結論から先にお伝えすると、訪問看護とデイサービスを組み合わせることで、「自宅での入浴」と「施設での入浴」の二段構えが実現でき、老老介護の限界を大きく緩和できます。そして加須市では、その組み合わせをワンストップで調整できる体制が整いつつあります。以下では、実際にあったケースをもとに、具体的な流れと注意点をお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 「妻一人での入浴介助」が限界になったとき、最初に取るべきステップ
- 訪問看護とデイサービスを組み合わせた加須市の実際のケース
- 自宅浴室のバリアフリー化と介護保険住宅改修費20万円枠の活用法
- ホープシードが提供する「デイ+リフォーム」ワンストップ体制の全容
こんな方におすすめ
- ✅ 脳梗塞・骨折後遺症のある夫(父)を自宅で介護しているご家族
- ✅ 配偶者一人での入浴介助に限界を感じている方
- ✅ デイサービスと訪問看護の使い分けがわからない方
- ✅ 介護保険の住宅改修費をどう使えばいいか迷っている方
- ✅ 加須市内で在宅介護のサポートを探しているご家族

ある日の「限界」― 加須市内の老老介護世帯のケース
加須市内に住む80代の奥様から、ご相談をいただいたのは、ある春の日のことでした。
84歳の旦那様は、2年ほど前に脳梗塞を発症。幸い命は取り留めたものの、左半身に麻痺が残り、歩行には介助が欠かせない状態になっていました。自宅のお風呂に入るためには段差を越える必要があり、浴槽のふちをまたぐだけでもバランスを崩しかけることがある。そのたびに奥様が支えるのですが、奥様ご自身も79歳。腰に持病を抱えながら、毎日ヒヤヒヤしながら介助を続けていたそうです。
「先週、お風呂で主人がすべりそうになって……。もう私の力では支えきれないと思って」
そう話してくださった奥様の声は、疲れと不安で少し震えていました。入浴の頻度はすでに週1回まで落ちており、旦那様の皮膚の状態や気力にも影響が出始めていました。
このケースは、加須市に限らず全国の老老介護世帯に共通する、非常にリアルな問題です。「入浴させてあげたいけれど、危なくて……」という葛藤は、介護する側・される側の両方を追い詰めていきます。
まず取り組んだこと ― デイサービスでの入浴介助を週3回確保する
私たちが最初に提案したのは、リハスタジオプラス(1日型デイサービス)への週3回の通所でした。
プラスは要支援1〜要介護5まで幅広い介護度に対応しており、専門スタッフによる入浴介助を毎回提供しています。脳梗塞後遺症で左半身に麻痺がある方の入浴も、日常的に対応してきた実績があります。浴室の設備や職員の配置も、重度の方が安全に入浴できるよう整えています。
そして、プラスのお風呂には少し特別なこだわりがあります。天然ミネラル岩塩を入れた浴槽で、ご利用者様からはこんな声をいただいています。
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」
リハスタジオプラス ご利用者様
入浴が「義務」でなく「楽しみ」になる。これは、入浴を拒否しがちになっていた旦那様にとっても、大きな変化でした。週3回の通所を始めてから数週間後、奥様から「主人がお風呂の日を楽しみにするようになったんです」とご連絡をいただいたとき、私たちスタッフもほっとしました。
デイサービスで入浴介助を確保することで、奥様が自宅で無理をして介助する頻度は大幅に減りました。週3回の「呼吸できる時間」が、奥様自身の体と心を守ることにもつながっています。
訪問看護との連携 ― デイ以外の日をどう支えるか
デイサービスに通う日以外の在宅ケアについては、ケアマネージャーさんを通じて訪問看護との連携を組み立てました。
訪問看護師が週2回自宅を訪問し、バイタルチェック・服薬確認・皮膚の状態確認を行います。また、入浴がデイの日に集中することで、訪問看護の訪問時には清潔保持の補助(清拭や足浴など)が中心となり、転倒リスクの高い自宅での全身浴の頻度を安全に管理できる体制になりました。
ここで重要なのは、デイサービスと訪問看護は「どちらか一方」ではなく、役割分担をして組み合わせるものだということです。
- デイサービス(週3回):入浴介助・機能訓練・昼食・レクリエーション・社会参加
- 訪問看護(週2回):医療的管理・清潔保持補助・状態観察・家族への助言
この二つが連動することで、旦那様の在宅生活は格段に安定しました。ケアマネージャーさんが全体の調整役を担い、デイ・訪問看護・家族がそれぞれの役割を果たす形です。
✓ ここまでのポイント
- 老老介護の入浴問題は「デイサービスでの入浴介助を週3回確保する」ことが最初の一手
- 訪問看護と役割を分担することで、在宅日もカバーでき、家族の負担を段階的に軽減できる
