
結論から言うと――「庭からデッキ・洗面室まで繋がる設計」は、在宅介護の限界を延ばす最短ルートです
毛呂山町でのリフォーム実例をご紹介するこの記事、タイトルだけ読むと「おしゃれなガーデンリフォームの話かな」と思われるかもしれません。でも今回お伝えしたいのは、デザインの話だけではありません。
「夫をできるだけ家で看取ってあげたい。でも、もう自分の体力が限界に近い」――そう打ち明けてくださる奥様が、加須市・毛呂山町のエリアに本当に多くいらっしゃいます。その葛藤は、外からは見えにくいものです。
今回ご紹介する毛呂山町の実例は、まさにそのような状況にあったご夫婦のために設計・施工したリフォームです。庭・デッキ・洗面室をひと続きの動線でつなぐことで、介助する側の体の負担を大きく減らし、「もう少し、一緒に家で暮らせる」という時間を引き延ばすことができました。
この記事では、その設計の考え方と、介護保険住宅改修費を活用した申請の流れ、そして私たちホープシードがどのようにサポートしているかを、できるだけ具体的にお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 庭・デッキ・洗面室をひと続きに繋ぐ設計が介護動線に与える効果
- 介護保険住宅改修費(20万円枠)の対象工事と申請の流れ
- 老老介護の奥様が「息抜きの時間」を確保するための具体的な組み合わせ方
- ホープシードによる申請サポートとデイサービスの連携内容
こんな方におすすめ
- ✅ 毛呂山町・加須市近郊で在宅介護をしながら自宅改修を考えている方
- ✅ 介護保険の住宅改修費20万円枠の使い方がよくわからない方
- ✅ 老老介護で体力的・精神的に限界を感じている配偶者・ご家族の方
- ✅ 夫・妻をできるだけ自宅で看取ってあげたいと願っている方
- ✅ デイサービスと住宅改修を合わせて相談できる窓口を探している方
毛呂山町の実例:庭・デッキ・洗面室をひと続きにした理由
今回のリフォームは、毛呂山町にお住まいのご夫婦からのご相談がきっかけでした。脳梗塞の後遺症で歩行が不安定になった夫を、奥様が一人で介助している状況。外出後の泥汚れを落とすのにも、玄関から洗面室まで段差を何度もまたがせる必要があり、そのたびにひやりとする場面があったといいます。
「転ばせてしまったらどうしようと、毎回手が震えるんです」と奥様はおっしゃっていました。
そこで私たちが提案したのが、庭にウッドデッキを設け、デッキから直接洗面室へアクセスできる動線をつくる設計です。具体的には次の工事を組み合わせました。
- 庭側にスロープ付きウッドデッキを新設(段差の解消)
- デッキと洗面室を繋ぐ引き戸の新設(開閉しやすく、車いすでも通りやすい)
- 洗面室の床に滑り止め加工、手すりを2か所設置
- 洗面台の位置を調整し、車いすのまま使える高さに
これにより、外から帰ってきた夫がデッキで靴を脱ぎ、そのまま洗面室へ入って手を洗い、着替えることができるようになりました。奥様が毎回「階段の前」でひやひやする場面がなくなり、「こんなに楽になるとは思っていなかった」と涙をこぼされたのを、今でも鮮明に覚えています。
「介護リフォームは、住む人の動線を現場で見て初めて分かるものが多い。図面だけでなく、実際に介助する場面を想像しながら一緒に設計することを大切にしています」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
介護保険住宅改修費(20万円枠)の対象工事と申請の手順
この毛呂山町の事例で活用したのが、介護保険の「住宅改修費」制度です。要支援・要介護認定を受けている方であれば、上限20万円の改修費のうち7〜9割を介護保険から支給してもらえます(自己負担は1〜3割)。
ただし、「どの工事が対象か」「どのタイミングで申請するか」を知らないまま工事を始めてしまうと、保険が使えなくなるケースがあります。ここでは対象工事と申請手順を整理します。
対象工事 STEP 1
対象工事の確認
介護保険住宅改修費の対象となる主な工事は以下のとおりです。
- 手すりの取り付け(廊下・階段・浴室・トイレ・玄関など)
- 段差の解消(スロープ設置・床のかさ上げ・デッキとの高さ調整など)
- 滑り防止および移動の円滑化のための床材変更
- 引き戸等への扉の取り替え
- 洋式便器等への便器の取り替え
- 上記改修に伴う必要な工事
⚠️ 「便器の取り替え」「引き戸への変更」は対象ですが、単なる美装・リフォームは対象外です。工事前に必ずケアマネジャーと確認しましょう。
申請手順 STEP 2
事前申請(着工前が必須)
住宅改修費は、工事完了後ではなく着工前に市区町村へ事前申請が必要です。申請には以下の書類が必要になります。
- 住宅改修が必要な理由書(ケアマネジャーが作成)
- 工事費見積書(施工業者が作成)
- 改修箇所の写真(工事前の現状)
- 住宅の所有者確認書類(賃貸の場合は承諾書)
⚠️ 「見積もりをとって、あとで申請すれば大丈夫」と思い込んで着工した場合、保険が下りないことがあります。書類の準備と申請順序を必ず守ってください。
完了報告 STEP 3
工事完了後の報告書提出
工事完了後は、完了後の写真・領収書・工事費内訳書などを市区町村へ提出します。審査が通れば、支払った費用の7〜9割が後日口座に振り込まれます。
⚠️ 領収書の宛名・金額の記載ミスがあると差し戻しになります。業者と事前に確認しておきましょう。
✓ ここまでのポイント
