「お義母さんが浴室でまた滑って……今度こそ何か対処しないといけない」と、お電話をくださったのは久喜市に住む50代の娘さんでした。お母様は加須市内の自宅にお一人で暮らされており、要支援2の認定を持っていたにもかかわらず、浴室の床は昔ながらのタイル張りのまま。週に一度顔を出すたびに「転びそうで怖い」と思いながらも、どこに何を相談すればいいか分からず、時間だけが過ぎていったとおっしゃっていました。
「滑り止めの工事って、介護保険で全部できるんですか?」という質問、実はとても多くいただきます。答えは「できる部分とできない部分がある」、これに尽きます。この記事では、私たち株式会社ホープシードが加須市内で実際に関わってきたケースをもとに、介護保険の住宅改修費で対応できる滑り止め工事の範囲と、申請から施工までの流れを整理してお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 介護保険の住宅改修費(20万円枠)で対象になる滑り止め工事の種類
- 対象外になりやすい工事と、その際の選択肢
- 加須市での申請から施工完了までの実際の流れ
- 介護リフォームとデイサービスを組み合わせた「二段構え」の安全対策
こんな方におすすめ
- ✅ 加須市内に暮らす親の転倒が心配で、滑り止め工事を検討している方
- ✅ 介護保険の住宅改修費20万円枠の使い方を知りたい方
- ✅ ケアマネ・業者・市役所への相談を一本化したいとお考えの方
- ✅ 退院後の在宅復帰に向けて、急ぎで自宅の安全対策を進めたい方
- ✅ デイサービスと住宅改修を同じ窓口でまとめて頼みたい方

「滑り止め」は介護保険の住宅改修費で対象になるのか?
まずここを押さえていただきたいのですが、介護保険の住宅改修費には20万円という支給限度基準額があり、自己負担は1〜3割です。つまり、自己負担1割の方であれば最大18万円が保険から支給される計算になります。
そしてこの20万円枠の対象工事として国が定めている6項目のうち、「滑り止め」に直接関係するのが以下の2つです。
- 「滑りの防止および移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更」
- 「段差の解消」(浴室の洗い場と脱衣室の段差をなくす工事なども含む)
具体的には、浴室のタイルを滑りにくい素材(樹脂系のシートや滑り止め加工タイル等)に張り替える工事、廊下の板張りを滑りにくいクッションフロアや防滑シートに変更する工事などが該当します。「市販の滑り止めマットを買ってきて敷くだけ」では対象外になりますのでご注意を。あくまで「工事として施工する」ことが要件です。
「介護保険の住宅改修って、申請が面倒で諦めてしまう方が多いんです。でも実際に現場を知っている私たちが間に入れば、ケアマネさんと連携しながら書類も一緒に整えられる。諦める前にまず声をかけてほしいですね」
伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)
対象にならないケースと、その対処法
一方で、「滑り止め工事のつもりで相談したら、実は対象外だった」というケースも少なくありません。よくあるのが次の2パターンです。
① 浴槽そのものの交換
浴槽の縁が高くて浴槽への出入りが怖い、という場合、浴槽ごとまたぎやすいタイプに交換したいというご要望は多いのですが、これは住宅改修費の対象外です。ただし、浴室全体のバリアフリー化(洗い場の防滑シート貼り+段差解消+手すり設置)とセットで施工すれば、対象になる部分の費用だけ保険を使い、浴槽交換は自費で対応するという組み合わせが現実的です。
② すでに20万円枠を別の工事で使い切っている場合
住宅改修費の20万円枠は、原則として一生涯に一度です(要介護度が3段階以上上がった場合はリセット可)。以前に手すり設置で枠を使っている場合、残額の範囲内でしか保険は使えません。残額を確認した上で、不足分は自費対応か、別の補助金制度(市の高齢者住まいリフォーム補助等)の活用を一緒に検討します。
✓ ここまでのポイント
- 浴室・廊下の床材を工事として変更する「滑り止め工事」は介護保険住宅改修費の対象になる
- 浴槽交換は対象外だが、対象工事と組み合わせたハイブリッド施工で費用を賢く使うことができる
- 20万円枠の残額確認と申請書類の準備は、業者・ケアマネと一緒に早めに動くことが重要
加須市での申請から施工完了までの実際の流れ
先ほどご紹介した娘さんのケースでは、初めてお電話いただいてから施工完了まで約3週間でした。退院が絡む場合はさらにスピードが求められますが、段取りを知っておけばそれほど恐れる必要はありません。
介護リフォーム STEP 1
ケアマネジャーへの相談・意見書の依頼
