変形性膝関節症は、65歳以上の日本人の約半数が抱えているとされる疾患です(厚生労働省「国民生活基礎調査」)。「膝が痛い」という訴えは高齢者の日常会話に溶け込んでいて、つい「年のせいだから仕方ない」と片付けられがちですが、実は適切な運動で進行を遅らせ、自立した歩行を長く続けられる可能性が十分あります。
問題は、「病院で診断を受けたあと、何をすればいいのか」が見えにくいこと。そして東京などから離れて暮らす子世代にとっては、「平日、親がどんな状態で過ごしているのかが分からない」という不安が重なることです。
この記事では、変形性膝関節症の方がデイサービスで行う膝周りの筋力強化プログラムの内容と、遠距離介護中のご家族が安心できる情報共有の仕組みについて、埼玉県加須市の「リハスタジオ花咲・プラス」の実例をもとに解説します。
📋 この記事でわかること
- 変形性膝関節症の進行度を自分でチェックする方法
- デイサービスで行う膝周り筋力強化の具体的なプログラム内容
- 東京から親の様子を把握する「家族レポート」の仕組み
- 介護×建設のワンストップ相談で、自宅の安全対策を同時に進める方法
こんな方におすすめ
- ✅ 親が「膝が痛い」と言い続けていて、デイサービスを検討し始めた方
- ✅ 東京・都市部から加須市の実家に通っていて、平日の親の様子が分からない方
- ✅ 変形性膝関節症と診断されたが、病院リハビリだけでは不安な方
- ✅ 膝の痛みで転倒リスクが高まっている親の自宅改修も合わせて考えたい方
- ✅ 要支援・要介護認定を受けたばかりで、次のステップが分からない方

「膝の痛み」を放置するリスク——まず現状をチェックしてみてください
変形性膝関節症は進行性の疾患です。初期は階段の上り下りや立ち上がりのときにだけ痛むことが多いのですが、放置すると安静時にも痛みが出るようになり、歩行距離が短くなって外出頻度が落ち、筋力がさらに低下する——という悪循環に入ります。
以下の項目で当てはまるものをチェックしてみてください。
チェックポイント①:動き出しの痛みはありますか?
朝起きたとき・椅子から立ち上がったときに膝がこわばる、または痛む。これは軟骨の摩耗が始まっているサインです。「しばらく動けば楽になるから大丈夫」と思いがちですが、筋力が落ちると摩耗速度が加速します。
✅ リハスタジオ花咲・プラス:通所開始時に機能評価を行い、現在の膝関節の動作角度・筋力レベルを把握した上でプログラムを組みます。
チェックポイント②:1日の歩行距離が明らかに減っていますか?
「最近、近所のコンビニまで行くのも億劫になった」「散歩をやめてしまった」——これは筋力低下のサインです。歩けなくなる前に機能訓練型デイサービスが効果的な理由でも詳しく解説していますが、筋力は使わないと急速に落ちます。
✅ リハスタジオ花咲・プラス:週1〜2回の通所で、自宅でも続けられる自主訓練メニューを合わせてお伝えします。
チェックポイント③:自宅に段差・和式トイレ・浴室の出入りがありますか?
膝への負担が大きい動作のワースト3は「床から立つ」「深くしゃがむ」「段差を越える」です。自宅環境が膝に合っていないと、リハビリで機能を取り戻しても日常生活で繰り返しダメージを受けます。
✅ 株式会社ホープシード:介護現場を持つ建設業として、利用者の身体状況に合わせた段差解消・手すり設置・引き戸化など、21年の経験から具体的な改修プランをご提案できます。
✓ ここまでのポイント
- 変形性膝関節症は「年のせい」ではなく、運動で進行を遅らせられる疾患です。
- 動き出しの痛み・歩行距離の減少・自宅の段差——この3つが重なると転倒リスクが急上昇します。
- リハビリと住環境の改善は、セットで考えることが大切です。
デイサービスのプログラム内容は分かっても、「平日に親がどう過ごしているか、自分には確認する術がない」という詰まりはまだ残っているはずです。家族レポートの仕組みや、ケアマネ・住宅改修まで一括で相談できる窓口については、お問合せフォームから具体的な状況をお伝えいただくと、個別にご案内できます。
デイサービスで行う膝周りの筋力強化——具体的なプログラム内容
「運動した方がいいとは分かっているけど、どんな運動を、どのくらいやればいいのか」。これが、診断を受けた後に多くの方が感じる疑問です。リハスタジオ花咲では、機能訓練に特化したプログラムを提供しています。
膝強化 STEP 1
大腿四頭筋(太もも前面)の筋力訓練
膝を支える最も重要な筋肉が大腿四頭筋です。椅子に座った状態での膝伸展運動から始め、ICカード管理のマシンで個人に合った負荷を自動設定します。「最初は軽すぎるくらいで始める」ことが長続きのコツです。
⚠️ 急に強い負荷をかけると膝関節への炎症が起きることがあります。スタッフが毎回の状態を確認しながら段階的に負荷を上げていきます。
膝強化 STEP 2
レッドコードを使った体幹バランス訓練
膝の痛みは、体幹のぐらつきを膝で補おうとすることで悪化する場合があります。天井から吊り下げたロープ(レッドコード)を使い、体幹を安定させながら膝への負担を減らす動作パターンを身につけます。
⚠️ バランス訓練は転倒リスクを伴うため、必ずスタッフが傍で見守りながら実施します。一人での自己流はお勧めしません。
