、温まりやすいのが特徴で、ご利用者様からは
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」
リハスタジオプラス ご利用者様
というお声をいただいています。
週3回以上のご利用で入浴介助を確保することには、複数の意味があります。まず、ご本人の清潔さと皮膚の健康を保てること。次に、温浴効果で体がほぐれ、筋緊張の緩和や血行促進につながること。そして何より、「今日もお風呂に入れた」という達成感がご本人の自信と生きがいを支えます。
また、ご自宅での入浴が減ることで、配偶者の介助負担が直接的に軽くなります。週3回の利用であれば、妻が一人で介助しなければならない場面は大幅に減り、「毎回が綱渡り」だった日常が変わります。
渡邊施設長が「アットホームな日々」と表現するように、プラスでの時間はリハビリだけにとどまりません。手作りの昼食、クロスワードや麻雀などの頭を使うゲーム、そして——
「公園の季節の花を見に行く事ができ、日課だった散歩ができるのは嬉しい」
リハスタジオプラス ご利用者様
——こうした声に表れているように、「施設に来る」ことが外出の喜びにも重なっています。脳梗塞後、自宅にこもりがちになっていた方が「今日も行ってくる」と玄関を出る日常は、ご本人にとっても、見送るご家族にとっても、小さくない変化です。
✓ ここまでのポイント
- 入浴介助の限界放置は、転倒リスクと生活の質低下の両方を招く
- 週3回以上のデイ利用で入浴を確保することが、在宅継続の土台になる
- プラスでの時間は介助の代替だけでなく、ご本人の「喜び」の場にもなっている
「施設の入浴」と「自宅の入浴」——二段構えが安心の理由
ただ、デイサービスに行かない日も、ご自宅での生活は続きます。週3回の利用でも、週4日はご自宅で過ごす時間があります。その間の浴室の安全対策をそのままにしておくと、「デイに行く日は安心だが、それ以外の日が心配」という状況が残ってしまいます。
私たちがお勧めしているのは、デイサービスでの入浴介助と、自宅浴室のバリアフリー改修を同時並行で進める「二段構え」の考え方です。
株式会社ホープシードは、介護事業と建設業の両方を手がけています。デイサービスの現場でご利用者様の身体状況や動き方を日々把握しているからこそ、「この方の場合、浴室のどこが最も危険か」「どの向きに手すりをつければ実際に使えるか」を、現場の感覚で提案できます。
一般的なリフォーム業者が図面と仕様書だけで判断するのとは、出発点が違います。介護の動線を知っているからこそ、使われる手すりを設置できる——これが自社の強みです。
自宅浴室バリアフリー改修の進め方 STEP 1
ケアマネジャーへの相談と住宅改修の事前申請
介護保険の住宅改修費(上限20万円・自己負担1〜3割)を活用するには、工事前にケアマネジャーの意見書と市への事前申請が必要です。まずはご担当のケアマネジャーへご相談ください。
⚠️ 工事を先に始めてしまうと保険が適用されない場合があります。必ず事前申請を完了してから着工してください。
自宅浴室バリアフリー改修の進め方 STEP 2
現地確認と動線に基づいた改修プランの作成
浴室の段差・床の滑りやすさ・浴槽の高さ・洗い場の広さを確認し、ご本人の身体状況に合わせた手すりの位置・スロープの有無・引き戸化などを提案します。
⚠️ カタログだけで手すりの位置を決めると「実際には使いにくい」ケースが多くあります。現地で実際に動作を確認しながらプランを詰めることが重要です。
自宅浴室バリアフリー改修の進め方 STEP 3
施工・完了後のフォロー
自社施工のため、工事の品質管理を一貫して行えます。施工完了後も、デイサービスのご利用を通じてご本人の状態変化を把握し、追加の改修が必要な場合は継続的にご相談に対応します。
⚠️ 一度改修したら終わりではなく、状態の変化に応じた見直しが在宅生活を長く支えるポイントになります。
「ご家族との約束」——渡邊施設長が守りたいもの
渡邊施設長がよく口にする言葉があります。「ご利用者様をお預かりするとき、私たちはそのご家族と約束をしている」と。
送り出してくださったご家族が安心して仕事に行けること、少し休めること、その間にご本人が笑顔でいられること——それを守ることが、施設長としての責任だと渡邊は語ります。
「『行ってらっしゃい』と送り出した奥様が、夕方迎えに来たとき、ご主人の顔を見て『今日もよかった』と思ってくれる。その繰り返しが、在宅生活を続ける力になると思っています。私たちにできることは、その一日一日を丁寧に積み重ねることだけです」
渡邊 隆浩(リハスタジオプラス 施設長)
加須市の高齢化率は31.5%と全国平均を上回り、3.3人に1人が65歳以上という地域です。老老介護の現実は、決して遠い話ではありません。だからこそ、私たちは「介護」と「住まい」の両方から、同じご家族を支える体制を作ってきました。
業界経験21年の代表・伊澤幸子が掲げる「少子高齢化と孤独死をなくしたい」という思いは、スタッフ一人ひとりの日々の仕事の中に根付いています。デイサービスでご利用者様と向き合う渡邊施設長の姿も、その表れのひとつです。
まずは一本のご相談から——「二段構えの安心」を一緒に考えます
「夫の入浴介助がもう限界で」「退院後に自宅で受け入れる準備ができていない」「デイサービスと自宅改修を一緒に相談したい」——どんな段階のご相談でも構いません。
リハスタジオプラスでは体験利用を受け付けています。実際に施設の雰囲気を見ていただき、スタッフと話していただくことが、一番の安心につながると考えています。
自宅の浴室改修については、介護保険の住宅改修費(上限20万円・自己負担1〜3割)の申請手続きも含めてサポートします。ケアマネジャーとの調整が必要な場合も、一緒に考えます。
加須市を中心に、地域に根ざして活動してきた私たちだからこそ、マニュアルではなく「その方のご家庭に合った形」でご提案できます。
お電話でもウェブからでも、気兼ねなくご連絡ください。
📞 お電話でのご相談:0480-53-7288(受付時間:月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)
💬 ウェブからのお問合せ:お問合せ(24時間受付)
株式会社ホープシード・リハスタジオプラスのスタッフ一同、ご連絡をお待ちしております。