- 施設での入浴が「楽しみ」になることで、本人の意欲・生活の質も上がる
同時並行で進めた自宅浴室のバリアフリー改修
デイサービスと訪問看護で日常のケアを支えながら、私たちがもう一つ提案したのが、自宅浴室のバリアフリー改修です。
「デイで入浴できるなら、自宅のお風呂はそのままでいいのでは?」と思われるかもしれません。しかし実際には、状態が変化した際や訪問看護師が清潔ケアをする場面など、自宅の浴室・脱衣室を使う機会は意外に多くあります。また、自宅での入浴を将来的に再開できる環境を整えておくことは、ご本人の「家にいたい」という気持ちを支えることにもなります。
今回のケースで実施した改修の内容をご紹介します。
自宅バリアフリー改修 STEP 1
浴室入口の段差解消+手すり設置
脱衣室から浴室への段差(約15cm)をスロープで解消し、入口横と浴槽横の2か所に手すりを設置。麻痺側の足が引っかかるリスクを大幅に低減しました。
⚠️ 手すりの設置位置は「右手でつかむか・左手でつかむか」で全く変わります。麻痺の側・利き手・立ち上がりの動作を現場で確認してから位置を決めることが不可欠です。
自宅バリアフリー改修 STEP 2
浴室床の滑り止め加工
既存の浴室床に滑り止めシートを施工。濡れた状態でも足が滑りにくい素材を選定しました。
⚠️ 市販の滑り止めマットは端がめくれて逆に転倒リスクになることがあります。施工型の滑り止め加工を選ぶことを強くおすすめします。
自宅バリアフリー改修 STEP 3
脱衣室の引き戸化
既存の開き戸を引き戸に変更。車椅子・歩行器での移動時に扉の開閉で体勢が崩れる問題を解消しました。
⚠️ 引き戸への変更は壁の構造によって工事内容が変わります。事前の現地確認が必要です。
これらの改修費用のうち、介護保険の住宅改修費(上限20万円・自己負担1〜3割)が適用できました。ケアマネージャーさんの意見書と事前申請が必要になりますが、申請手続きの代行も含めてホープシードがサポートします。
「介護現場を知っているから、利用者さんの動き方・体の使い方を想像しながらリフォームの提案ができます。図面だけ見て手すりをつける業者とは、そこが根本的に違うと思っています」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
ホープシードは介護事業者でもあり建設業者でもあるという、加須市内では数少ない存在です。デイサービスで実際にご利用者様の動作を見ているスタッフが、リフォームの現場にも知見を活かせる。この点が、大手リフォーム会社や介護事業専業者との一番の違いです。
「デイ+訪問看護+バリアフリー改修」の三本柱が在宅生活を支える
今回ご紹介したケースをまとめると、以下の三本柱が機能して、旦那様の在宅生活が安定しました。
- ①リハスタジオプラス(週3回):入浴介助・機能訓練・食事・社会参加を確保。奥様のレスパイト(休息)時間にもなる
- ②訪問看護(週2回):医療的管理・在宅日の清潔ケア補助・状態変化の早期発見
- ③自宅バリアフリー改修:段差解消・手すり設置・引き戸化で「家にいる時間」の安全性を底上げ
この三つを同時並行で動かすためには、ケアマネージャーさんとの連携と、調整を担える事業者が必要です。ホープシードでは、デイサービスの利用開始・リフォームの事前申請・施工までを一貫してサポートできるため、ご家族が複数の業者を個別に動かす手間を最小化できます。
「ケアマネさんに相談したら、ホープシードさんなら介護のことも家のことも一緒に見てくれると聞いて」――そう言って来てくださるご家族が、実際に増えています。
まとめ ― 加須市で「入浴介助の限界」に直面したら
「妻一人ではもう支えられない」。その言葉が出たとき、それは決して弱さではなく、在宅介護を続けてきた証です。そして、そのタイミングが、専門のサポートを組み合わせる一番いい時期でもあります。
リハスタジオプラスでは、随時体験利用のご相談を受け付けています。「うちの主人でも利用できるか」「どんなお風呂なのか見てみたい」という段階のご相談でも、ぜひ気軽にお声がけください。自宅の浴室改修についても、現地確認から介護保険申請の手続きまで、ホープシードが一緒に動きます。
加須市内での在宅介護、一人で抱え込まないでください。
📞 お電話でのご相談:0480-53-7288(受付時間:月〜土 8:30〜18:00/祝日 9:00〜18:00)
💬 メールでのご相談:お問合せ(24時間受付)
株式会社ホープシードは、介護事業21年の経験と、建設業・宅地建物取引業の資格を持つハイブリッド型の事業者です。加須市を中心に、「この街でいつまでも心地よく暮らし続けるために」できることを、一緒に考えさせてください。