先日、加須市内にお住まいの50代のご夫婦から、こんなご相談をいただきました。
「今の家を建て替えて新しい家を建てたいんです。でも、私たちが年を取ったとき、子どもたちに迷惑をかけない家にしたくて。どんな間取りにすれば、将来も安心して暮らせますか?」
ご夫婦は現在、元気に生活されています。でも、ご主人のお母様が数年前に脳梗塞で倒れ、自宅での介護に苦労した経験があるとのことでした。「あのとき、もっと家の造りが違っていたら」という思いが、今回の建て替えの一番の動機だとおっしゃっていました。
こういうご相談、実はとても大切な視点を持っていると思っています。注文住宅を建てるタイミングは、将来の暮らしを「設計できる」数少ないチャンス。今回は、私たちのデイサービス「リハスタジオプラス」の施設長・渡邊隆浩の話を交えながら、介護現場から見えてくる「後悔しない間取り」のポイントをお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 介護現場の施設長が実際に「危険だ」と感じる自宅の構造的問題
- 加須市で注文住宅を建てるときに押さえておきたいバリアフリー設計の具体例
- 建設と介護を一体で考えるホープシードならではのアプローチ
- 将来の介護を見越した間取りで「住み続けられる家」を実現する方法
こんな方におすすめ
- ✅ 加須市・久喜市・行田市などで注文住宅・建て替えを検討している50〜60代の方
- ✅ 親の介護を経験して「将来は子どもに迷惑をかけたくない」と感じている方
- ✅ バリアフリー設計って具体的に何をすればいいのか知りたい方
- ✅ 介護と住まいを同じ窓口で相談したい方
- ✅ デイサービスと住宅改修をセットで考えたい方

介護現場から見えた「危ない家」のリアル
リハスタジオプラスの施設長・渡邊隆浩は、毎日ご利用者様の送迎や入浴介助、機能訓練のサポートを通じて、多くの方の「生活の現場」に関わっています。
渡邊施設長がよく口にするのは、「利用者様の笑顔を見るたびに、もっとご自宅でも安心して過ごせる環境を整えてあげたい、といつも感じます」という言葉です。施設でのアットホームな時間と、自宅に帰ってからの生活。その両方を支えることが、渡邊施設長にとっての使命だと言います。
実際に送迎でご自宅を訪問すると、「これは危ない」と感じる場面に何度も出くわすそうです。
- 玄関の段差が高く、つかまる場所がない
- 廊下が狭くて車いすや歩行器が通れない
- トイレが和式、または入口のドアが内開きで介助者が入れない
- 浴室の床が滑りやすく、浴槽をまたぐのに大きなリスクがある
- 寝室とトイレが遠くて、夜中の移動が転倒の原因になっている
こうした問題は、建てたときには誰も意識しなかった部分です。でも、体が変わると家の「当たり前」がそのまま「危険」に変わる。介護現場にいるからこそ、渡邊施設長はそのリアルを肌で感じています。
「ご自宅に送り届けるとき、玄関の段差でヒヤリとする瞬間が何度もあります。転倒してからでは遅いんです。来てくれるご利用者様が、デイサービスの日以外も、もっと安心して過ごせる家になってほしいといつも思っています。」
渡邊 隆浩(リハスタジオプラス 施設長)
注文住宅を建てるなら「今」が間取りを変えられる最大のチャンス
リフォームでできることには限界があります。廊下の幅を広げる、階段の位置を変える、トイレを移設する――こういった大きな構造の変更は、建て替え・新築のタイミングでしかできないか、非常に高コストになります。
注文住宅を建てるときに「将来の介護」を意識した間取りを盛り込んでおくことで、老後の暮らしの質は大きく変わります。加須市内でも、ホープシードに寄せられる「もっと早くやっておけばよかった」という声は少なくありません。
では、具体的にどんな点を意識すればいいのか。渡邊施設長の現場経験と、私たちホープシードの施工知識を合わせて整理してみます。
間取り設計 STEP 1
「動線の短さ」を最優先に設計する
寝室・トイレ・洗面室を同じ階にまとめ、できるだけ距離を短くする。夜間の移動距離が短いだけで、転倒リスクは大幅に下がります。可能であれば1階完結型の間取りが理想的です。
⚠️ 若いうちは「2階に寝室」が一般的ですが、70代・80代になると階段の上り下りが日常のリスクになります。1階に将来の主寝室スペースを確保しておくだけで選択肢が広がります。
間取り設計 STEP 2
廊下・開口部の幅を「介助できる幅」で設計する
車いすが通れる廊下幅の目安は85cm以上。介助者が並走できる幅は90cm〜1m程度が理想です。また、ドアは引き戸にしておくと、杖や歩行器を使いながらでも開け閉めしやすくなります。内開きドアは介助の大きな妨げになります。
⚠️ 「スッキリ見えるから」という理由で引き戸を避けるケースがありますが、将来的なリフォーム費用を考えると、新築時に引き戸を採用する方がコストパフォーマンスは圧倒的に高いです。
間取り設計 STEP 3
浴室・トイレを「介助者が入れるサイズ」に設計する
浴室は1坪以上を確保し、浴槽の高さや洗い場の広さを意識する。トイレは車いすが転回できる広さ(内寸1.5帖程度)が理想です。手すりの設置位置もあらかじめ下地を入れておくと、後から介護保険の住宅改修費を使って追加工事がしやすくなります。
⚠️ 手すりの後付けは壁の下地がないと補強工事が必要になり割高です。新築時に「手すり用の下地補強」を壁内に入れておくことを強くおすすめします。
間取り設計 STEP 4