- 庭・デッキ・洗面室をひとつの動線でつなぐ設計は、介助する側の体の負担を大幅に軽減できる
- 介護保険住宅改修費は上限20万円・自己負担1〜3割で活用できるが、着工前の事前申請が必須
- 申請には理由書(ケアマネ作成)が必要なため、業者・ケアマネ・市区町村の連携が不可欠
「自分も限界」の奥様に、週3回の「呼吸できる時間」を
住宅改修で夫の動線が安全になっても、介助する奥様の体力や気力には限界があります。「家で看取ってあげたい」という強い思いと、「もう自分がもたない」という現実の間で、多くの奥様が毎日葛藤されています。
私たちホープシードが提案しているのは、住宅改修と並行して、デイサービスを「奥様が呼吸できる時間」として週に2〜3回活用することです。夫がデイサービスに行っている間、奥様は体を休め、用事を済ませ、自分の時間を持つことができます。これをレスパイト(介護者の一時休息)と言います。
私たちが運営する半日型デイサービス「リハスタジオ花咲」は、リハビリ特化型ですが、ご利用者様にとって「楽しい時間」になることも大切にしています。ご利用者様からこんな声をいただいています。
「クロスワードから体操・マシン運動など短い時間ですが、大満足。足湯のほっこりした時間が嬉しい」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
「施設に行く」というと、どうしても「老人扱いされる」「知らない人ばかり」というイメージを持たれる方もいます。でも花咲では、足湯やクロスワードなど、ほっとできるプログラムを大切にしています。ご本人が「また来たい」と思える場所であることが、在宅生活を長く続けるための土台になると考えています。
状態が進んで要介護3以上になった場合には、1日型の「リハスタジオプラス」へスムーズに移行することもできます。プラスでは天然ミネラル岩塩入りの入浴サービスや手作り昼食も提供しており、要介護5の方まで対応しています。夫がデイサービスで入浴も済ませて帰ってくることで、奥様の入浴介助の負担が大幅に減ります。
「『家で看取りたい』というご家族の思いは、決して無謀な願いではありません。住まいと介護サービスの両方を整えれば、それは現実になります。どちらか一方では難しくても、組み合わせることで道が開けることを、21年間の現場で何度も見てきました」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
ホープシードだからできる「介護×建設」のワンストップサポート
住宅改修の申請手続きは、ケアマネジャー・市区町村窓口・施工業者の三者が連携して進める必要があります。それぞれが別々の組織であることが多く、「誰に何を頼めばいいか分からない」という声は非常によく聞きます。
株式会社ホープシードは、介護事業(デイサービス2拠点)と建設業(埼玉県知事許可取得)を同一グループ内で運営しています。介護保険の住宅改修費申請に必要なケアマネとの連絡調整、理由書の確認、市区町村への書類提出サポートまで、できるだけ一か所でご対応します。
代表の伊澤は、21年にわたって高齢者の在宅生活継続支援に携わってきました。建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)と宅地建物取引業許可(埼玉県知事(1)第23447号)の両方を保有し、介護現場の動線を熟知した上でのリフォーム提案が私たちの強みです。
毛呂山町・加須市・久喜市・春日部市など埼玉県内を中心に、12件以上の施工事例を積み重ねてきました。毛呂山町のような「庭からデッキ・洗面室まで繋がる設計」のような、介護動線を意識した細やかなリフォームこそ、私たちが最も力を入れている分野です。
チェックポイント①:介護現場を知っている業者かどうか
図面や寸法だけで設計する業者と、実際の介助場面を想定して設計する業者では、仕上がりに大きな差が生まれます。「引き戸にしたのに重くて開けられない」「手すりの位置が介助の邪魔になる」といった失敗は、介護経験のない業者に多いトラブルです。
✅ ホープシード:デイサービス2拠点を運営しており、スタッフが日々の介助動線を熟知。その現場感覚をリフォーム設計に直接活かします。
チェックポイント②:申請サポートまで対応してくれるか
工事はできても「書類は自分で」という業者も少なくありません。ケアマネとのやり取りや申請書類の準備を、仕事をしながら進めるのは大変な負担です。
✅ ホープシード:ケアマネジャーとの連絡調整から書類確認まで、申請プロセスを一緒に進めます。退院日が決まっていて急いでいる場合にも、スピード対応でご相談ください。
まとめ:在宅看取りは「住まいとサービスの組み合わせ」で現実になる
「夫を家で看取りたい」という思いと、「自分がもうもたない」という現実。その両方に向き合い続けている奥様に、私たちはこうお伝えしたいと思っています。
どちらか一方だけを頑張るのではなく、住まいの改修でご本人の自立を支え、デイサービスで奥様が休める時間を確保する、この二つを組み合わせることで、在宅生活を続けられる時間は確実に延びます。毛呂山町のご夫婦がそうだったように、「もう少しだけ、一緒に家で」という時間は、設計と工夫で生み出せるのです。
住宅改修の補助金申請のこと、デイサービスの体験利用のこと、まずはお気軽にご相談ください。電話一本から、私たちが一緒に考えます。
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