「夫をこの家で最期まで看ていてあげたい。でも、もう体が限界で…」
加須市内でも、こんな言葉を奥様から何度も聞かせていただいてきました。ご主人の介護に毎日追われながら、それでも「施設には入れたくない」という強い気持ちを胸に抱えている。その覚悟と、限界寸前の疲弊が同居している状況は、老老介護の現実そのものです。
在宅看取りを諦めなくてもいい方法は、あります。ただし、そのためには「気力・体力」だけでなく、「お金の設計」も欠かせません。デイサービスの利用料、自宅の改修費、介護保険の活用…ひとつひとつはわかっているつもりでも、全部を組み合わせた予算設計を誰かに整理してもらったことがある方は、意外と少ないのではないでしょうか。
この記事では、老老介護の奥様が「自分も呼吸できる時間」を確保しながら、ご主人が「自分の家で過ごせる時間」を最大化するための資金計画を、シチュエーション別に具体的にご紹介します。
📋 この記事でわかること
- 老老介護で在宅看取りを実現するための資金計画の全体像
- 介護保険住宅改修費(20万円枠)とデイサービス費用の組み合わせ方
- レスパイト利用+自宅改修で「在宅継続」を現実的にする予算の立て方
- 加須市で使える補助金・助成金と自己負担の目安
こんな方におすすめ
- ✅ 老老介護で体力・精神的に限界を感じている奥様
- ✅ 夫(妻)を自宅で最期まで看取りたいが、費用が不安な方
- ✅ 介護保険の住宅改修費20万円枠の具体的な使い方を知りたい方
- ✅ デイサービスの費用とリフォーム費用を合わせた予算設計を整理したい方
- ✅ 加須市内で介護リフォームと介護サービスをまとめて相談したい方

「呼吸できる時間」を作ることが、在宅看取りへの最短ルート
老老介護の奥様が最初に直面するのは、「介護をやめたいわけじゃないのに、体が動かなくなってきた」という矛盾です。入浴介助、食事の準備、夜間のトイレ対応…。これを毎日ひとりで続けることは、年齢に関わらず限界があります。
在宅看取りを現実的に続けるために最初に手を打つべきは、介護者である奥様が「週に何回か、自分の時間を持てる体制を作ること」です。これをレスパイト(息継ぎ)ケアといいます。
ホープシードが運営する1日型デイサービス「リハスタジオプラス」は、要支援1から要介護5まで対応しています。重度の方もお受けできるのが大きな特徴で、「他の施設では断られた」というご家族からのご相談も少なくありません。ご主人がプラスに通われる週3日間、奥様は体を休める。その繰り返しが、在宅介護を何ヶ月・何年と続けるための土台になります。
「在宅看取りは、介護者が倒れたら終わりです。奥様の体と心を守ることが、ご主人の『家にいたい』という願いを叶える唯一の方法だと私は思っています。」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
シチュエーション別|資金計画の全体像を整理する
在宅看取りを目指す場合、かかるお金は大きく3つに分かれます。①デイサービスの利用料、②自宅のバリアフリー改修費、③その他の介護用品・福祉用具レンタル費。この3つをどう組み合わせるかが、予算設計のカギです。
シチュエーション①:要介護3〜4で、今すぐレスパイトを確保したい場合
週3回のデイサービス利用を想定した場合、介護保険の自己負担(1割の方)でおよそ月1万5,000円〜2万5,000円程度が目安です(利用時間・介護度・食事加算等により異なります)。2割・3割負担の方はその分スライドします。
まずケアマネージャーさんに現在の単位数の残りを確認し、「デイサービスを週3回に増やせるか」を相談することが最初のステップです。ホープシードはケアマネさんとの連携を大切にしており、受け入れ可能かどうかの確認もスムーズに対応しています。
シチュエーション②:退院後すぐに在宅復帰したい・自宅の段差が危険な場合
退院日が決まってから「自宅のトイレが使えない」「浴室が怖い」と気づくケースは非常に多いです。このとき頼りになるのが、介護保険の住宅改修費(1人あたり上限20万円)です。
自己負担は介護度や所得に応じて1〜3割。つまり1割負担の方なら2万円の自己負担で最大20万円の工事ができる計算になります。手すりの設置・段差解消・引き戸への変更・スロープ設置などが対象で、複数箇所を組み合わせて使うことも可能です。
加須市の介護リフォームで補助金・助成金を組み合わせた際の自己負担の目安については、別の記事でも詳しく解説しています。介護保険住宅改修費の申請手順から実費の目安まで確認できます。
ホープシードはデイサービスを運営しながら建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)も持つ工務店です。介護現場のスタッフが「利用者さんの体の動き」を日々見ているからこそ、「この段差は転倒のリスクが高い」「この廊下の幅では車椅子が通りにくい」という視点で改修提案ができます。大手リフォーム会社にはなかなかできない、介護動線を知っている建設業としての強みです。
シチュエーション③:要介護5で浴室・トイレ改修も必要な場合
介護度が高くなると、自宅での入浴が困難になるケースが増えます。このとき、自宅の浴室改修と施設での入浴サービスを「役割分担」して考えると予算が整理しやすくなります。
