結論から言うと、「家にいたい」という本人の強い希望を叶え続けるには、外構・アプローチのバリアフリー化が「最初の一歩」であり、かつ「最後まで効き続ける投資」です。
玄関の内側だけ整えても、道路から玄関ドアまでの外の動線が危険なままでは、デイサービスへの送迎車が来るたびにヒヤリとする場面が生まれます。雨の日のコンクリート段差、滑りやすいタイルのアプローチ、夜間に見えにくい外灯——こうした「外のバリア」が積み重なって、在宅生活の継続を本当の意味で妨げているケースが、加須市内でも後を絶ちません。
この記事では、外構・アプローチの安全な動線づくりを具体的にお伝えするとともに、住宅改修単体では解決しきれない「重度化しても家にいたい」という願いを、デイサービスや訪問看護との連携でどう支えるかまで、丸ごとお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 道路から玄関ドアまでの外構バリアフリー工事の具体的なポイント
- 介護保険の住宅改修費(20万円枠)を外構工事にどう活用するか
- 重度化しても在宅継続を支える「住宅改修+デイ+訪問看護」の3点セット
- 加須市ならではの車社会・戸建て環境に即した工事の注意点
こんな方におすすめ
- ✅ 親が「家から出たくない」と言うが、玄関外の段差が心配な方
- ✅ デイサービスの送迎車が来るたびに転倒リスクが頭をよぎる方
- ✅ 介護保険の住宅改修費20万円枠をどこに使えばいいか迷っている方
- ✅ 重度になっても親を自宅で看たいが、どう体制を整えればいいか分からない方
- ✅ 加須市内の戸建てで、外構のバリアフリー改修を具体的に検討している方

「外のバリア」が在宅継続を妨げている——加須市の戸建て事情
加須市は、埼玉県北東部に広がる面積133㎢超の車社会型地方都市です。人口約11万2,000人のうち31.5%が65歳以上、約7.3人に1人が75歳以上という高齢化先進地域でもあります。持ち家比率が高く、戸建て住宅が中心。昭和40〜50年代に建てられた家が多く残り、外構周りは後回しにされがちです。
こうした家の玄関アプローチを見ると、共通した「危険のパターン」が浮かび上がります。
- 門から玄関ドアまでに3〜5段の飛び石や石段がある
- 雨で濡れると滑る磁器タイルや御影石のアプローチ
- 車椅子や歩行器が入れない幅の門扉
- 夜間に足元が見えない外灯の暗さ
- カーポートから玄関まで屋根がなく、雨の日に焦って転倒
デイサービスの送迎スタッフが毎朝玄関先で「さあ、ここだけ気をつけて」と声をかけながら腕を支える光景——それ自体は温かいものですが、そもそも外の動線が安全であれば、そのヒヤリは生まれません。
屋内のバリアフリー工事に目が向きがちですが、玄関のバリアフリー化(段差解消・スロープ設置・手すり工事)は、外構アプローチとセットで設計することで、はじめて「道路から居室まで一本の安全な動線」が完成します。
外構・アプローチバリアフリー工事の具体的なポイント
「外構工事」と聞くと大がかりなイメージを持つ方もいますが、実際には部分的な改修から始められます。以下に、加須市の戸建てで特に多い施工箇所と注意点をまとめます。
① スロープの設置と勾配設計
段差解消のスロープは「1:12勾配(水平距離12cmにつき高さ1cm)」が介護の現場では基本です。ただし、加須市のような広めの敷地であれば、より緩やかな勾配を確保できるケースも多い。手すりを両側に設置し、雨水が溜まらない排水勾配と表面の滑り止め加工を同時に施すことが重要です。
② アプローチ床面の素材選び
既存の御影石や磁器タイルはそのままにせず、滑り止め加工(研磨・コーティング)か、インターロッキング舗装・洗い出し仕上げへの打ち替えが現実的です。特に秋雨の季節(ちょうど9月中旬はその始まりの時期です)は路面が濡れやすく、転倒リスクが一気に高まります。
③ 手すりの高さと連続性
外構の手すりは「門から玄関ドアまで途切れなく続く」ことが理想です。途中で手すりが消えると、そこでバランスを崩すリスクが生じます。高さは床面から75〜85cmを目安に、利用者の身長・歩行状態に合わせて現地調整します。
