羽生市のバリアフリー工事 ― 古民家でも諦めない改修の発想

C3住宅改修・リノベーション

「うちは古い家だから、大がかりな工事は無理かもしれない」「柱や梁が多くて、手すりをつける場所がない」「土間や框(かまち)の段差が深くて、何をどうすればいいかわからない」――そんなふうに、改修を諦めかけているご家族のお声を、私たちはこれまでに何度も聞いてきました。

羽生市をはじめ、加須市・行田市といった埼玉県北東部には、築40年・50年を超える戸建て住宅が今も多く残っています。太い柱と梁、広い土間、深い框――これらは昔の日本家屋の「当たり前」でしたが、高齢になった今では転倒リスクや介護の負担源になりがちです。

でも、だからといって諦める必要はありません。古民家ならではの構造を正確に読み解き、適切な素材と工法を選べば、安全で暮らしやすいバリアフリーの家は必ず実現できます。今回は「古民家でもできるバリアフリー改修」をテーマに、私たちが現場で実際に使っている建材・道具・選定の考え方を深掘りしてお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 古民家のどの構造がバリアフリー化を難しくしているのか
  2. 古い家に合う手すり・段差解消材料の選び方と選定基準
  3. 介護保険の住宅改修費(20万円枠)を使いながら進める工事の流れ
  4. 介護現場を持つ工務店ならではの「動線視点」での改修提案

こんな方におすすめ

  • ✅ 羽生市・加須市周辺で築40年以上の古い実家に親が住んでいる方
  • ✅ 「うちの家は古すぎてバリアフリー工事できない」と思い込んでいる方
  • ✅ 退院後の親の在宅復帰に向けて、急ぎ自宅を改修したい方
  • ✅ 介護保険の住宅改修費をどう使えばいいか分からない方
  • ✅ 手すり・段差解消の工事でどんな建材が使われるか知りたい方
羽生市のバリアフリー工事 ― 古民家でも諦めない改修の発想 | 株式会社ホープシード

古民家がバリアフリー化しにくい「3つの構造的な理由」

まず正直にお伝えすると、古民家のバリアフリー工事は一般的なリフォームより「読み解く力」が必要です。現地を見ずに「どこでも同じ手すりを付けます」では通用しない。それが古民家の現実です。

① 玄関框(かまち)の段差が大きい
現代の住宅で標準的な玄関框の段差は18〜20cm程度ですが、昭和40年代以前の家では30〜40cmに及ぶケースも珍しくありません。この深い段差は、足腰が弱くなった方にとって「毎日の山越え」のようなもの。ここへの対応が、古民家バリアフリーの最初の難関です。

② 柱の位置が手すり設置の邪魔をする
在来工法(木造軸組構法)の古い家は、間取りを柱と梁が細かく支えています。廊下の幅が狭く、手すりをつけたい壁面の裏に柱がない、もしくは逆に多すぎる――という状況が頻繁に起こります。下地の位置を正確に把握しなければ、手すりが取付部ごと抜けてしまうリスクがあります。

③ 土間・三和土(たたき)と居室の高低差
昔の農家建築に多い土間は、居室との段差が50cm以上になることもあります。この高さは段差解消だけでは追いつかず、スロープの勾配設計、踏み台の高さ分割、手すりの形状選定を組み合わせて初めて安全に解決できます。

現場で選ぶ建材・素材 ― 古民家に合わせた「3つのカテゴリ」

古民家のバリアフリー工事で、私たちが特にこだわって選んでいる建材・素材を3つのカテゴリに分けてご紹介します。ホームセンターで売っているものを「とりあえずつける」のとは、安全性と耐久性の次元が違います。

① 手すり ― 「径・素材・形状」の三位一体で選ぶ

手すりは「金属製ならどれでも同じ」ではありません。まず握り径。高齢者の手に最適とされているのは32〜35mm径。細すぎると力が入らず、太すぎると握れません。次に素材。屋外や浴室周辺ではステンレス製が腐食に強く長持ちしますが、室内の廊下や階段には木質樹脂系(樹脂被覆)の手すりを使うことが多いです。素足で触れたときの温かさ、木目の意匠が古民家の雰囲気に馴染みます。

