「転倒して骨折した高齢者のうち、約40%がその後1年以内に歩行能力を大きく低下させる」というデータをご存知でしょうか。(※厚生労働省「高齢者の骨折と要介護化に関する調査」より)驚くのは、多くのケースで「転倒そのものより、その後の活動量の低下が廃用を加速させる」という事実です。裏を返せば、まだ自分の足で動けているうちにリハビリや機能訓練を始めることが、「いつまでも自分の家で暮らし続ける」ことへの最短ルートになります。
📋 この記事でわかること
- 「歩けなくなる前」に機能訓練を始めることが大切な理由
- リハスタジオ花咲の機能訓練で実際に使っているプログラム・機器の中身
- 機能訓練に留まらない「生きがい活動」チャレンジクラスで広がる新しい体験
- 介護保険を使ったデイサービス利用の始め方・費用感
こんな方におすすめ
- ✅ 親が「まだ元気だから」とデイサービスを断っているご家族の方
- ✅ 「運動しなきゃ」とは思いつつ、一人ではなかなか続けられないご本人
- ✅ 転倒が心配だが、何から始めたらよいか分からない方
- ✅ リハビリだけでなく「楽しみ」や「生きがい」も一緒に探したい方
- ✅ 加須市内でリハビリ特化型デイサービスを探しているご家族・ケアマネージャー様

「まだ大丈夫」が一番危ない ― 廃用症候群という静かなリスク
「うちの親はまだ自分で歩けているから、デイサービスはまだ早い」。そう思っていらっしゃるご家族は少なくありません。でも実はこの「まだ大丈夫」という段階こそ、身体機能を守るための黄金期間です。
医学的には、高齢者が1週間ほど安静・不活動の状態が続くだけで、筋力が最大10〜15%低下すると言われています。この「使わないから弱くなる」という悪循環が廃用症候群です。一度失った筋力を同じ年齢・体力で取り戻すには、失った期間の数倍の時間がかかる。だから「転ぶ前」「入院する前」に動き始めることが、本当の意味での予防になるのです。
転倒を防ぐために自宅でできる運動についてはこちらの記事で理学療法士が解説していますが、自宅での運動はどうしても「続かない」という壁にぶつかりがちです。週2回でも外に出て、専門的なプログラムの中で身体を動かす習慣が、その壁を乗り越える鍵になります。
「私が21年間介護と建設の現場に関わってきて、いつも感じることがあります。転んでしまってから慌ててリフォームの相談に来られる方がとても多い。でも本当は、まだ元気なうちに環境を整えて、体も鍛えておくことが、その方の"自宅で暮らし続けたい"という願いを長く叶える近道なんです。」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
リハスタジオ花咲が使う「素材」 ― 機能訓練プログラムの中身
料理の味が素材で決まるように、リハビリの質も「何を使って、どう動かすか」で大きく変わります。リハスタジオ花咲(加須市)では、ご利用者様お一人おひとりの身体状況に合わせた複数のプログラムを組み合わせて提供しています。
機能訓練 STEP 1
ICカード管理の個別マシン訓練
ご利用者様ごとにICカードが発行され、マシンにかざすだけでその方に合った負荷が自動設定されます。「隣の人と同じメニュー」ではなく、個人の筋力・体力に合わせた訓練ができるのが特長です。担当スタッフが定期的に評価を行い、少しずつ負荷を上げていくことで「達成感」と「安全」を両立しています。
⚠️ マシン任せにするだけでは本当の機能訓練とは言えません。スタッフが動作を確認しながら一緒に行うことで、代償動作(弱い部位をかばう動き)を防ぎ、ケガのリスクを下げます。
機能訓練 STEP 2
レッドコード・ヨガ要素のストレッチ・トランポリン
天井から吊り下げられたロープ(レッドコード)を使ったトレーニングは、バランス感覚・体幹・柔軟性を同時に鍛えられる優れものです。ヨガのストレッチ要素を取り入れることで、筋肉の緊張をほぐしながらしなやかさも養います。さらに小型トランポリンを使った軽い弾む動作は、骨密度の維持や関節への刺激としても注目されている運動法です。「楽しくないと続かない」という当たり前の事実を大切に、明るく賑やかな雰囲気の中で行っています。
⚠️ トランポリンは転倒リスクがゼロではないため、必ずスタッフが側で見守る体制で行います。ご利用者様の体調やバランス能力を毎回確認した上でメニューを調整します。
機能訓練 STEP 3
足浴でほぐし、脳トレで締める
運動の後は足湯でリラックス。血行を促しながら身体の疲れをほぐす時間は、ご利用者様から「ほっこりした気持ちになれる」と好評です。さらにクロスワードや麻雀などの頭を使うゲームを組み合わせることで、脳への刺激も同時に届けます。身体と頭を両方動かすプログラム構成が、リハスタジオ花咲の機能訓練の核心です。
⚠️ 足浴の温度・時間は個人の健康状態に応じて調整します。糖尿病などで末梢神経に影響がある方は、スタッフが必ず温度確認を行います。
✓ ここまでのポイント
- 「まだ元気なうち」に機能訓練を始めることが、廃用症候群を防ぐ最も効果的な手段
- リハスタジオ花咲では、ICカード管理マシン・レッドコード・トランポリン・足浴・脳トレを組み合わせた個別対応プログラムを提供
- スタッフが動作を確認しながら行うことで安全と効果を両立している