④ 門扉・門柱の幅と開き方
車椅子や歩行器が通れる有効幅は80cm以上が目標です。既存の引き戸式門扉は幅を確保しやすい一方、開き戸は外に向かって開く設計だと坂面で危険になることがあります。門柱の位置も含めた再配置が必要なケースも多い。
⑤ 駐車スペースから玄関への屋根(庇・カーポート延長)
加須市の住宅では車を敷地内に停める方がほとんどです。カーポートから玄関まで屋根が連続していれば、雨天時の焦りが消え、転倒リスクが劇的に下がります。大型屋根付きカーポートの施工実績もありますので、敷地の状況に合わせてご相談ください。
✓ ここまでのポイント
- 外構・アプローチの安全な動線づくりは、屋内バリアフリーとセットで「道路から居室まで一本につなぐ」発想が基本
- スロープ勾配・床面素材・手すりの連続性・門扉幅・雨天対策の5点が主な改修ポイント
- 加須市の戸建ては敷地に余裕があるケースも多く、緩やかなスロープや屋根の延長が実現しやすい
スロープの勾配・床面素材・手すりの連続性まで整理してきましたが、「自分の家の場合、どこから手をつければいいか」は現地を見ないと判断できない部分が多くあります。介護保険の住宅改修費20万円枠をどの工事に使うかの優先順位を、介護現場を知る建設業者に直接確認できます。相談自体は無料で承っています。
介護保険の住宅改修費(20万円枠)を外構工事に使う方法
「外構工事って介護保険が使えるの?」——よく聞かれます。答えは「使える部分と使えない部分がある」です。
介護保険の住宅改修費(上限20万円・自己負担1〜3割)が適用される項目のうち、外構に関係するものは主に次の通りです。
- ✅ 段差解消(玄関外・アプローチの段差をなくす工事)
- ✅ 手すりの設置(屋外アプローチへの手すり)
- ✅ 滑り防止のための床材変更(屋外アプローチの床面)
- ❌ 純粋な外構整備・植栽撤去・フェンス設置などは対象外
つまり「安全な移動のための改修」として申請できる工事と、「景観・外構整備」として自費対応になる工事を明確に分けて計画を立てることが、費用を無駄にしないコツです。
また、要介護認定前にバリアフリー工事を始めても介護保険は使えるのかという点も、ご家族からよく相談を受けます。認定のタイミングと工事のタイミングには注意が必要ですので、ケアマネージャーと連携しながら進めることをおすすめします。
ホープシードでは、介護保険の住宅改修費申請に対応した書類作成のサポートも行っています。業界経験21年、介護事業と建設業を両方手がける立場から、「この工事はどこまで保険が通るか」を現場感覚でアドバイスできるのが強みです。
「外構の工事を頼みに来たお客様が、実は玄関ドアの内側も段差だらけだったというケースがよくあります。外だけ直しても、中が危険なままでは意味がない。私たちは必ず玄関の内外をセットで確認してから、優先順位をご提案するようにしています」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
「家にいたい」という願いを叶える3点セット——住宅改修だけでは終わらない
外構・アプローチのバリアフリー化は、在宅継続の「環境面の土台」を整える工事です。しかし、重度化が進んだご利用者様の場合、住宅の構造を整えるだけでは家族の介護疲れが解消されません。
ホープシードが加須市内でご提案している「在宅継続の3点セット」は次の通りです。
在宅継続 STEP 1
自宅の構造的バリアを取り除く(外構〜室内の一本化)
道路からトイレ・寝室まで、転倒リスクのある段差・滑り・暗さを順番に解消します。外構アプローチ→玄関→廊下→寝室から浴室・トイレへの夜間転倒事故を防ぐ動線設計まで、一気通貫で設計することで「どこかだけ直した」ではなく「家全体が安全になった」状態をつくります。
⚠️ 外構だけ・玄関だけと部分的に直すと、「安全のつもりが別の場所で転倒」というリスクが残ります。動線全体を俯瞰した工事計画が必須です。
在宅継続 STEP 2
1日型デイサービスでご家族の介護疲れを和らげる(レスパイト効果)
