「このままでは仕事を辞めるしかない」――そう口にしたことのある方、あるいは心の中で覚悟しかけている方は、決して少数ではありません。
厚生労働省の「雇用動向調査(2023年)」によると、年間約9万人が介護を理由に離職しています。離職者の約7割は50代・60代の女性ですが、近年は男性や40代の離職も増加傾向にあります。そして、いったん仕事を辞めた方の多くが「辞めてもなんとかなると思っていたが、実際は介護の負担は変わらず、収入だけが消えた」と後悔を口にされます。
私たち株式会社ホープシードは、埼玉県加須市でデイサービス2拠点・建設・不動産を一体で運営しています。代表の伊澤は「少子高齢化と孤独死をなくしたい」という思いから、介護と住まいの両面から家族を丸ごと支える仕組みをつくってきました。日々、介護と仕事の板挟みに悩む50代・60代の方々と向き合うなかで、「辞める前に知っておいてほしいこと」がたくさんあります。この記事では、その具体的な選択肢を5つにまとめてお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 介護離職の「本当のリスク」と数字で見るリアル
- 仕事を辞めずに介護を続けるための5つの選択肢
- 加須市で使える介護保険サービス・住宅改修の具体的な活用法
- 「連絡先が散乱している」問題を解決するワンストップ相談の使い方
こんな方におすすめ
- ✅ 東京・都市部から加須市の親の介護のために通っている方
- ✅ 「介護離職」を本気で考え始めている50代・60代の方
- ✅ 介護保険の使い方がよくわからず、損をしている気がする方
- ✅ ケアマネ・市役所・業者と連絡先がバラバラになって疲れている方
- ✅ 親の自宅の段差・お風呂・トイレが心配で、でも改修の手順がわからない方

「介護離職」はゴールではなく、新たな苦難のスタートになりうる
仕事を辞めることで「介護に専念できる」と思うのは自然な発想です。ところが現実はそれほど単純ではありません。
内閣府「令和5年版高齢社会白書」によれば、要介護者の在宅介護期間の平均は5年以上にのぼります。5年間、収入なしで介護を続けることは、経済的にも精神的にも限界を超えるリスクがあります。さらに、「仕事という社会とのつながり」を失った介護者自身が孤立し、介護うつや共倒れに陥るケースは後を絶ちません。
加須市の高齢化率は31.5%(2025年時点)、全国平均の約29%を上回っています。3.3人に1人が65歳以上というこの地域では、働き盛りの子世代が親の介護に直面する局面が全国よりも早く、色濃く現れています。
「仕事を辞めれば解決するかというと、そうではないんです。むしろ、辞めてから『こんな手があったのか』と気づいて後悔される方と何度もお会いしてきました。だから私は、相談にいらっしゃった方に必ず聞くんです。『辞める前に、試してみましたか?』と。」
伊澤 雄馬(株式会社ホープシードおよびリハスタジオ 代表取締役)
選択肢①:デイサービスで「平日の空白時間」を埋める
在宅介護の最大の課題のひとつは「平日の昼間、誰も親の側にいられない」という空白です。この問題を直接解決するのがデイサービスです。
私たちが運営するデイサービスには2つの拠点があります。
リハビリ特化型の半日型「リハスタジオ花咲」は、要支援1〜要介護3の比較的軽度な方向けで、機能訓練・認知症予防トレーニング・足湯など、短時間でも充実したプログラムが揃っています。「クロスワードから体操・マシン運動など短い時間ですが、大満足。足湯のほっこりした時間が嬉しい」というお声をいただいているように、はじめて利用される方でもリラックスして過ごしていただけます。
一方、1日型の「リハスタジオプラス」は要支援1〜要介護5まで対応し、入浴介助・手作り昼食も含まれます。お子さんが朝出勤してから夕方帰るまで、安全に・楽しく過ごしていただける体制を整えています。
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」
リハスタジオプラス ご利用者様
デイサービスの利用が始まると、子世代のお客様から「平日に仕事に集中できるようになった」という声を多くいただきます。週3〜5日の利用で、介護者の「働ける時間」を実質的に確保することができます。
選択肢②:介護保険の住宅改修費「20万円枠」を使い切る
「自宅のお風呂やトイレが危ない」という不安は、仕事中の集中力を著しく奪います。「転んだらどうしよう」という心配が頭から離れないまま業務をこなすのは、並大抵のことではありません。
実は、介護保険には住宅改修費として1人につき最大20万円(自己負担1〜3割)を使える制度があります。手すりの設置・段差の解消・滑り止めの設置・引き戸への交換などが対象です。ところが、「ケアマネの意見書が必要」「事前申請がいる」「業者選びの時間がない」という理由で、使えるはずの制度を使えていないご家族が非常に多くいらっしゃいます。
私たちホープシードは、建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)を持つ工務店として、介護現場と施工の両方を知っています。ケアマネージャーとの連絡調整・保険申請の補助・退院日に間に合うスピード施工まで、一括して対応できる体制が整っています。
介護リフォーム申請の流れ STEP 1
ケアマネージャーへの相談・意見書の依頼
まず担当ケアマネに「住宅改修を検討している」と伝えます。ケアマネが理由書(意見書)を作成し、改修の必要性を証明します。
⚠️ ケアマネへの連絡が遅れると、退院日に工事が間に合わないケースがあります。入院中から早めに動くことが重要です。
介護リフォーム申請の流れ STEP 2
市区町村への事前申請
工事前に加須市への事前申請が必要です。申請が承認されてから施工を開始します(事前申請なしに着工すると保険が適用されません)。
