「退院です」と言われた加須市民へ ― この順番で動けば間に合う

C4家族・介護する人の悩み

「先生から来週退院と言われたんですが……どこに電話すればいいんでしょうか」

春先は、こういったご相談が特に増えます。寒い季節に転倒・骨折・脳梗塞を起こし、入院された方が退院のめどが立つのが3月〜4月の時期。「退院はゴールじゃなくて、スタートなんです」というのが私たちのいつもお伝えすることです。

でも、いざ「退院が決まった」と言われると頭が真っ白になる方が多い。何から手をつければいいのか、誰に連絡すればいいのか、介護保険ってどう使うのか——知らなくて当然です。誰も教えてくれませんから。

この記事では、加須市内で退院後の在宅復帰を支えてきた私たち株式会社ホープシードが、「退院が決まってから自宅に帰れる状態を整えるまで」の手順を、できるだけ分かりやすくお伝えします。焦らなくて大丈夫。この順番で動けば、ちゃんと間に合います。

📋 この記事でわかること

  1. 退院決定から在宅復帰までに「誰に・何を・いつ」連絡すべきか
  2. 介護保険の住宅改修費20万円枠の正しい使い方と申請の流れ
  3. 手すり・段差解消などのバリアフリー工事が退院日に間に合う理由
  4. 退院後の生活を長く続けるために加須市で使えるサービスの選び方

こんな方におすすめ

  • ✅ 親や配偶者の退院日が2〜4週間後に迫っている方
  • ✅ 自宅の手すりや段差が心配だが、何から手をつけるか分からない方
  • ✅ 介護保険の住宅改修費を使えると聞いたが、申請方法が分からない方
  • ✅ 仕事をしながら遠距離で介護の準備をしなければならない加須市外在住の方
  • ✅ 退院後もできるだけ自宅で過ごさせてあげたいと思っているご家族の方
「退院です」と言われた加須市民へ ― この順番で動けば間に合う | 株式会社ホープシード

まず「病院のソーシャルワーカー(MSW)」に会いに行く

退院が決まったとき、最初に動くべき相手は「医療ソーシャルワーカー(MSW)」です。退院支援を担当する社会福祉士で、ほぼすべての病院に在籍しています。受付で「退院支援について相談したい」と伝えれば繋いでもらえます。

MSWにお願いすること、それは「ケアマネジャーの選定・紹介」です。もし既にケアマネがいれば、その方に連絡が入ります。まだいない場合は、加須市の地域包括支援センターが窓口となって担当ケアマネを決めてくれます。

ケアマネジャーが決まると、そこから話が一気に動き出します。介護保険の住宅改修申請にはケアマネによる「理由書(意見書)」が必要になるので、この工程を後回しにすると工事が間に合わなくなる可能性があります。退院日が決まったその日のうちに、MSWへの連絡を入れることを強くおすすめします。

ケアマネが動き出したら、住宅改修業者を探す

ケアマネジャーが決まったら、次は自宅の改修を担う業者を選びます。ここでのポイントは、「介護現場を知っている業者かどうか」です。

よくある失敗は、大手リフォーム会社に頼んだら「手すりをただ壁に付けただけ」という結果になったケース。手すりの位置一つをとっても、利用者の身長・麻痺の側・動作の癖によって最適な場所が全く変わります。ベッドからトイレまでの動線、浴室の出入り口の向き、段差を踏み出す足の順番——こういった細かい観点は、介護の現場を日常的に見ている業者でなければ気づけないことが多いのです。

「退院後のリフォームで一番怖いのは、せっかく改修したのに使いにくくて、結局使わない手すりになってしまうことです。私たちはデイサービスでご利用者様の動きを毎日見ているから、どこに何が必要かを身をもって分かっている。それが一番の強みだと思っています。」

伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)

株式会社ホープシードは、加須市内で2拠点のデイサービス(リハスタジオ花咲・リハスタジオプラス)を運営しながら、建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)を持つ工務店でもあります。介護の現場を知っているからこそできる提案があります。

介護保険の「住宅改修費20万円枠」の使い方

介護保険には、自宅のバリアフリー改修に使える上限20万円の住宅改修費という制度があります。自己負担は介護度によって1〜3割ですので、実質17〜20万円分の工事が保険でカバーされます。

対象となる工事は次のようなものです。

  • 手すりの設置(廊下・トイレ・浴室・玄関など)
  • 段差の解消(敷居の撤去・スロープ設置など)
  • 床材の変更(滑りにくい素材への交換)
  • 扉の引き戸化(開き戸から引き戸・折り戸への変更)
  • 洋式便器への取替え

ただし、この制度を使うには工事着工前に申請が必要です。工事が終わってから申請しても対象外になります。順番を間違えると20万円まるごと自費になる可能性があるので注意が必要です。

