C4家族・介護する人の悩み

8. 「施設に入れるのは可哀想」という誤解を解く|デイサービスが在宅介護を支える理由

お盆が明け、夏の終わりが近づくこの時期。遠方から帰省して久しぶりに親の顔を見て、「思っていたより弱くなっていた」と胸が痛くなった方も多いのではないでしょうか。

「もう自宅だけでは無理かもしれない……でも施設に入れるのは可哀想で、親に申し訳ない」——そんな気持ちを抱えて、あの帰り道を一人で走った方に、今日はぜひ読んでいただきたいのです。

結論から言います。デイサービスは「施設に入れること」ではありません。自宅での暮らしをあきらめないための手段です。今回は、「家にいたい」という強い想いを、現実として叶えるための3つの柱についてお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 「施設に入れるのは可哀想」という誤解が生まれる背景
  2. デイサービス(特に1日型)が在宅介護のレスパイトになる理由
  3. 自宅バリアフリー化と外部連携を含めた「在宅看取り」を支える3点セット
  4. 加須市で介護×建設のワンストップ支援を提供するホープシードの取り組み

こんな方におすすめ

  • ✅ 「家にいたい」と言う親の希望を叶えてあげたいと思っている方
  • ✅ デイサービスに罪悪感を感じていて踏み出せない方
  • ✅ 在宅介護の限界を感じているが、施設入所には抵抗がある方
  • ✅ 退院後の在宅復帰を急いでいるご家族の方
  • ✅ 介護と仕事を両立しながら遠距離介護をしている50〜60代の方
8. 「施設に入れるのは可哀想」という誤解を解く|デイサービスが在宅介護を支える理由 | 株式会社ホープシード

「施設に入れるのは可哀想」——その言葉の重さと誤解

「施設に預けるなんて、見捨てるみたいで……」という声は、介護に向き合う家族から本当によく聞きます。この感情は決して間違っていません。親を思うからこそ出てくる言葉です。

ただ、ここに一つの大きな誤解があります。それは、「デイサービスを利用する=施設に入れること」ではないという点です。

デイサービス(通所介護)は、ご本人が毎日自宅で過ごしながら、週に数回だけ日中にサービスを受けに行く仕組みです。夜はちゃんとご自宅で、ご家族と一緒に過ごせます。

むしろ逆の見方をすれば、デイサービスを上手に活用することで、在宅生活を何年も長く続けられる可能性が広がります。「施設に入れないために、デイサービスを使う」——これが正しい順番の考え方です。

「家にいたい」という願いが、なぜ限界を迎えるのか

要介護度が上がるほど、在宅継続が難しくなる理由はいくつかあります。

まず、住宅の構造的なバリアです。築40〜50年の加須市の戸建て住宅には、廊下の段差、和式トイレ、狭い浴室など、高齢者の身体に合っていない造りが多く残っています。転倒リスクが毎日ある環境で、ご家族だけで安全を守り続けるのには限界があります。

次に、家族の介護疲れ(バーンアウト)です。老老介護の場合、入浴介助や夜間対応をすべて配偶者が担うケースも珍しくありません。介護する側の体が先に壊れてしまうと、二人とも共倒れになります。

そして、医療との連携不足です。「家で最後まで」という選択は、訪問看護や在宅医との連携がなければ、緊急時に対応できません。いざというときの受け皿がないまま在宅を続けるのは、家族にとっても本人にとっても不安でしかありません。

これら3つの課題を、一つひとつ丁寧に解決することが、「家にいたい」という願いを叶える道筋になります。その具体的な方法を次のセクションでお伝えします。

✓ ここまでのポイント

  • デイサービスの利用は「施設入所」ではなく、在宅生活を長く続けるための選択
  • 在宅継続が困難になる背景には「住宅のバリア」「家族の介護疲れ」「医療連携不足」の3つがある
  • この3つを同時に解決する体制を整えることが、在宅看取りを現実にする鍵

「家にいたい」という親の声を叶えてあげたいけれど、デイサービス・住宅改修・医療連携をどこに相談すればいいか分からずに手が止まっている方も多いと思います。ホープシードへのお問合せでは、介護のこと・自宅のバリアフリー化のこと・どのサービスから始めるべきかを、まとめて相談していただけます。窓口は一つなので、連絡先がバラバラになる心配はありません。

デイサービス・介護リフォームをまとめて相談する

在宅看取りを支える「3点セット」とは

では、具体的にどんな手を打てばいいのか。ホープシードが加須市で実践してきた体制を、3つの柱でご説明します。

柱①:1日型デイサービスで、家族に「休む時間」を

要介護4〜5など重度になるほど、ご家族の介護負担は一気に増えます。そこで重要になるのが「レスパイト(休息)」という考え方です。介護する家族が定期的に休むことで、長く在宅介護を続けられます。

ホープシードが運営する1日型デイサービス「リハスタジオプラス」は、要支援1〜要介護5まで対応しており、重度の方でも受け入れ可能です。日中を施設で過ごしていただくことで、ご家族が仕事や家事、そして自分自身の休息にあてる時間を確保できます。

プラスでは、天然ミネラル岩塩入りの浴槽でゆったりと入浴できるほか、手作りの昼食、頭を使うゲームや散歩など、ご利用者様に喜んでいただける時間を丁寧につくっています。

