「介護保険でリフォームできる、って聞いたけど……どこに連絡すればいいの?」
親御さんが退院することになり、急いで自宅の手すりをつけなければならないのに、役所に電話してみても、ケアマネに相談しても、「まず申請が必要で……」と話が長くなるばかり。気づいたら退院日まで2週間しかない、なんていう状況に追い込まれた方も少なくないのではないでしょうか。
介護保険には、1人あたり最大20万円の住宅改修費を支給してもらえる制度があります。自己負担は介護度に応じて1〜3割ですから、実質14万〜19万2,000円分の工事を国が支援してくれる、とても有益な枠組みです。ところが「何に使えるか」「誰に頼めばいいか」「申請の順番を間違えるとどうなるか」を正しく把握できている家族は、思いのほか少ない。
この記事では、加須市を拠点に介護事業と建設業の両方を21年にわたって手がけてきた株式会社ホープシードが、介護保険住宅改修費の「賢い使い切り方」を、順を追って丁寧にお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 介護保険の住宅改修費20万円で「何ができるか・できないか」
- 申請を失敗しないための正しい手順(工事前が鉄則)
- 使い切るためのリフォーム優先順位の考え方
- 加須市周辺でワンストップ相談できる窓口の活用法
こんな方におすすめ
- ✅ 親の退院が決まり、自宅改修を急いでいる方
- ✅ 介護保険の住宅改修費の使い方が分からない方
- ✅ どのリフォーム業者に頼めばいいか迷っている方
- ✅ 20万円の枠を賢く使い切りたいご家族
- ✅ ケアマネや役所とのやりとりが負担に感じている方

そもそも「介護保険住宅改修費」とは?基本をおさらい
介護保険の住宅改修費とは、要支援1〜要介護5の認定を受けている方が、自宅をバリアフリー化するために使える給付金のことです。上限は同一住宅・同一人物につき生涯20万円(税込)。自己負担割合は要介護度や収入によって1〜3割に設定されています。
制度の根拠は介護保険法に基づいており、厚生労働省が対象工事の種別を定めています。給付対象となる主な工事は次の5種類です。
- ① 手すりの取り付け(廊下・トイレ・浴室・玄関・階段など)
- ② 段差の解消(玄関上がり框・室内の敷居・浴室の出入口など)
- ③ 滑り防止・移動円滑化のための床材変更
- ④ 引き戸等への扉の取り替え
- ⑤ 洋式便器等への便器の取り替え
逆に「対象外」となるのは、これらに付随しない単純な内装工事や設備交換、介護目的が明確でないリフォームです。「キッチンをきれいにしたい」「床を全面張り替えたい」は対象外となりますので、注意が必要です。
「介護現場でご利用者様の動き方を毎日見ているからこそ、どこに手すりがあれば転倒リスクが下がるか、玄関のどの段差が一番危ないかが、体感としてわかります。書類だけ見て判断する業者とは、提案の質がまったく違うんです。」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
絶対に知っておきたい「工事前申請」の鉄則
住宅改修費で最も多い失敗が、「工事を先にやってしまった」ケースです。介護保険の住宅改修費は、原則として工事着工前に申請・承認を得ることが必要です。工事が完了してから「さかのぼって申請したい」と窓口に持ち込んでも、給付が受けられないケースがほとんどです。
正しい手順をSTEP形式で確認しておきましょう。
住宅改修申請 STEP 1
ケアマネージャーへの相談・理由書の作成依頼
まず担当のケアマネージャーに「住宅改修をしたい」と相談します。ケアマネは「住宅改修が必要な理由書」を作成する役割を担っており、この書類がなければ申請が前に進みません。退院前の場合は、病院のMSW(医療ソーシャルワーカー)経由でケアマネと連絡を取ることも有効です。
⚠️ ケアマネが未定の場合は、加須市の地域包括支援センターに先に連絡しましょう。ケアマネなしで業者だけに相談しても申請が進まないのが最大の落とし穴です。
住宅改修申請 STEP 2
施工業者による事前現地確認と見積作成
業者が自宅を訪問し、どこにどんな工事が必要かを確認したうえで、工事内容・費用の見積書を作成します。この見積書も申請書類のひとつです。
⚠️ 図面や写真も申請に必要となるため、現場経験のある業者でないと書類が不備になりがちです。「介護リフォーム対応」をうたっている業者であっても、申請書類の作成経験が乏しいケースがありますので、実績を確認することをおすすめします。
住宅改修申請 STEP 3
加須市への事前申請・承認
ケアマネの理由書、業者の見積書・設計図・現状写真などをそろえて、加須市の介護保険担当窓口に事前申請します。承認が下りてはじめて工事に着工できます。
⚠️ 退院日が迫っている場合、この事前申請に数日〜1週間かかるため、早めに動くことが非常に重要です。書類に不備があると差し戻しになり、さらに時間を要します。
住宅改修申請 STEP 4
工事施工・完了報告書の提出
承認後、実際に工事を行います。完了後は「工事完了報告書」と完成写真などを提出し、審査を経て給付金が支払われます(受領委任払いの場合、利用者の自己負担分のみ業者に支払う形になります)。