玄関・アプローチに「段差ゼロ」の導線をつくる
玄関外のアプローチをスロープ設計にしておく、または後からスロープを設置できるスペースを確保しておく。玄関内には腰掛けられる式台(踏み台)や手すりを設置できる壁を意識して設計します。
⚠️ アプローチの勾配は「1/12以下」が車いすで自走できる目安です。スペースが限られる場合は設計段階でプランを複数検討しておきましょう。
✓ ここまでのポイント
- 介護現場の施設長が見る「危ない家」のポイントは、玄関段差・廊下の狭さ・トイレ・浴室の構造に集中している
- 注文住宅の新築時は、将来のバリアフリー化を見越した「下地工事・設計上の配慮」が最もコスパが高いタイミング
- 動線の短縮・引き戸・廊下幅・浴室・トイレの広さが、将来の在宅生活継続を左右する主要な要素
「介護現場を知る建設業」だからできること
ホープシードが他の工務店と大きく異なる点は、介護事業(デイサービス2拠点)と建設・不動産事業を同じ会社で運営しているという点です。
一般的な工務店は、住宅の構造や工法については詳しくても、「要介護3の方が車いすでトイレを使う動線」や「老老介護の奥様が夫の入浴介助をするときの動き」については、なかなかリアルなイメージを持ちにくいものです。
でも私たちは違います。渡邊施設長をはじめとするスタッフが毎日の現場で体験していることが、私たちの住宅設計の「生きた教材」になっています。
🏠 一般的な工務店の場合
- バリアフリーは「手すりをつける」「段差をなくす」程度の対応が中心になりがち
- 介護の動線・介助者の動きまでは設計に反映されにくい
- デイサービスとの連携や介護保険の活用については他業者に丸投げになる
⭐ ホープシードの場合
- デイサービス施設長の知見を活かした「介護動線を意識した設計提案」が可能
- 新築後も介護が必要になったときに、同じ会社のデイサービスでサポートできる
- 介護保険の住宅改修費(1人20万円枠・自己負担1〜3割)の活用まで含めてワンストップで相談に対応
「「この家で最後まで暮らしたい」というご利用者様の言葉を、私たちは毎日聞いています。その願いを叶えるのは、デイサービスだけでは限界があります。住まいの環境が整ってこそ、在宅生活は長続きします。介護と建設が同じ会社にある意味は、そこにあると思っています。」
伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)
渡邊施設長が語る「デイサービスと住まいの連携」
渡邊施設長がリハスタジオプラスで大切にしているのは、「ご利用者様が自宅に帰ったあとの生活まで考えること」だと言います。
施設でのアットホームな時間はもちろん大切。でも、それはあくまでご自宅での生活を支えるための場所。デイサービスに来ていない時間の方が、圧倒的に長い。だからこそ、自宅環境についても「知っておきたい」という気持ちが強いそうです。
「利用者様のご自宅を訪問したとき、間取りや設備の状況を見て、ご家族様に改善提案できることがあります。そういうときに、同じ会社の建設部門と連携できるのは、ご利用者様にとってもご家族様にとっても安心していただけると感じます」と渡邊施設長は話してくれます。
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみです。」
リハスタジオプラス ご利用者様
「公園の季節の花を見に行くことができ、日課だった散歩ができるのは嬉しいです。」
リハスタジオプラス ご利用者様
施設で「自分らしい時間」を過ごし、自宅に帰っても安心して暮らせる。その両輪が揃って初めて、「住み慣れた場所でいつまでも」という願いが現実になります。
まとめ:加須市での注文住宅は「20年先の自分」に向けて建てる
注文住宅を建てるとき、多くの方は「今の生活」を基準に間取りを考えます。でも、加須市の高齢化率は31.5%。3.3人に1人が65歳以上というこの地域では、「将来の介護」は決して他人事ではありません。
今50代のあなたが建てる家は、20年後の70代の自分が暮らす家です。そのときに「この家で良かった」と思えるかどうかは、今の設計の段階で大きく変わります。
ホープシードは、加須市を中心に注文住宅・フルリフォーム・介護バリアフリー工事の実績を重ねてきた工務店です。同時に、「リハスタジオ花咲」「リハスタジオプラス」という2拠点のデイサービスを運営し、介護現場のリアルを日々肌で感じています。渡邊施設長のような介護のプロが身近にいるからこそ、「住む人の体と動きを理解した設計」ができると自負しています。
「将来の介護を見越した家を建てたい」「親の介護経験から、安心できる間取りにしたい」「建設と介護を一緒に相談したい」――そんなお気持ちがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。ご家族の状況やご希望を丁寧にお聞きした上で、最適なプランをご提案します。
お電話でのお問い合わせは 0480-53-7143(受付時間:月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)まで。Webからのご相談は お問合せ フォームよりお送りください。加須市を中心に、久喜市・行田市・羽生市など近隣エリアも対応しております。皆様からのご連絡をお待ちしています。


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