C1介護の基礎知識

78. 「要介護度が下がった」場合のサービス変更手続きと注意点

「先生から『要介護度が下がりましたよ』と言われた。それって、よかったこと……なんですよね?」

認定結果の通知を手にしながら、そう言葉を詰まらせるご家族様が少なくありません。介護度が下がることは、本来はご利用者様が元気を取り戻したサインです。でも同時に、「今まで使えていたサービスが減るの?」「費用はどう変わるの?」「手続きは何から始めればいいの?」と、不安が次々と頭をよぎる瞬間でもあります。

この記事では、要介護度が下がった場合に必要な手続きを、5つのステップに沿って具体的に整理します。手続きを後回しにしてしまうと、思わぬ追加費用が発生したり、必要なサービスが途切れてしまったりするリスクがあります。ぜひ最後まで読んで、「次にやること」を明確にしてください。

📋 この記事でわかること

  1. 要介護度が下がったときに最初に確認すべきこと
  2. ケアプラン変更・サービス量調整の手続きの流れ(5ステップ)
  3. 住宅改修や福祉用具のレンタル継続への影響と注意点
  4. 介護度変更後に「実家の今後」まで相談できる窓口の選び方

こんな方におすすめ

  • ✅ 親の要介護認定の区分変更結果が届いて、次の手続きを知りたい方
  • ✅ デイサービスの利用回数や費用が変わるのか心配なご家族様
  • ✅ 住宅改修の補助枠や福祉用具レンタルへの影響を確認したい方
  • ✅ ケアプランの変更手続きを、働きながら遠距離で進めなければならない方
  • ✅ 介護度が下がった後の生活環境の整え方を具体的に知りたい方
78. 「要介護度が下がった」場合のサービス変更手続きと注意点 | 株式会社ホープシード

「介護度が下がる」ことの意味を正しく理解する

要介護認定の区分は、要支援1・2から要介護1〜5まで7段階に分かれています。区分が下がる(例:要介護2→要介護1、要介護1→要支援2)ということは、心身の状態が改善したか、認定調査のタイミングで状態が安定していたと判断されたことを意味します。

ただし、「介護度が下がる=サービスが不要になる」ではありません。利用できるサービスの限度額が変わるため、同じ量のサービスを継続すると自己負担が増えるケースがあります。また、要介護1以下に下がった場合、これまで利用できた一部の福祉用具レンタル品目が対象外になることもあります。まず「何がどう変わるか」を確認することが最初の一歩です。

加須市の介護保険サービス利用限度額(要支援1から要介護5まで)もあわせて確認しておくと、区分変更後の費用感がつかみやすくなります。

5つのステップで進める手続きの流れ

認定結果が届いてから実際にサービスが変わるまでには、いくつかの確認と手続きが必要です。焦らず、順番に進めていきましょう。

手続き STEP 1

認定結果の確認とケアマネージャーへの連絡

認定結果通知書が届いたら、まず担当のケアマネージャーに電話かメールで連絡します。ケアマネージャーは、新しい区分に合わせてケアプランを見直す義務があります。この連絡を後回しにすると、旧区分のままサービスが継続され、限度額オーバー分が全額自己負担になる場合があります。

⚠️ 認定の有効期間が終わる前に更新申請をしていた場合、結果が届くまでの「暫定期間」にサービスを継続していることがあります。区分変更の結果によっては、暫定期間分の費用が遡って調整されることがあるため、必ずケアマネージャーに確認してください。

手続き STEP 2

新しいケアプランの作成・説明を受ける

ケアマネージャーが新区分に基づいたケアプランを作成します。ご本人・ご家族様とのサービス担当者会議(場合によってはオンラインや電話対応)を経て、計画書に署名・押印します。ケアプランを変更したいときの手順と注意点も参考に、変更後の内容をしっかり確認しましょう。

⚠️ 新しいケアプランに署名する前に、利用するサービスの種類・回数・費用の目安を必ず書面で確認してください。口頭の説明だけで進めると、後から「聞いていなかった」というトラブルにつながることがあります。

手続き STEP 3

デイサービス・訪問介護などの利用計画を各事業所と調整する

ケアプランが変わると、デイサービスの利用日数や訪問介護の時間数が変更になります。各事業所に新しい計画書が届き次第、個別の利用契約が更新されます。このタイミングで、「今のサービス量で本当に生活が維持できるか」を改めてご家族様とも話し合っておくことが大切です。

⚠️ 要介護度が下がっても、ご本人の生活環境(段差の多い自宅、一人暮らしなど)は変わりません。サービス量を減らしすぎると転倒や生活の質の低下につながるため、ケアマネージャーと慎重に判断してください。

手続き STEP 4

福祉用具レンタルの見直し

要介護度によってレンタルできる福祉用具の種類が異なります。たとえば、要支援・要介護1の方は原則として「自動排泄処理装置」「特殊寝台(介護ベッド)」などの重度向け用具が給付対象外となります(厚生労働省の介護保険制度に基づく)。福祉用具専門相談員から連絡が来るはずですが、来ない場合はこちらから確認してください。