申請の流れ STEP 1

ケアマネジャーに連絡・理由書の作成依頼

ケアマネが「住宅改修が必要な理由書」を作成します。この書類がないと申請できません。

⚠️ ケアマネへの依頼が遅れると、そのまま工事スケジュール全体が後ろ倒しになります。退院日が決まったら最優先で連絡を。

申請の流れ STEP 2

施工業者に見積もりと工事計画書を作成してもらう

改修が必要な箇所を業者が現地確認し、見積書・工事計画書・改修前の写真を準備します。

⚠️ 現地確認なしで見積もりだけ出す業者には注意が必要です。実際の動線を見ずに提案される手すり位置は、使い勝手が悪い場合があります。

申請の流れ STEP 3

加須市役所(介護保険課)へ事前申請

上記書類を揃えて市役所に提出。承認が下りてから工事着工となります。

⚠️ 審査期間を考慮すると、退院3週間前には申請書類を揃えておきたいところです。

申請の流れ STEP 4

工事施工・完了後に領収書等で請求

工事完了後、改修後写真・領収書・費用請求書を市役所に提出すると保険給付が行われます。

⚠️ 工事費を立て替えて後から申請する「償還払い」が原則のため、一時的に費用を用意する必要があります(受領委任払い制度が使える事業者もあります)。

✓ ここまでのポイント

  • 退院が決まったら、まずMSW→ケアマネジャーへの連絡を最優先に。この順番が全体のスピードを左右します。
  • 介護保険の住宅改修費20万円枠は「工事前申請」が必須。順番を間違えると全額自費になります。
  • 手すりの位置・段差解消の方法は、介護現場を知っている業者に現地確認してもらうことで「本当に使える改修」になります。

退院後の生活を支える「デイサービス」の選び方

自宅の改修と並行して、退院後のデイサービスを選んでおくことも大切です。特に、脳梗塞後遺症や骨折後のリハビリが必要な方にとって、退院直後の数ヶ月は機能回復のゴールデンタイムと言われています。

加須市内には複数のデイサービスがありますが、選ぶときのポイントをお伝えします。

🏠 一般的なデイサービスを選ぶ場合

  • 施設によって対応できる介護度の幅が異なる
  • リハビリ特化型か生活支援型かで内容が大きく違う
  • 入浴設備の有無・入浴介助の体制を確認が必要

⭐ ホープシードのデイサービス(花咲・プラス)の場合

  • 半日型「リハスタジオ花咲」:要支援1〜要介護3対応、機能訓練特化でICカード管理の個別マシン訓練・レッドコード・トランポリンなど
  • 1日型「リハスタジオプラス」:要支援1〜要介護5まで対応、天然ミネラル岩塩入りの入浴・手作り昼食・クロスワードや麻雀など脳トレプログラムも充実
  • 状態が変化しても2施設間でスムーズに移行でき、同じグループで継続してサポートできる

「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」

リハスタジオプラス ご利用者様

「デイサービスなんて行きたくない」と拒否される方も少なくありません。そういった場合は、まず体験利用から始めることをお勧めしています。リハスタジオ花咲では月2回の外出レクリエーション「チャレンジクラス」も実施しており、大宮盆栽美術館・いちご狩り・秩父34観音巡りなど「楽しみ」を入口にして、気がつけば通所リハビリが習慣になった、という方がたくさんいらっしゃいます。

「生きがい活動という毎月2回のイベントが楽しみ。10人規模のスタッフと一緒に回るので安心」

リハスタジオ花咲 ご利用者様

退院後のことは「一か所」でまとめて相談できる場所を持つ

退院の準備が始まると、連絡先が一気に増えます。病院のMSW、担当ケアマネ、加須市役所の介護保険課、リフォーム業者、デイサービス——それぞれに別々の電話をかけ、同じ説明を繰り返す。仕事をしながらこれをこなすご家族の負担は、想像以上に大きいものです。

株式会社ホープシードが目指しているのは、こうした「連絡先の分散」をなくすことです。デイサービスの相談、バリアフリー改修の見積もり、ケアマネとの調整サポート、介護保険申請の代行——これらを同じ一つの窓口で対応できる体制を作っています。関連会社の株式会社ライフケアプロジェクトとのグループ体制で、より幅広い支援が可能です。

さらに、将来的に「親が亡くなった後の実家をどうするか」という段階が来たときも、宅地建物取引業許可(埼玉県知事(1)第23447号)を持つ不動産事業で、売却・建替え・解体まで一貫して相談できます。介護が始まった時点から同じ会社に関わり続けてもらえるので、信頼関係を一から作り直す手間がありません。

まとめ:焦らなくて大丈夫。正しい順番で動けば必ず間に合う

退院準備で動く順番をもう一度まとめます。

  1. MSW(医療ソーシャルワーカー)に連絡して、ケアマネジャーを決める
  2. ケアマネに住宅改修の理由書作成を依頼する
  3. 介護リフォーム業者に現地確認・見積もりを依頼する
  4. 加須市役所(介護保険課)に事前申請して、承認後に工事着工
  5. 退院後のデイサービスを並行して検討・手配する

この順番を守れば、退院日に向けて無理なく準備が整います。「間に合わないかも」と思っても、私たちは退院日に合わせたスピード対応を長年行ってきました。まず一本、お電話ください。

加須市およびその周辺にお住まいの方、またはご家族が加須市内の病院に入院中の方——ひとりで抱え込まないでください。「何から話せばいいか分からない」という段階でも大丈夫です。状況をお聞きして、一緒に考えます。

お電話でのご相談:0480-53-7143(月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)

メール・フォームでのご相談:お問合せ

株式会社ホープシード(埼玉県加須市南町6-15)は、デイサービス・介護リフォーム・不動産のハイブリッド体制で、加須市の皆様の「いつまでも自宅で暮らし続けたい」という願いを支えています。

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