住宅改修費を使うには、ケアマネジャー(または担当の地域包括支援センター)が作成する「理由書(意見書)」が必要です。まずケアマネに「浴室の滑り止め工事をしたい」と伝え、理由書の作成を依頼します。私たちがケアマネと直接やり取りすることも可能ですので、「ケアマネへの連絡が取りにくい」という方もご安心ください。
⚠️ 工事着工前に加須市への事前申請が必要です。工事を先に終わらせてしまうと支給対象外になるケースがあるため、必ず事前確認を。
介護リフォーム STEP 2
現地調査・プラン作成・市への事前申請
私たちが現地に伺い、床の素材・状態・使用者の動線を確認します。介護現場(デイサービス)を持っているからこそ、「この方の歩き方だと、ここの角が特に危ない」という視点で見ることができます。プランが固まったら工事写真・図面・見積書を添えて市に事前申請を提出します。
⚠️ 申請書類に不備があると修正のやり取りで時間がかかります。書類は私たちが一緒に確認しながら揃えますので、「何を用意すればいいか分からない」という方もお任せください。
介護リフォーム STEP 3
承認後、施工・完工検査・支給申請
市から承認が下りたら着工します。浴室の床材貼り替えなら、多くの場合1〜2日で施工完了。完工後の写真を撮影し、領収書とともに市に支給申請を提出します。支給は後払い方式ですので、施工費用はいったんお客様にご負担いただき、後日振り込まれる形になります(受領委任払いが使えるケースもあります。市の窓口でご確認ください)。
⚠️ 支給申請の提出期限は工事完了から原則3ヶ月以内です。忘れずに手続きを進めてください。
「工事だけ」では終わらない。デイサービスとの二段構えで本当の安心を
浴室の床を滑りにくくしても、「入浴の際に一人では不安」という状況はまだ残ります。特に老老介護の家庭では、配偶者の方が入浴介助をしていること自体が大きな負担になっていることも少なくありません。
私たちが大切にしているのは、「工事で家を安全にする」と「デイサービスで体と暮らしを支える」を組み合わせた考え方です。
🏠 工事だけの対応の場合
- 自宅の床は滑りにくくなるが、入浴時の見守り・介助は家族任せのまま
- 家族の身体的・精神的負担は変わらない
- 転倒リスクがゼロになるわけではない
⭐ ホープシードの場合(工事+デイサービス)
- 自宅浴室の滑り止め工事で「家での入浴」を安全に
- リハスタジオプラスでの週複数回の入浴介助で「施設でも清潔に・安全に」
- 家族が「呼吸できる時間」を確保しながら、在宅生活を長く続けられる
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみです」
リハスタジオプラス ご利用者様
リハスタジオプラスでは天然ミネラル岩塩を使った入浴を提供しています。「家のお風呂より気持ちいい」とおっしゃるご利用者様の笑顔を見るたびに、施設での入浴と自宅の安全対策を両立することの大切さをあらためて感じます。
「クロスワードや麻雀など頭を使ったゲームが盛り沢山。一人暮らしの私にとっては憩いの場です」
リハスタジオプラス ご利用者様
まとめ ― 加須市で滑り止め工事を検討しているなら、まず一本のご連絡を
「転んでから後悔したくない」――その一言が、多くのご家族がリフォームを決断するきっかけになっています。加須市は高齢化率が31.5%と全国平均を上回る地域であり、持ち家・戸建てが中心のこのまちでは、「住み慣れた家に、もう少し手を加えれば長く住み続けられる」という方が本当にたくさんいらっしゃいます。
介護保険の住宅改修費20万円枠は、使わないのはもったいない制度です。でも「申請が複雑そう」「業者選びに迷う」「ケアマネへの連絡が取りにくい」という理由で、結局動けないままになってしまうご家族も少なくありません。
私たち株式会社ホープシードは、介護(デイサービス2拠点)と建設業・宅地建物取引業を一体で運営している、加須市内では希少な存在です。ケアマネとの連携から申請書類の準備、施工、そして退院後のデイサービス利用まで、同じ窓口でまとめてご相談いただけます。「どこに電話すればいいか分からない」という状況を、まず終わらせるところから一緒に始めましょう。
お電話でもウェブからでも、お気軽にどうぞ。「とりあえず話を聞きたいだけ」でも大歓迎です。
📞 お電話はこちら:0480-53-7143(受付:月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)
💬 ウェブからのご相談:お問合せ
加須市で、住み慣れた我が家を「安心できる場所」に変えるお手伝いを、これからも続けていきます。


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