⚠️ レンタル品目が対象外になった場合、継続して使用するには全額自費になります。本当に必要かどうか、ケアマネージャーと相談の上で判断しましょう。

手続き STEP 5

住宅改修・バリアフリー工事の状況を確認する

介護保険の住宅改修費(1人につき上限20万円の給付枠)は、要介護度に関係なく同一の枠が適用されます。ただし、「要介護度が3段階以上上がった場合」に限り、リセットして再度20万円の枠が使えるルールがあります。今回のように「下がった場合」は枠のリセットはありませんが、未使用の枠が残っているかどうかを確認しておく良い機会です。

⚠️ 住宅改修は、工事前にケアマネージャーを通じて市区町村へ事前申請が必要です。工事後の申請では給付を受けられないため、必ず着工前に手続きを完了してください。

✓ ここまでのポイント

  • 介護度が下がると利用限度額が変わるため、まずケアマネージャーへの連絡が最優先。
  • デイサービスや訪問介護の利用量は、新ケアプランをもとに各事業所と改めて調整が必要。
  • 福祉用具レンタルの対象品目が変わる可能性があるため、専門相談員への確認も忘れずに。

ケアプランの変更手順を読んで、「自分の親のケースでは何から動けばいいのか」が具体的に見えてきた方もいるはずです。ただ、新しい区分での費用シミュレーションや、住宅改修の残枠確認は、記事を読んだだけでは判断しにくい部分が残ります。加須市内で介護と住まいの両面から状況を整理するご相談をお受けしています。

介護度変更後のサービス・住まいの見直しを相談する

リハスタジオプラスで「元気を維持する」仕組み

介護度が下がった後こそ、「現状を維持する・さらに元気になる」ための継続的なサポートが重要です。ホープシードが運営する1日型デイサービス「リハスタジオプラス」では、要支援1から要介護5まで幅広い方が、それぞれのペースでリハビリや生活の楽しみを見つけています。

「クロスワードや麻雀など頭を使ったゲームが盛り沢山。一人暮らしの私にとっては憩いの場」

リハスタジオプラス ご利用者様

身体を動かすリハビリだけでなく、頭を使う活動・人とのつながりが、介護度を下げるきっかけになることも少なくありません。一人暮らしの方が「憩いの場」と表現してくださるような温かい雰囲気の中で、ICカード管理の個別マシン訓練やレッドコード・足浴など、ご利用者様一人ひとりに合ったプログラムを提供しています。

「デイサービスでの機能訓練が、自宅生活の継続につながっているケースを毎日目の当たりにしています。介護度が下がったあとの『維持期』こそ、私たちが最も力を入れたい時期です。」

伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)

デイサービスで提供できるサービスの範囲については、介護保険外サービスとして利用できる自費メニューの記事も参考にしてみてください。

介護度変更後に「実家の今後」も視野に入れておく

要介護度が下がってご本人が元気を取り戻す一方で、ご家族様の頭の片隅に浮かびやすいのが「もし今後、自宅での生活が難しくなったら?」「親が亡くなった後の実家はどうなる?」という問いです。

加須市内で長年、介護事業と建設・不動産事業を一体で運営してきた私たちには、「デイサービスに通い始めた頃から関わり、数年後に住宅改修を行い、ご本人が亡くなられた後に実家の売却相談まで受けた」というご家族様の事例が実際にあります。

解体費用・売却・建替えのどれが正解かは、建物の状態・相続の状況・ご兄弟の意向によってまったく異なります。「信頼できる業者をゼロから探す気力がない」というご家族様の声を何度も聞いてきたからこそ、介護のご相談と並行して住まいの今後についても、同じ窓口で話ができる体制を整えています。

遠方にお住まいで平日に動けないご家族様には、ICT・見守りサービスと介護連携の情報もあわせてご活用ください。

まとめ:「介護度が下がった」は、次の準備を始めるタイミング

要介護度が下がったとき、最初にやるべきことは5つのステップに整理できます。

  1. 認定結果が届いたら、まずケアマネージャーへ連絡する
  2. 新しいケアプランの内容を書面で確認・署名する
  3. デイサービス等の利用計画を各事業所と調整する
  4. 福祉用具レンタルの対象品目を専門相談員に確認する
  5. 住宅改修の残枠と今後の工事計画を確認する

元気を取り戻したこの時期に、住まいの安全対策を見直しておくことが、次の転倒事故や介護度悪化を防ぐ最善の手です。介護の手続きから住宅改修・実家の今後まで、一つの窓口でご相談いただけます。

まずはお電話からお気軽にどうぞ。
📞 0480-53-7288(受付:月〜土 8:30〜18:00)

「介護度が下がったはいいけれど、デイサービスの回数・費用・実家の今後まで、誰に何を聞けばいいか分からない」——そのモヤモヤを一度に整理できる窓口が、ホープシードへのお問合せです。介護の手続きから住宅改修・不動産相談まで、同じ担当者が一貫して対応します。

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