梅雨の走りのような雨が続くこの季節、何かと足元が滑りやすくなります。そんな時期に限って「お父さんが大腿骨骨折で入院しました」というご連絡が、ご家族からホープシードへ寄せられることが増えます。
「退院まで3週間。自宅に手すりをつけて段差を解消したいけれど、何から始めればいいか分からない」――そのお気持ち、よく分かります。仕事を抱えながら、病院への面会と自宅の準備を同時進行しなければならない。介護保険の書類を調べてみたら聞き慣ない言葉ばかりで、どこに何を提出すればいいのかさえ見えてこない。そんな状況で「20万円の補助がある」と聞いても、使いこなせなければ意味がありません。
この記事では、介護保険住宅改修費の申請の仕組みを分かりやすく整理したうえで、退院日に間に合わせるための具体的な動き方と、ホープシードが実際にどう動くかを正直にお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 介護保険住宅改修費20万円枠の対象工事と申請の流れ
- 退院まで2〜4週間という限られた時間での優先順位の付け方
- 申請が複雑に感じる理由と、業者・ケアマネとの連携で時間を短縮する方法
- 工事完了後にリハスタジオプラスへスムーズにつなぐ退院後支援の仕組み
こんな方におすすめ
- ✅ 加須市在住の親が入院中で、退院前に自宅をバリアフリー化したい方
- ✅ 介護保険の住宅改修費20万円枠の使い方が分からない方
- ✅ ケアマネ・病院・工務店をどう動かせばいいか途方に暮れている方
- ✅ 仕事があり平日に動けないが、退院日には確実に間に合わせたい方
- ✅ 工事後も継続的なリハビリ・デイサービスを探している方

介護保険住宅改修費20万円枠とは何か ― まず全体像を整理する
介護保険の住宅改修費は、要介護・要支援認定を受けている方が自宅をバリアフリー改修する際に、上限20万円の改修費用を保険給付してもらえる制度です。自己負担は所得に応じて1〜3割ですから、実質的に14万〜19万2千円が給付される計算になります。
対象となる工事は大きく6種類です。
- 手すりの取り付け(廊下・トイレ・浴室・玄関・階段)
- 段差の解消(玄関上がり框・浴室の洗い場・居室間の敷居など)
- 滑り止め・移動を円滑にするための床材変更
- 引き戸等への扉の取替え
- 洋式便器等への便器の取替え
- 上記工事に付帯する必要な工事
ここで多くの方が「簡単そうだ」と思って落とし穴にはまるのが、申請のタイミングです。住宅改修費は「工事前」に申請書類を市区町村に提出し、事前承認を受けてから着工しなければなりません。工事が終わってから「さかのぼって申請しよう」とすると、補助が下りないケースがあります。退院が迫っているからと焦って先に工事を進めてしまう――これが最も多い失敗パターンです。
「介護の現場で20年以上働いてきて、本当に申し訳なかったと感じる場面は、書類の順番を知らずに工事を始めてしまい、補助が使えなかったというケースです。制度は複雑ですが、正しい順番さえ踏めば必ず使えます。私たちが一緒に動きますから、一人で抱え込まないでください。」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
退院まで2〜4週間 ― 「正しい順番」で動く具体的なステップ
限られた時間の中で確実に工事を終わらせるには、並行して動ける部分と、順番を守らなければならない部分を見極めることが重要です。以下に、ホープシードが実際に動く流れをそのままお伝えします。
退院準備 STEP 1
ケアマネジャーへの連絡と現状確認
入院前から担当ケアマネがいる場合はすぐに連絡し、退院予定日と主治医の見解を共有します。まだ認定を受けていない方は、入院中に申請できる「入院中の認定申請」を病院の相談員(MSW)に依頼します。ケアマネが決まれば、住宅改修費の申請に必要な「理由書」の作成をお願いします。
⚠️ ケアマネが決まっていない状態で工務店だけに連絡しても、申請書類が揃いません。最初の連絡先は必ずケアマネまたは地域包括支援センターです。
退院準備 STEP 2
自宅の現地確認と改修プランの作成
ケアマネからホープシードへ連絡をいただいた時点で、私たちはすぐに自宅の現地確認に伺います。玄関の上がり框の高さ、廊下の幅、浴室の段差、トイレの広さ――実際に目で見ないと正確な提案はできません。この時点で「工事が必要な箇所の優先順位」と「20万円の枠内でどこまでできるか」の見積もりを提示します。
⚠️ 複数箇所の改修を希望しても、20万円を超える場合は自己負担が発生します。まず「退院直後に最も危険な場所」から優先順位を付けることが大切です。
退院準備 STEP 3
市区町村への事前申請(着工前)
ケアマネの理由書、工事費見積書、工事前の写真、住宅改修計画書を揃えて加須市へ提出します。この事前申請が完了してはじめて着工できます。ホープシードでは書類作成・提出代行を行いますので、お客様が窓口に足を運ぶ必要はほとんどありません。
⚠️ 自治体によって書類審査に数日〜1週間かかる場合があります。退院予定日の最低2週間前には事前申請を終えていることが理想です。
退院準備 STEP 4
着工・施工・工事完了検査
承認が下りた翌日から工事に入ります。手すり設置や段差解消のみであれば1〜2日で完了するケースがほとんどです。施工後は完了写真を撮影し、加須市への完了報告書類に添付します。
⚠️ 工事中の写真は補助金請求に必須です。「撮り忘れた」では済まされません。施工管理を自社で行うホープシードでは、この記録を確実に残します。
退院準備 STEP 5
市区町村への完了報告と給付金請求
工事完了後の写真・領収書・工事費内訳書を市に提出し、給付金を受け取ります(受領委任払いに対応している場合は工務店が直接受け取るため、お客様の一時立替が不要になります)。