リハスタジオプラスでは、天然ミネラル岩塩入りの入浴サービスを提供しています。「自宅では入れなくなってきたお風呂が、施設では一番の楽しみになった」というご利用者様もいらっしゃいます。一方、ご自宅のトイレへの手すり設置や引き戸への変更は住宅改修費の範囲でカバーする。この組み合わせが、費用対効果の高い予算設計です。
✓ ここまでのポイント
- 在宅看取りの継続には、介護者のレスパイト確保と自宅改修をセットで考えることが重要
- 介護保険住宅改修費(上限20万円)は自己負担1割の方なら2万円から使える強力な制度
- デイサービス費用+住宅改修費の組み合わせで、月々の負担を抑えながら在宅継続が可能になる
「介護保険の20万円枠はあるはずなのに、どこから手をつければいいかわからない」という状況で、読み進めてこられたのではないでしょうか。記事では書ききれなかった「ご自宅の状況に合わせた具体的な工事の優先順位と費用の組み合わせ方」を、お問合せフォームからご相談いただけます。
補助金・ローンを組み合わせた予算設計のSTEP
「介護保険の20万円枠だけでは足りないかもしれない」という場合も、諦めることはありません。加須市や埼玉県には、介護保険以外にも活用できる制度があります。
住宅改修の資金計画 STEP 1
介護保険住宅改修費(20万円枠)の確認
まず担当ケアマネージャーさんに「住宅改修費の残額があるか」を確認します。過去に一度使っていても、介護度が3段階以上上がった場合はリセットされる場合があります。これを確認せずに自費で工事してしまうケースが多いため、最初の確認が肝心です。
⚠️ 工事前に申請が必要です。着工後に申請しても給付対象外になる場合があるため、必ず事前にケアマネと連携した手続きを踏んでください。
住宅改修の資金計画 STEP 2
加須市・埼玉県の補助金・助成金を確認する
介護保険の住宅改修費とは別に、自治体独自の補助制度が利用できる場合があります。埼玉県の補助金・助成金で介護費用を抑える方法について詳しくまとめた記事もありますので、あわせてご確認ください。また、加須市のリノベーション補助金・助成金の最新情報も定期的に更新しています。
⚠️ 補助金は年度ごとに内容が変わります。「去年聞いた制度がある」と思っていても、実際には終了・変更されていることがあります。申請前に必ず最新情報を確認しましょう。
住宅改修の資金計画 STEP 3
不足分をローン・自己資金でカバーする計画を立てる
介護保険と補助金を使ってもなお、浴室全体のリフォームや玄関スロープの新設などは追加費用が発生することがあります。この部分は、リフォームローンや手元資金とのバランスを見ながら設計します。ホープシードでは個別に見積もりを作成し、「どの工事を保険でカバーし、どこを自費でやるか」を整理してご提案しています。
⚠️ 一括で全部やろうとすると費用が膨らみます。「今すぐ必要な安全対策」と「将来的に必要になる工事」を分けて段階的に計画することで、月々の負担を分散できます。
「クロスワードから体操・マシン運動など短い時間ですが、大満足。足湯のほっこりした時間が嬉しい」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
デイサービスに通い始めた最初は「行きたくない」とおっしゃっていた方が、足湯の時間やクロスワードを楽しみに変わっていく。その変化を見るたびに、「在宅で生きることへの喜び」が続いているのだと感じます。ご利用者様の笑顔が、ご家族の在宅介護を続けるエネルギーにもなっています。
介護×建設のワンストップだからできる、予算の「無駄ゼロ」設計
通常、介護の相談はケアマネ・地域包括支援センター、住宅の相談はリフォーム会社、補助金の相談は市役所…とそれぞれ別々に動く必要があります。窓口が散らばっていると、情報に抜け漏れが生じたり、「あの補助金が使えたのに知らなかった」という事態が起きやすくなります。
ホープシードは、デイサービス(介護)と建設・リフォーム工事、宅地建物取引業(不動産)を一体で運営している、加須市では希少なハイブリッド型の事業者です。介護現場のスタッフが「この方の歩き方では、ここの段差は危ない」と気づいたことを、そのまま改修提案に活かせる。これが、「介護を知っている工務店」の強みです。
手すりの設置費用の相場から補助金の活用まで、廊下・トイレ・浴室別の手すり設置費用と補助金の詳細についても参考にしてみてください。
まとめ|「家で最期まで」は、正しい予算設計で叶えられる
老老介護で「限界かもしれない」と感じている奥様に、まず伝えたいことがあります。あなたが疲れを感じていることは、弱さではなく、それだけ全力で向き合ってきた証です。
在宅看取りを現実的に続けるためには、気力だけでなく、「デイサービスで呼吸できる時間を作ること」と「自宅を安全な場所に整えること」が両輪になります。そして、その2つを支える資金設計を今のうちに整えておくことで、「あのとき動いておいてよかった」という結果につながります。
ホープシードには、介護歴21年の代表・伊澤をはじめ、介護と建設の両方を知るスタッフがいます。「何から聞けばいいかもわからない」という段階から、一緒に整理させてください。
まずはお電話でご相談ください。
📞 0480-53-7288(受付:月〜土 8:30〜18:00/祝日 9:00〜18:00)
「デイサービスの利用料と改修費、合わせると月々いくらになるのか」—この記事を読んでも、ご自身のケースに当てはめた数字がまだ見えていないと思います。介護度・自宅の状況・利用したい頻度をもとに、ホープシードが実際の費用感を一緒に整理します。