「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」

リハスタジオプラス ご利用者様

また、半日型の「リハスタジオ花咲」では、ICカード管理の個別マシン訓練やレッドコードを使った機能訓練など、リハビリに特化したプログラムを提供。軽度(要支援1〜要介護3)の方が状態を維持・改善し、自立した生活を長く続けられるよう支援しています。

さらに花咲では、毎月2回の「生きがい活動(チャレンジクラス)」として外出レクリエーションを実施しています。大宮盆栽美術館・秩父34観音巡り・いちご狩り・深大寺など、加須市内外へ10人規模のスタッフと一緒に出かけます。

「生きがい活動という毎月2回のイベントが楽しみ。10人規模のスタッフと一緒に回るので安心」

リハスタジオ花咲 ご利用者様

「施設に行くのを嫌がっていた親が、今では出かける日を心待ちにしている」——そういうご家族からの声を、スタッフ一同とても嬉しく受け取っています。デイサービスへの参加が、ご本人の「生きがい」に変わる瞬間です。デイサービスを嫌がる親を説得する具体的な方法についても、別記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

柱②:自宅のバリアフリー化で「転ばない環境」を

どんなに良いデイサービスがあっても、帰ってきた自宅が危険な環境では在宅継続は難しい。ここで力を発揮するのが、ホープシードのもう一つの顔——工務店・リフォーム業です。

手すりの設置、段差の解消、引き戸への交換、浴室・トイレのリフォーム、玄関スロープの設置——これらの工事は、介護保険の住宅改修費(1人あたり最大20万円・自己負担1〜3割)が使えます。多くのご家族が「介護保険でリフォームができるとは知らなかった」と驚かれます。

「介護の現場を持っているから、ご利用者様の身体の動かし方や生活動線が見えています。だからこそ、本当に必要な場所に、本当に必要な改修ができる。大手では後回しにされがちな小規模工事こそ、私たちが一番力を発揮できる場所です。」

伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)

業界経験21年の伊澤代表が語るように、介護現場を知る工務店だからこそできる提案があります。「どこに手すりをつければ、この方が一人でトイレに行けるか」——それは机上の設計図だけでは分からない、介護の現場を知っているからこそ見える視点です。

加須市でお風呂が評判のデイサービスの記事でも触れていますが、入浴のしやすさは在宅継続の大きなカギ。自宅の浴室改修とデイサービスでの入浴補助を組み合わせることで、より安全な暮らしが実現します。

柱③:訪問看護・ケアマネとの連携で「いざというとき」を整える

在宅看取りを本気で考えるなら、緊急時の医療体制を事前に整えておくことが不可欠です。訪問看護との連携、在宅医(かかりつけ医)の確保、そしてケアマネジャーとの密な情報共有——これらがあってはじめて、「最期まで自宅で」が現実の選択肢になります。

ホープシードでは、デイサービスで日々ご利用者様の体調変化を観察しながら、ご家族やケアマネジャーへの情報提供を行っています。また、関連会社・株式会社ライフケアプロジェクトとのグループ運営体制のもと、介護・建設・不動産にまたがる相談を一元的に受け止める仕組みを整えています。

「ケアマネに相談したら、リフォーム業者を別に探さないといけなくて……連絡先がバラバラで大変だった」というご家族の声をよく耳にします。ホープシードはその「窓口の散乱」を解消することを、事業の根幹に据えています。

半日型と1日型デイサービスの選び方【加須市版】の記事もあわせてご覧いただくと、お父様・お母様の介護度に合ったサービス選びの参考になります。

加須市で「家にいたい」を叶えるために、今できること

加須市は高齢化率31.5%、3.3人に1人が65歳以上という、全国平均を上回る高齢化先進地域です。にもかかわらず、介護×建設×不動産のワンストップ支援を提供できる事業者は、市内では非常に限られています。

「少子高齢化と孤独死をなくしたい」——代表・伊澤の出発点となったこの想いは、デイサービスの日常の中に、そしてリフォームの一本の手すりの中に、今も息づいています。ご利用者様が「今日も来てよかった」と感じられる場所を守り続けることが、地域の孤独死を防ぐことにつながると信じています。

まとめ:「家にいたい」はあきらめなくていい

「施設に入れるのは可哀想」という気持ちは、親を大切に思うからこそです。でも、デイサービスはその愛情を諦めさせる選択肢ではありません。

①1日型デイサービスで家族が休める時間をつくる、②自宅のバリアフリー化で転倒リスクを減らす、③訪問看護・ケアマネとの連携でいざというときに備える——この3点セットを整えることで、「家にいたい」という願いは現実のものになります。

一人で抱え込まず、まず話してみてください。ホープシードは、介護のこと、家のこと、これからのことを、同じ目線でいっしょに考える窓口でありたいと思っています。

電話でのご相談は 0480-53-7288(受付:月〜土 8:30〜18:00)まで、どうぞお気軽にご連絡ください。

記事を読んで「3点セットが必要だとわかった、でも何から動けばいいか」と感じた方へ。介護度・住宅の状況・ご家族の体力——それぞれが違うので、正解は一人ひとり異なります。まずホープシードのお問合せフォームで現状を伝えていただければ、デイサービス見学・住宅改修の現地確認のどちらを先にするかも含めて、一緒に整理します。

「家にいたい」を叶える第一歩を相談する

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