膝強化 STEP 3
足浴でのクールダウンと血行促進
運動後の足浴は、疲労した膝周りの血行を促し、浮腫(むくみ)を和らげる効果が期待できます。「クロスワードから体操・マシン運動など短い時間ですが、大満足。足湯のほっこりした時間が嬉しい」というご利用者様のお声が、このプログラムが日常に定着している証拠だと感じています。
⚠️ 足浴の温度・時間は個人の健康状態に応じて調整します。糖尿病などをお持ちの方は事前にスタッフへお申し出ください。
「機能訓練で元気になりました!運動による大切さを知れた」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
この言葉が、私たちにとって一番の指針です。「膝が痛いから動けない」ではなく、「正しく動くから膝が守られる」——その実感を持っていただくことが、機能訓練の本当のゴールだと考えています。
「介護の現場で利用者の方と接しているからこそ、どんな動作がつらいか、どんな環境が危険かが分かります。デイサービスでのリハビリと自宅の住環境改修は、切り離して考えるべきではないと思っています。」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
転倒を防ぐために自宅でできる運動5選(デイサービス理学療法士が解説)も合わせてご覧いただくと、自宅での日常ケアとデイサービスでの訓練をどう組み合わせるかがイメージしやすくなります。
東京から親を見守る——「平日の様子が分からない」という不安に答える仕組み
ここからが、この記事でとくに伝えたいことです。
加須市は東京都心から約50km。車で1〜1.5時間の距離ですが、平日に仕事を抱えながら「今日、お母さんはどうしているだろう」という不安を抱え続けることは、精神的にかなり消耗します。緊急の電話が来ても、すぐ駆けつけられない。ケアマネ、デイサービス、市役所、主治医……連絡先が散乱していて、誰に何を聞けばいいのか分からない。そういった声を、ご家族様からよくお聞きします。
リハスタジオ花咲・プラスでは、通所中の様子を写真と文章でご家族に共有する取り組みを行っています。「今日はマシン訓練でこれだけ歩けました」「足湯の後、とても表情が明るくなりました」——そういった具体的な情報が手元に届くことで、遠くにいるご家族が「今日もちゃんと過ごせている」と感じられる時間が生まれます。
さらに、株式会社ホープシードは介護事業だけでなく、建設業・宅地建物取引業の許可も持つグループ企業です。「デイサービスに通わせながら、自宅の手すりも付けたい」「将来的に実家をどうするか相談したい」——こうした複数の悩みを、窓口を分けずに一括でご相談いただけます。平日昼間に動けない子世代の方にとって、この「窓口の一本化」は想像以上に大きな負担軽減につながります。
加須市は高齢化率31.5%と全国平均を上回る地域です(2025年時点)。3.3人に1人が65歳以上という現実の中で、離れて暮らす家族が安心できる仕組みを地域に根づかせることが、私たちの使命だと考えています。
介護保険の「住宅改修費20万円枠」と膝への対策工事——使い方を知っていますか?
変形性膝関節症の方が自宅で転倒しやすい場所は決まっています。浴室の出入り、トイレの立ち座り、玄関の段差、廊下の暗がり。これらを改善するために、介護保険には1人あたり20万円の住宅改修費支給制度があります(自己負担は1〜3割)。
手すりの設置、段差解消、洋式トイレへの交換、引き戸への改修などが対象です。「20万円では足りないのでは?」と思われるかもしれませんが、優先順位を絞って使うことで、転倒リスクの高い箇所から確実に手を打てます。
株式会社ホープシードでは、介護現場を知るスタッフが現地の動線を確認した上で改修プランを提案します。デイサービスで実際に利用者の動作を見ているからこそ、「この方には浴室の手すりより先にトイレの立ち上がり補助が必要だ」といった判断ができます。
歩行距離を延ばすための段階的プログラム(デイサービス活用事例)では、リハビリと生活環境の整備を並行して進めた具体的な事例もご紹介しています。参考にしてみてください。
まとめ——「診断を受けたその日」からできることがあります
変形性膝関節症と診断されたとき、「もう年だから」と諦める必要はありません。適切な筋力強化プログラム、自宅の住環境の見直し、そして離れて暮らすご家族との情報共有の仕組みを整えることで、いつまでもご自宅で安心して過ごせる日常を守ることができます。
加須市のリハスタジオ花咲・プラスでは、要支援1から要介護5まで幅広い介護度の方を受け入れており、デイサービス・住宅改修・不動産相談をグループ内でワンストップに対応しています。「まず話だけでも聞いてみたい」という段階でも構いません。
お電話でのご相談は 0480-53-7288(受付時間:月〜土 8:30〜18:00、祝日 9:00〜18:00)までどうぞ。
記事を読んで「膝のリハビリだけでなく、自宅の段差や遠距離介護の不安まで一度に相談できる場所が必要だ」と感じた方へ。介護保険の住宅改修費の使い方から、通所プログラムの見学まで、加須市の現地スタッフに直接確認できます。