⚠️ 工事途中で内容を変更すると、再度申請が必要になる場合があります。変更が生じそうな場合は必ず事前に市へ確認しましょう。
✓ ここまでのポイント
- 住宅改修費20万円は「手すり・段差解消・扉の引き戸化・便器交換」など5種が対象。内装一般工事は対象外。
- 必ず「工事前」にケアマネ経由で申請・承認を取ることが大前提。工事後の申請は原則認められない。
- 申請書類はケアマネ・業者・市の3者が連携して準備するため、早期に動き出すことが成功の鍵。
20万円枠を「使い切る」ための優先順位の考え方
20万円という上限は決して大きくありません。だからこそ「どこから手をつけるか」の優先順位が重要です。介護現場を持つ私たちが日頃から感じているのは、転倒リスクが最も高い場所から順番に手をかけるべきだということです。
一般的に優先度が高いのは次の順番です。
🏠 一般的なリフォーム業者の提案(住宅の見た目・機能から発想)
- 見栄えが良くなるキッチンや洗面台の交換を先に提案しがち
- 「介護保険が使える」という知識がない、もしくは申請サポートができない
- 利用者の実際の動作・歩行パターンを把握しないまま施工する
⭐ ホープシード(介護現場を持つ業者)の場合
- デイサービスでのご利用者様の歩き方・つかまり方を日々観察しているため、「この方にはトイレの右側に縦手すり1本」のような個別提案ができる
- ケアマネとの連携・申請書類の作成・完了報告書の提出まで一括対応
- 20万円枠の残額も把握しながら、「今は手すりと段差解消に留め、状態が変わったら浴室改修に使う」という段階的な計画を立てられる
優先度の目安は次のとおりです。
- トイレ周り:1日に複数回使用する場所。立ち座り動作での転倒が最多。縦・横の手すりで大幅にリスク低減。
- 玄関・上がり框:外出・帰宅のたびに使用。高さ15〜20cmの段差は高齢者には大きな障壁。手すり+踏み台で対応。
- 廊下・居室間の敷居段差:つまずきによる転倒の温床。簡易スロープや床材変更で解消可能。
- 浴室入口・浴槽の出入り:入浴は介護事故が最も多い場面のひとつ。浴槽手すり・すのこ・引き戸化で安全性が大幅に向上。
- 階段:両手すりへの変更で上下動の安心感が格段に増す。
「申請が複雑で動けない」を解消する、ワンストップ相談という選択
「ケアマネに相談する」「業者に見積を取る」「市役所に申請する」——それぞれ別々の相手と別々のタイミングでやりとりするのは、仕事をしながら遠距離介護をしているご家族にとって、想像以上の負担です。
株式会社ホープシードでは、介護事業(リハスタジオ花咲・リハスタジオプラス)と建設業・宅地建物取引業を同一グループで運営しています。「まずここに電話すれば、あとはつないでもらえる」という体制を作っているのは、そういった家族の負担を少しでも減らしたいという思いからです。
「クロスワードや麻雀など頭を使ったゲームが盛り沢山。一人暮らしの私にとっては憩いの場」
リハスタジオプラス ご利用者様
この言葉が示しているように、私たちのデイサービスは「預けられる場所」ではなく、ご利用者様が自分らしく過ごせる日常の延長線にあります。そこで毎日の様子を見ているスタッフが住宅改修にも関わることで、「このご利用者様の右膝が少し弱くなってきた。トイレの手すりをもう1本追加したほうがいい」という気づきが、改修提案に直結します。
介護保険の住宅改修費申請においても、ケアマネとの連絡・現地確認・市への書類提出・完了報告書の作成まで、煩雑なやりとりをできる限り当社内でまとめて対応しています。
まとめ:20万円枠を「知っているだけ」で終わらせないために
介護保険の住宅改修費20万円は、申請の順番・書類の揃え方・使う場所の優先順位を正しく理解すれば、ご自宅での転倒リスクを大幅に下げる強力な味方になります。逆に「知らないまま」「工事後に申請しようとした」では、せっかくの枠を使い切れずに終わってしまいます。
ポイントをまとめると:
- 対象工事は手すり・段差解消・滑り止め・引き戸化・便器交換の5種
- 工事前申請が絶対条件。着工後の申請は原則受け付けられない
- ケアマネ→業者→市役所の3者連携で書類を揃える
- 転倒リスクが高い場所(トイレ・玄関・廊下)から優先的に使う
- 介護現場を知る業者に依頼すると、動作実態に合った改修提案が受けられる
「急いでいるけれど、何から動けばいいかわからない」というご家族の方は、まずお気軽にご相談ください。加須市を中心に、埼玉・群馬・栃木の広いエリアで対応しております。退院日が近いケース、ケアマネとの調整が必要なケースも、これまで数多くお手伝いしてきました。電話一本で現状をお聞きし、次に何をすべきかをお伝えします。
📞 お電話でのご相談:0480-53-7288(受付時間:月〜土 8:30〜18:00、祝日 9:00〜18:00)
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株式会社ホープシード(埼玉県加須市南町6-15)は、介護×建設×不動産のワンストップ体制で、「いつまでもご自宅で暮らし続けるために」を全力でサポートします。