さらに重要なのが形状。一般的な「I型」だけでなく、玄関のように方向転換が必要な場所には「L型」や「エンドブラケット付き」のものを選びます。端部が折り返されていないと、袖口が引っかかって転倒の原因になるからです。取付金具(ブラケット)は壁の下地(柱・間柱)に確実にビス止めできるかを最優先に判断します。

② 段差解消材 ― スロープ勾配と「踏み台分割」の組み合わせ

玄関框や土間の段差解消には、主に3つのアプローチがあります。

ひとつめは固定式スロープ。コンクリートや木製の台座を造作して勾配をつける方法です。勾配は1/12(水平距離12cmにつき1cm下がる)以下が目安。急すぎると逆に危険なため、段差が大きい土間には十分な奥行きを確保できるか現地で必ず計測します。

ふたつめは踏み台による高さ分割。一段の段差が大きい場合、中間に踏み台を設けて「高さを2〜3回に分けて上り下りする」設計にします。踏み台の踏み面には滑り止め加工を施したノンスリップ素材を貼ります。

みっつめは框カバー材(段鼻保護材)。框そのものの高さを下げられない場合、框の角を丸くして転倒時の衝撃を緩和する材料を使います。これは介護保険の住宅改修費の対象にもなります。

③ 引戸レール・戸車 ― 「開き戸から引戸へ」の転換で劇的に変わる

古民家の内部ドアは、実は引戸が多い。これはバリアフリーの観点からは有利です。問題は、古い引戸のレールが敷居(しきい)の溝になっていて、その溝自体が躓きの原因になっているケース。ここを現代の上吊り式引戸レールに交換することで、床に段差ゼロの引戸が実現します。車いすや歩行器でもスムーズに通れる幅(80cm以上)を確保できるかも同時に確認します。

一方、開き戸が残っている場所(特に浴室・トイレ)は、内開きを外開きまたは引戸に変更するだけで、倒れた時のドアの開放性が大きく改善します。これも介護保険住宅改修の対象工事です。

✓ ここまでのポイント

  • 古民家の段差・柱位置・土間という3つの構造的な難しさを正確に把握することが改修の第一歩
  • 手すりは握り径・素材・形状・ブラケット固定位置の4点セットで選ぶ。汎用品では安全を担保できない
  • 段差解消はスロープ・踏み台・框カバーを組み合わせ、引戸化で動線を抜本的に改善できる

「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」

リハスタジオプラス ご利用者様

自宅のお風呂が危険で入れなくなり、デイサービスでの入浴が「唯一の楽しみ」になっているご利用者様は少なくありません。だからこそ、自宅浴室を安全に改修して「家でも安心して入れるお風呂」を取り戻してほしいと、私たちは心から思っています。

「介護現場を知る工務店」だからこそできる動線設計

株式会社ホープシードは、デイサービス「リハスタジオ花咲」「リハスタジオプラス」を運営しながら、建設・リフォーム事業も手がけるという、加須市内では希少なハイブリッド型の会社です。

「介護の現場を毎日見ているから、利用者さんがどこで困るか、どんな動作でどんな失敗をするかが体に入っています。そこから逆算して改修を提案できる。これが、介護と建設を同時にやっている私たちの一番の強みだと思っています」

伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)

たとえば、トイレの手すりを「壁のどこか」につけるのではなく、「立ち上がりの最中に体重が乗る角度」を実際の利用シーンから逆算して位置を決める。浴室の手すりも「浴槽への出入りで使う手すり」と「洗い場での立ち座りで使う手すり」は別物として設計する。こうした動線ベースの発想は、介護の現場を持たない工務店にはなかなか難しいところです。

工事の流れ ― 退院日に間に合わせるためのスピード対応

「入院中の親が来週退院することになったが、家が全く整っていない」というご相談は、毎年この時期に増えます。急を要する場合でも、私たちは以下のフローで迅速に動きます。