機能訓練の中身は分かった、でも「うちの親の状態でも通えるのか」「どんな雰囲気か」がまだ分からない、という段階にいる方は多いと思います。リハスタジオ花咲の個別プログラムや外出レクの詳細について、実際の状況をお伝えしながら確認できます。電話・フォームどちらでも受け付けています。
「機能訓練で元気になりました!運動による大切さを知れた」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
この言葉が、すべてを表していると感じています。「元気になった」ではなく「大切さを知れた」という表現に、身体が変わるだけでなく意識が変わった喜びが滲んでいます。デイサービスでのリハビリと病院でのリハビリの違いについてはこちらで詳しく解説していますが、デイサービスの機能訓練は「生活の中に溶け込む継続的なリハビリ」として、病院での集中リハビリとは異なる役割を担っています。
機能訓練は「手段」 ― 本当の目的は「やりたいこと」を取り戻すこと
足腰が強くなることは大切です。でもその先に何があるか、ということを私たちはとても大切に考えています。
子育てに追われて行けなかった場所、仕事が忙しくて諦めた体験、「いつかまた行きたい」と思いながら月日が過ぎてしまった記憶。70代・80代のご利用者様とお話ししていると、そんな思いを心の奥にしまったまま過ごしてきた方が本当に多いと感じます。
リハスタジオ花咲では、身体機能を取り戻すだけで終わらない「生きがい活動」として、チャレンジクラス(月2回の外出レクリエーション)を実施しています。
これまで訪れた場所の例:
- 🌸 大宮盆栽美術館(埼玉県さいたま市)
- ⛩️ 武蔵一宮氷川神社
- 🗻 秩父34観音霊場巡り(埼玉県秩父市)
- 🌿 神代植物公園・深大寺(東京都調布市)
- 🍓 いちご狩り農園
- 🌼 菖蒲グリーンセンター(久喜市)
- 🍱 学校給食歴史館
- 🌷 春のミモザまつり
「10人規模のスタッフと一緒に回るので安心」というご利用者様の声が物語るように、十分な人員体制で外出するため、歩行に不安がある方も安心して参加いただけます。普段のデイサービスでは出会えない「非日常」の体験が、心を揺り動かし、身体を動かす意欲にもつながっています。
「生きがい活動という毎月2回のイベントが楽しみ。10人規模のスタッフと一緒に回るので安心」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
「まだ私には未来がある」という感覚を持ち続けることが、認知機能の維持にも、意欲の持続にも、深く関わっています。機能訓練で足腰を鍛え、チャレンジクラスで行きたい場所に行く。この二つがセットになっていることが、リハスタジオ花咲の最大の特長だと思っています。
「介護保険を使えばいい」と頭では分かっていても ― 始め方・費用の整理
「デイサービスを利用したいけれど、どこから手をつければいいか分からない」というご相談は、ご家族様からとても多くいただきます。まず大切なのは要介護認定の申請です。要介護認定の申請からデイサービス利用開始までの流れについては別記事で詳しくまとめていますが、申請から認定まで約30日が目安です。
リハスタジオ花咲は要支援1〜要介護3の方を対象とした半日型のリハビリ特化型デイサービスです。費用については介護度・利用頻度によって異なりますが、介護保険の自己負担は1〜3割のため、多くの方が月数千円〜数万円の範囲でご利用いただいています。
加須市は人口約112,000人のうち高齢化率が31.5%と全国平均を上回っており、3.3人に1人が65歳以上という地域です。「近所にそういう施設があるとは知らなかった」という声もよくいただきます。地域密着型通所介護事業者として加須市内のご利用者様のみを対象としているため、顔が見える関係でのサポートが可能です。
なお、身体機能の低下が進み、より手厚いケアが必要になった場合は、姉妹施設の「リハスタジオプラス」(1日型・要支援1〜要介護5対応)への移行もスムーズに対応できます。ご利用者様の状態が変わっても、同じグループの中で継続的に支えられる体制があることは、ご家族様にとっても安心材料の一つになっています。
まとめ:「まだ歩ける」今が、一番動き始めやすいとき
「歩けなくなる前に」という言葉は、脅しではありません。動けるうちにこそ、選択肢が広い。行きたい場所に行ける。会いたい人に会いに行ける。その「できる」を長く守るための機能訓練です。
リハスタジオ花咲では、ICカード管理の個別マシン訓練・レッドコード・トランポリン・足浴・脳トレを組み合わせた機能訓練に加え、盆栽美術館や秩父34観音巡りなど県外を含む外出レクリエーション「チャレンジクラス」で、ご利用者様の「まだやりたいことがある」という気持ちを全力で応援しています。
「うちの親はまだ大丈夫」と思っていたご家族が、見学に来てはじめて「もっと早く連れてきてあげればよかった」とおっしゃることが少なくありません。まずは一度、お話しだけでも聞いていただければ嬉しいです。
お電話でのご相談は 0480-53-7288(受付時間:月〜土 8:30〜18:00)までお気軽にどうぞ。
「歩けなくなる前に動き始める」ことが大切だと分かっていても、最初の一歩は思った以上に重いものです。「見学だけでも」「要介護認定がまだ取れていない」という状況でも相談を受け付けています。加須市の地域密着型施設として、ご本人・ご家族様の状況に合わせてお答えします。