⚠️ 受領委任払いの可否は市区町村と工務店双方の登録が必要です。加須市でのご利用はお問い合わせ時にご確認ください。
✓ ここまでのポイント
- 住宅改修費は「工事前申請→着工→完了報告」の順番が絶対。逆算すると退院2週間前には動き始める必要がある
- 書類作成・ケアマネ調整・市への申請をまとめて代行できる業者を選ぶことで、家族の時間的・精神的負担が大幅に減る
- 優先順位は「退院直後に最も転倒しやすい場所」から。20万円枠は計画的に使う
施工事例:脳梗塞後退院を前に3箇所を集中改修したケース
ここで、実際に加須市内でご相談いただいたケースをもとに、改修の流れをご紹介します(個人情報保護のため内容は一部整理しています)。
【現状】82歳・男性。脳梗塞後遺症で左半身に軽度の麻痺が残り、退院後は歩行器を使用する見込み。同居の妻(79歳)が主な介護者。退院まで約3週間。
【課題】①玄関の上がり框が22cmと高く、一人での昇降が困難。②廊下からトイレへの動線に手すりがなく、夜間の転倒が心配。③浴室の洗い場と脱衣所の間に5cmの段差があり、入浴に介助が不可欠。妻一人での支えには限界がある。
【提案・施工内容】ケアマネから連絡をいただいた翌日に現地確認。3箇所の改修プランを作成し、合計費用が20万円の枠内に収まるよう調整しました。
- 玄関:上がり框への縦型手すり設置+踏み台(段差解消台)設置
- 廊下〜トイレ:L字型手すり(トイレ内)+廊下縦手すり2か所
- 浴室:洗い場への浴室用すのこ設置(段差解消)+浴槽横の縦・横兼用手すり
【工期・費用】事前申請から完了まで12日間(書類手続き8日+施工2日+完了報告2日)。退院4日前に工事完了。自己負担は1割で、実質約1万8千円(工事費用の残りは保険給付)。
【完成後・施主様の声】「手すりがついただけで、夜中のトイレが全然違う。妻も『これなら一人で大丈夫』と言ってくれた」とご本人。奥様からは「退院の前日まで工事が間に合うか不安でしたが、全部お任せできて助かりました」というお言葉をいただきました。
工事後はリハスタジオプラスへ ― 在宅生活をデイサービスで支える
住宅改修は「在宅生活の土台づくり」です。しかしバリアフリー化だけで安心できるわけではありません。退院後の筋力低下・廃用症候群を防ぎ、ご本人が再び自信を取り戻すためにはリハビリの継続が欠かせません。
ホープシードのグループ施設「リハスタジオプラス」は、要支援1〜要介護5まで受け入れ可能な1日型デイサービスです。脳梗塞後の麻痺や大腿骨骨折後の歩行練習にも対応しており、退院直後のお客様をスムーズに受け入れられる体制を整えています。
プラスの特徴のひとつが、天然ミネラル岩塩入りの入浴サービスです。自宅の浴室では不安が残る重度の方も、スタッフが介助するプラスの浴槽でゆっくり体を温めることができます。利用者の方からは、
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」
リハスタジオプラス ご利用者様
というお声をいただいています。退院直後で「入浴を人に頼むのは恥ずかしい」と感じているご利用者様も、「温泉みたいで気持ちいい」という感覚があると、自然と受け入れてくださるのを私たちは何度も経験しています。
施設長の渡邊 隆浩は、「ご利用者様が身体を動かす喜び、会話する喜びを取り戻していく姿を見ることが一番のやりがいです。退院後すぐの方には特に、焦らずアットホームな雰囲気の中で一歩ずつ進んでほしい」と話しています。
「業者・ケアマネ・市役所が散乱している」を解決するワンストップ体制
退院前後のバタバタした時期、多くのご家族が感じるのが「連絡先がバラバラで疲れ果てる」という問題です。病院のMSW、担当ケアマネ、市役所の介護保険担当窓口、工務店――それぞれに電話して、それぞれに同じ説明を繰り返す。平日の昼間しか窓口が動かないのに、自分は仕事を休めない。
ホープシードでは、業界経験21年の代表・伊澤幸子が「少子高齢化と孤独死をなくしたい」という一貫した想いのもと、介護・建設・不動産を一つの会社で担える体制を作ってきました。住宅改修の申請代行からケアマネとの調整、退院後のデイサービス受け入れまで、ご家族が新たな業者を探す必要なく、一つの窓口で完結します。
建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)と地域密着型通所介護事業者としての指定を両方持つ事業者は、加須市内でも非常に希少です。「介護現場を知らない工務店」が設計した手すりの位置は、実際の動線と合わないことがあります。私たちは毎日ご利用者様の動きを見ているからこそ、「ここに手すりがあれば楽に立ち上がれる」という提案が自然にできる。これが最大の強みです。
まとめ ― 退院日に間に合わせるために、今すぐ動いてください
改めてポイントを整理します。
- 介護保険住宅改修費は「事前申請→着工→完了報告」の順番が必須。工事前に申請を終えなければ補助が下りない
- 退院まで2〜4週間であれば、今すぐ動けば十分に間に合う。ただし「今すぐ」が条件
- 書類作成・ケアマネ調整・市への手続きをまとめて任せられる業者を選ぶことで、ご家族の仕事への影響を最小限にできる
- 工事完了後は、同グループのリハスタジオプラスで退院後のリハビリ・入浴介助・デイサービスをスムーズに継続できる
「まず電話一本」で構いません。退院予定日と親の状況をお伝えいただければ、何をどの順番で動くべきか、私たちがすぐに整理してご提案します。加須市で21年、介護と住まいの両方に向き合ってきたホープシードに、どうかお気軽にご相談ください。
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