住宅を整えても、在宅介護の中心は「人」です。老老介護で限界に近いご配偶者、遠距離介護中のお子様にとって、ご利用者様がデイサービスで過ごす時間は「介護から離れられる時間」でもあります。
ホープシードが運営する「リハスタジオプラス」は、要介護5まで対応した1日型デイサービスです。天然ミネラル岩塩入りのお風呂は、ご利用者様から「温泉に入っているような感覚」と喜ばれています。そして——
「クロスワードから体操・マシン運動など短い時間ですが、大満足。足湯のほっこりした時間が嬉しい」
花咲ご利用者様
この言葉が、すべてを語っています。「通うのが楽しい場所」があってこそ、在宅生活のリズムは安定します。ご利用者様が笑顔で帰ってくる日は、ご家族にとっても心が軽くなる日です。
⚠️ デイサービスを嫌がるご利用者様も多くいらっしゃいます。その場合も「まず見学だけ」から始めることができますので、ご家族だけでお問い合わせいただくことも歓迎しています。
在宅継続 STEP 3
訪問看護・医療連携で「看取りまで家で」を支える
重度化が進んでも、在宅での看取りを望むご本人・ご家族がいらっしゃいます。そのためには、住宅環境とデイサービスに加えて、訪問看護や在宅医との連携が不可欠です。ホープシードは関連会社・株式会社ライフケアプロジェクトとのグループ運営体制を活かし、必要な外部連携先のご紹介・調整にも対応しています。ケアマネージャー様と一緒に「チームで在宅を支える」体制を組み立てていきます。
⚠️ 医療連携の構築には時間がかかります。退院日が決まってから動き出すと間に合わないケースも。早めのご相談が、本人の希望を守ることに直結します。
加須市の地域性に合わせた外構工事の進め方
加須市は車なしでは生活が難しいエリアです。デイサービスの送迎車、訪問介護の車、医師の往診車——どの場面でも「車で玄関前まで来る」ことが前提になります。
だからこそ、駐車スペースから玄関ドアまでの動線を安全に整えることが、加須市の在宅介護では特に重要です。東北自動車道や国道125号沿いに広がる加須市の住宅地は、比較的敷地が広いため、スロープの勾配を十分に確保しやすいという地域的な優位点があります。
また、秋から冬にかけては朝霜や凍結でアプローチが滑りやすくなります。9月中旬のこの時期から外構バリアフリー工事を計画・着工しておくことで、冬場の転倒リスクに備えることができます。「今から動けばちょうど間に合う」タイミングです。
ホープシードは加須市内を中心に、久喜市・羽生市・行田市・春日部市などの近隣エリアにも対応しています。「まず現地を見てほしい」というご依頼も承っています。
まとめ——「道路から居室まで安全な動線」が、在宅継続の土台になる
外構・アプローチのバリアフリー工事は、「見た目の整備」ではありません。ご利用者様がデイサービスに出かける朝、帰ってくる夕方、雨の日、夜間の急な外出——そのすべての場面で、転倒という事故を防ぎ続ける「安全の仕組み」です。
そして、外構工事は在宅継続の「環境面の土台」にすぎません。本当に「家にいたい」という願いを叶え続けるには、1日型デイサービスによるご家族のレスパイト、訪問看護・在宅医との医療連携を組み合わせた体制が必要です。
ホープシードは、介護現場を持つ建設業者として、業界経験21年の視点から「ご利用者様の体の動き・介護の動線」を理解した上でリフォーム提案を行います。介護保険の住宅改修費申請のサポートから、外構工事・玄関工事・室内バリアフリーまで、ワンストップでお任せください。
まずはお電話でご相談ください。遠距離介護中で平日昼間に動けない方も、ご家族からのご連絡を歓迎しています。
📞 0480-53-7288(受付:月〜土 8:30〜18:00/祝日 9:00〜18:00)
「家にいたい」という願いを、外構バリアフリー化・デイサービス・訪問看護の3点セットで支える体制づくりまで読んでいただきました。次のステップは、お住まいの現地を確認し、どの工事から着手するかを具体的に決めることです。退院日が決まっている、冬前に間に合わせたいなど、期限のあるご相談ほど早めにご連絡ください。