「デイサービスから電話がかかってきました。お母さまが転倒されて——」
東京のオフィスで会議中にスマホが震え、画面に映ったのは加須の施設名。胸が一瞬止まった、そんな経験をされた方はいないでしょうか。
遠距離で親の介護をしている方にとって、デイサービス中の事故・転倒の連絡は「最も恐れていた電話」のひとつです。何を聞けばいいか、その後どう動けばいいか、頭が真っ白になってしまう方も少なくありません。この記事では、そんな場面に正面から向き合い、「連絡を受けた直後→状況確認→その後の対応」という流れを具体的にお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 転倒・事故の連絡を受けた直後に確認すべき4つのこと
- 施設・ケアマネ・病院との連絡をスムーズにする情報整理の方法
- 在宅復帰後のリスクを下げるために家族ができる準備
- 離れて暮らしていても「親の日常」を把握し続けるためのしくみ
こんな方におすすめ
- ✅ 東京や遠方から加須の親の介護をしており、平日は施設任せになっている方
- ✅ デイサービス中に転倒・事故の連絡を受け、どう対応すればいいか迷っている方
- ✅ 複数の事業者・機関との連絡調整に疲れを感じている方
- ✅ 事故後の在宅復帰に向けて、自宅環境を見直したい方
- ✅ 親の日常の様子が分からず、常に不安を抱えて仕事をしている方

「転倒しました」——連絡を受けた直後に確認すべき4つのこと
施設からの事故連絡を受けたとき、まず深呼吸して、以下の4点を落ち着いて確認してください。電話口でメモを取れるよう、スマホのメモアプリを立ち上げておくと安心です。
確認事項 STEP 1
① 今すぐ病院に行く必要があるか
「転倒」と一言で言っても、打撲だけで済む場合もあれば、骨折・頭部打撲で救急対応が必要な場合もあります。「今の意識レベルはどうか」「骨折の疑いがあるか」「救急車を呼ぶ判断はしたか」を最初に確認します。
⚠️ 施設スタッフは医療行為を判断できません。「念のため様子を見る」とだけ言われた場合でも、ご家族から「かかりつけ医への連絡はしましたか」と確認するひと手間が大切です。
確認事項 STEP 2
② 転倒の場所・状況・時刻
どの場所で、何をしていたときに転んだか。記録は後の原因分析と再発防止策に必ず使います。施設は事故報告書を作成する義務があるため、「後で文書でも送ってもらえますか」と伝えておきましょう。
⚠️ 電話だけで終わらせると、後から「言った・言わない」になりがちです。書面での共有を求めることは、責める意味ではなく連携のためだと伝えると施設側も動きやすくなります。
確認事項 STEP 3
③ ケアマネジャーへの連絡は施設がしてくれるか
多くの施設はケアマネに自動的に連絡しますが、念のため確認してください。ケアマネが把握していないと、その後のサービス調整に支障が出ます。
⚠️ 加須市のように複数の事業者が関わっている場合、情報が分断されるリスクがあります。特に遠距離介護の場合、家族がハブになって各所に連絡することが求められる場面もあります。
確認事項 STEP 4
④ 今日の送迎はどうなるか
怪我の状態によっては、その日に病院へ直接搬送されるか、通常の送迎で帰宅するかが変わります。在宅でひとり待っている配偶者(老老介護のケースでは特に)の不安を早めに解消するためにも、「帰宅の見込み時間」を確認しておきましょう。
✓ ここまでのポイント
- 事故連絡を受けたらまず「緊急度」「状況・場所・時刻」「ケアマネへの共有」「その日の帰宅」の4点を確認する
- 電話だけで終わらせず、事故報告書の書面共有をお願いすることが後の連携をスムーズにする
- 遠距離介護では家族自身が情報のハブになる意識を持つことが重要
連絡先が施設・ケアマネ・かかりつけ医・市役所とバラバラで、同じ説明を何度も繰り返している——そのしんどさ、記事の中でそのまま書いた通りです。ホープシードへのお問合せでは、介護の相談も自宅改修の相談も、一か所でまとめてお受けします。まずは状況をテキストで送っていただくだけでも構いません。
「事故後」の連絡調整——複数の機関に何度も説明しない工夫
転倒・事故のあとは、施設・ケアマネ・かかりつけ医・場合によっては病院のソーシャルワーカー(MSW)まで、複数の関係者と連絡を取ることになります。東京から仕事をしながらこれを一人でこなすのは、本当に消耗することです。
加須市内でよく聞かれるお困りごとのひとつが、「連絡先が散乱していて、同じことを何度も違う人に説明しなければならない」という負担感です。
この状況を少し楽にするために、事故後に手元に残しておきたい情報をまとめておきましょう。
- 事故の概要(日時・場所・状況・現在の症状)
- かかりつけ医の名前・電話番号
- 服薬中の薬の一覧(お薬手帳のコピー)
- ケアマネの名前・連絡先
- デイサービスの事故報告書(書面)