介護リフォーム STEP 1

現地調査・ケアマネジャーとの連携

ご自宅に伺い、床の段差・廊下幅・手すりが必要な箇所を計測します。同時にケアマネジャーから意見書を受領し、介護保険住宅改修費(上限20万円・自己負担1〜3割)の申請書類を準備します。

⚠️ 工事前に市区町村への事前申請が必要です。申請なしに着工すると保険が適用されないため、業者任せにせず進捗確認が必要です。

介護リフォーム STEP 2

素材・仕様の確定と施工

上記でご紹介した手すり径・段差解消材・引戸レールなどを現地の構造に合わせて確定し、施工します。古民家では壁の下地状況や床の根太(ねだ)の位置が現代住宅と異なるため、解体せずに下地センサーを使って確認してから取り付けます。

⚠️ 「壁に下地がない」と判明した場合、下地補強(合板の入れ込み)が追加工事として必要になります。この費用は保険対象外となる場合があるため、事前に見積もりに含めて確認することが重要です。

介護リフォーム STEP 3

完了確認・退院後リハビリへの引き継ぎ

工事完了後、実際に歩いて動線を確認します。必要に応じて手すりの高さ微調整を行います。退院後はそのままリハスタジオ花咲またはプラスでの通所リハビリにスムーズに繋げることができます。「住まいと介護が一体」という流れが、ホープシードの最大の特徴です。

⚠️ 工事が終わっても定期的なフォローが必要です。身体機能が変化するにつれて、手すりの追加や福祉用具の変更が出てきます。継続的に関われる業者を選ぶことが長期的な安心につながります。

羽生市・加須市周辺の古民家オーナーへ ― 諦める前にご相談ください

羽生市は加須市の北隣に位置し、私たちの施工対応エリアです。広い田畑に囲まれた農家建築、昭和初期に建てられた大黒柱のある家――こうした「古い家」ほど、実はバリアフリー改修の価値が高い。壊すのではなく、活かしながら安全にする。それが私たちの改修の発想の根本にあります。

「古すぎて無理」「うちには向かない」と思っていた方ほど、一度現地を見てほしいと思います。素材・工法・動線の三つが揃えば、どんな古民家でも安全に暮らし続けられる家に変えられます。

「公園の季節の花を見に行くことができ、日課だった散歩ができるのは嬉しい」

リハスタジオプラス ご利用者様

住み慣れた家を安全にして、デイサービスで体を動かして、季節の景色を楽しむ。そういう日常を、地域の中で一緒につくっていきたいと思っています。

まとめ ― 古民家のバリアフリー、ホープシードに相談してみてください

今回ご紹介した内容を振り返ります。

  • 古民家の段差・柱位置・土間は「難しさ」であると同時に、正しい素材と工法で必ず解決できる
  • 手すりは径・素材・形状・固定下地の4点、段差解消はスロープ+踏み台+框カバーの組み合わせで設計する
  • 引戸化で動線を根本から変えることができ、介護保険の住宅改修費(上限20万円)が使える
  • 介護現場を持つ工務店だからこそ、動線ベースの改修提案が可能
  • 退院後のリハビリまで一括して対応できるワンストップ体制が、ご家族の負担を大きく減らす

「うちの家で本当にできますか?」という疑問が少しでもあれば、まずお電話かお問合せフォームからご連絡ください。現地に伺って、実際の構造を確認した上でご提案します。費用は介護保険の活用も含めて、できる限り負担が少ない方法を一緒に考えます。

お電話でのご相談:0480-53-7143(受付時間:平日・土曜 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)

メール・Webフォームでのご相談:お問合せ

株式会社ホープシードは、埼玉県加須市を拠点に、介護・建設・不動産のワンストップ支援で「いつまでも自宅で暮らし続けたい」というご利用者様とご家族様の願いを支えています。羽生市・行田市・久喜市からのご相談も、どうぞお気軽にどうぞ。

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