⚠️ 「急いでいるから先に工事してしまおう」は厳禁。必ず事前申請を経てから着工することが保険適用の条件です。
介護リフォーム申請の流れ STEP 3
施工・完了検査・保険請求
承認後に施工を行い、完了後に領収書・写真などを添えて保険請求します。自己負担分(1〜3割)のみのお支払いで改修が完了します。
⚠️ 写真の撮り方・書類の様式に細かい規定があります。慣れていない業者に任せると書類の不備で請求が通らないことも。介護保険対応の実績がある業者を選びましょう。
✓ ここまでのポイント
- 介護離職は経済的・精神的リスクが高く、「辞める前に試せること」が複数ある
- デイサービスの活用で「平日の空白」を埋め、仕事に集中できる時間を確保できる
- 介護保険住宅改修費(最大20万円枠)は、事前申請さえ踏めば確実に使える制度。手続きを代行してくれる業者を選ぶことが重要
選択肢③:親が「施設に行きたくない」と言うなら――「楽しみ」から始める
デイサービスを勧めると、多くの親御さんが「そんな老人扱いはいやだ」と拒否します。この反応は当然です。「やらされるリハビリ」ではなく、「行きたくなる場所」でなければ続きません。
リハスタジオ花咲では「チャレンジクラス」として月2回の外出レクリエーションを実施しています。大宮盆栽美術館・武蔵一宮氷川神社・秩父34観音霊場・神代植物公園(深大寺)・いちご狩り農園など、現役時代にはなかなか行けなかった場所に、スタッフと一緒に出かけます。
「生きがい活動という毎月2回のイベントが楽しみ。10人規模のスタッフと一緒に回るので安心」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
「老人扱い」とは真逆の、「今だからできる新しいチャレンジ」。これを入口にして体験利用から始めていただくと、最初は渋っていた親御さんが「来週はどこに行くの?」と聞いてくるようになるケースが本当に多いんです。
まずは半日の体験利用からお気軽にご相談ください。「行ってみたら意外と楽しかった」という一歩が、仕事との両立を現実的なものに変えてくれます。
選択肢④:「連絡先の分散」を解消する――ワンストップ窓口を持つ
遠距離介護・仕事との両立で疲弊する原因のひとつが「連絡先の多さ」です。ケアマネ・市役所・リフォーム業者・不動産業者・病院のMSW……それぞれが別々の窓口で、情報が分散し、調整に膨大なエネルギーを使います。
ホープシードが目指しているのは、この分散を一本化することです。
🏠 一般的な介護サポートの場合
- デイサービス事業者・リフォーム業者・不動産業者がそれぞれ別の会社
- 担当者が異なるため、親御さんの状況が業者間で共有されない
- 「ケアマネに頼んだのに、業者が別で話が通っていなかった」というトラブルが発生しやすい
⭐ ホープシードの場合
- 介護(リハスタジオ花咲・プラス)→ 住宅改修(建設業)→ 相続後の実家売却(宅地建物取引業)まで同一グループで一貫対応
- 親御さんの身体状況・自宅の間取り・家族の事情を、同じチームが継続して把握
- 「もう大丈夫ですよ」と言える、家族丸ごとの窓口を目指しています
宅地建物取引業許可(埼玉県知事(1)第23447号)も保有しており、将来的に親御さんが亡くなった後の実家の売却・建替えについても、同じ顔なじみの担当者に相談していただけます。
選択肢⑤:「退院日まで時間がない」緊急ケースにも対応する
脳梗塞や大腿骨骨折による入院から、突然「2〜3週間後に退院です」と告げられる場面があります。仕事を抱えながら、その短期間で手すりの設置・段差解消・業者探し・保険申請をすべて動かすのは、普通なら不可能に近い作業です。
私たちはこのような「退院前緊急対応」を、加須市を中心に複数件経験してきました。介護リフォームの現場を知っているからこそ、ケアマネ・病院のMSW(医療ソーシャルワーカー)との連絡を代行し、事前申請から施工完了まで退院日に間に合わせる動きができます。退院後はそのままリハスタジオでの機能訓練・入浴介助に繋げることで、在宅復帰を支えるワンセットの仕組みが完成します。
「退院日が決まったが、自宅の改修が間に合うか不安」という方は、まず電話でご相談ください。状況を聞いた上で、動けることを一緒に整理します。
「公園の季節の花を見に行く事ができ、日課だった散歩ができるのは嬉しい」
リハスタジオプラス ご利用者様
まとめ:「辞める前」に試してほしいこと
介護離職を防ぐ5つの選択肢を振り返ります。
- デイサービスで「平日の空白」を埋める――花咲(半日型)またはプラス(1日型)で、親御さんが安全に過ごす時間をつくる
- 介護保険住宅改修費(20万円枠)を使い切る――手すり・段差解消・浴室改修を、申請代行つきで速やかに対応
- 「楽しみ」からデイサービスへ誘う――チャレンジクラスの体験利用で、親御さん自身が「行きたい」と思える入口をつくる
- 連絡先を一本化する――介護・建設・不動産をひとつの窓口でまとめ、調整コストを大幅に削減する
- 退院前緊急対応を知っておく――時間がない局面でも、介護現場を知る工務店に早めに連絡することで間に合わせられる可能性がある
仕事を辞めるという決断は、取り返しのつかない経済的損失と孤立を生むことがあります。辞める前に、一度私たちに現状を話してみてください。加須市で長年、介護と住まいの両側から家族を支えてきた私たちなら、状況を整理して「次の一手」を一緒に考えることができます。
電話でもウェブフォームでも、どちらからでもお気軽にどうぞ。一人で抱え込まないでください。
📞 電話:0480-53-7143(月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)
💬 お問合せ(24時間受付・返信は翌営業日以内)


コメント