これらをまとめたメモひとつあるだけで、複数の機関への連絡が格段にスムーズになります。なお、服薬管理が不安な一人暮らしの高齢者への対応とデイサービスの役割についても、あわせて読んでおくと今後の備えになります。
「介護に関わる連絡先が、施設・ケアマネ・市役所・かかりつけ医とバラバラになっているご家族はとても多いです。だからこそ私たちは、介護の相談も建物の相談も、できる限り一か所でお受けできる体制を作ってきました。離れて暮らすご家族様が『一本電話すれば全部つながる』という安心感を持っていただきたいのです。」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
事故前と事故後——「気づかなかった変化」を施設レポートで追う
転倒が起きる前に、実は「小さなサイン」があることが多いです。歩き方がいつもより不安定だった、足元のふらつきを本人が口にしていた——こういった変化を、離れて暮らす家族が自力で把握するのは、正直なところ限界があります。
私たちリハスタジオプラスでは、ご利用者様のその日の様子を写真と文章で記録し、ご家族様と共有することを大切にしています。「今日どうだったか」が伝わることで、家族は加須に来なくても親の変化に気づきやすくなります。
たとえば、こんなご報告ができます——
「今日は午後から外の公園へ散歩に出かけ、季節の花をとても楽しんでいらっしゃいました。歩行はいつもと変わりなく、笑顔も多かったです」
こうした日常の記録の積み重ねが、「いつもと違う」を早期に発見するための基準になります。実際に利用されている方からも、こんなお声をいただいています。
「公園の季節の花を見に行くことができ、日課だった散歩ができるのは嬉しい」
リハスタジオプラス ご利用者様
ご本人が喜んでいる姿が家族に届くことで、「今日も元気に過ごしているんだな」という安心感につながります。そして同時に、「今日は歩幅が小さかった」「段差で少し躊躇していた」という変化もキャッチしやすくなる。日々の記録は、事故を防ぐための「早期アラート」でもあるのです。
デイサービスの日報・報告書の読み方と家族が確認すべきポイントも参考にしながら、施設からの情報を上手に活用してください。
事故後の在宅復帰——「帰ってから転ぶ」リスクをどう下げるか
転倒・事故の後、入院を経て在宅に戻るとき、実は一番リスクが高まるのが「自宅に帰った直後」です。病院のリハビリで回復したと思っても、自宅の段差やお風呂、廊下の幅が体の状態に合わなくなっていることがあります。
ここで、事故の「ビフォーアフター」を考えてみてください。
🏠 事故前の自宅(よくある状態)
- 廊下に手すりがない
- 浴室の出入り口に段差がある
- トイレが和式、または立ち上がりに手がかりがない
- 「これまで問題なかったから大丈夫」と改修を先送りしていた
⭐ 事故後・在宅復帰前の自宅(バリアフリー改修後)
- 廊下・浴室・トイレに体の動きに合った手すりを設置
- 段差をスロープや段差解消材でフラット化
- 浴室・トイレ・玄関に介護保険の住宅改修費(最大20万円枠・自己負担1〜3割)を活用して施工
- 退院日に合わせたスピード対応で「帰れる家」を整える
私たちが介護事業と建設業の両方を持っている理由のひとつは、まさにこの場面にあります。デイサービスのスタッフが毎日見ているご利用者様の「動き方」「使い方の癖」を、建設担当者がそのまま引き継いで改修プランを作れる——それが、一般的なリフォーム業者との一番大きな違いです。
転倒を防ぐために自宅でできる運動と環境整備のポイントも、在宅復帰前の準備としてぜひ参考にしてください。
まとめ——「まずどこに電話するか」を今のうちに決めておく
デイサービス中の事故・転倒は、いつ起きるかわかりません。大切なのは、「そのとき慌てない準備」を今のうちにしておくことです。
連絡を受けたら4つの確認事項を落ち着いてチェックし、事故報告書の書面共有を依頼する。ケアマネへの連絡を確認し、自宅のバリアフリー状況を在宅復帰前に見直す。そしてできれば、介護・建設・不動産を一括して相談できる窓口を、事前に持っておく。
加須市を中心にこうした「介護×建設×不動産のワンストップ相談」を21年の経験で支えてきたのが、株式会社ホープシードです。遠距離介護中のご家族様の「一本の電話でつながる安心」のために、私たちは今日もここにいます。
「親がデイサービスで転倒した」「在宅復帰前に家の改修が必要かもしれない」——そんなときは、どうぞご遠慮なくお電話ください。
0480-53-7288(受付:月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)
「退院日が決まったが、自宅の改修が間に合うか不安」「転倒後に在宅復帰させてよいか判断できない」——この記事を読んで、次に動くべきことが見えてきたなら、その一歩をここから始められます。介護保険の住宅改修費20万円枠の活用方法から、デイサービスの見学まで、まとめてご相談いただけます。