「二世帯住宅を建てたいけど、どこまで分けるべきか迷っている」
「将来、親の介護が必要になったとき、今の間取りで対応できるか不安」
「完全分離にしたら、いざというとき気づいてあげられない気がする」
加須市内でご家族の新築・建替えのご相談をいただくとき、こういった悩みを抱えたまま打ち合わせにいらっしゃる方が、本当に多くいらっしゃいます。二世帯住宅の設計は「どう分けるか」ではなく、「どこをつなげておくか」という視点が、10年後・20年後の暮らしを大きく左右します。
私たち株式会社ホープシードは、加須市で建設業と介護事業(デイサービス2拠点)を同時に運営しています。介護の現場を毎日見ているからこそわかる「動線の重要性」を、住まいの設計に落とし込むことが私たちの強みです。この記事では、介護を見据えた二世帯住宅の設計思想と、加須市の住宅事情を踏まえた具体的な考え方をお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 加須市の高齢化データと、二世帯住宅が今注目される背景
- 「完全分離」「一部共有」「完全同居」の3タイプ比較と介護視点での選び方
- 介護を見据えた「分けすぎない」間取り設計の具体的ポイント
- 介護保険を活用したバリアフリー工事の進め方と費用の目安
こんな方におすすめ
- ✅ 加須市内で二世帯住宅の新築・建替えを検討している方
- ✅ 将来の親の介護を見越した間取りを知りたい方
- ✅ 完全分離か一部共有か、どちらが正解か迷っている方
- ✅ 介護保険を使ったバリアフリー改修の費用感を知りたい方
- ✅ 介護×建設をまとめて相談できる窓口を探している方

加須市の高齢化データが示す「今すぐ考えるべき理由」
まず、加須市の現状を数字で確認しておきましょう。2025年時点で加須市の人口は約112,018人、そのうち65歳以上の高齢化率は31.5%。つまり、3.3人に1人が65歳以上、7.3人に1人が75歳以上という状況です。全国平均(約29%)を上回る「高齢化先進地域」として、加須市はすでにその現実と向き合っています。
さらに注目すべきは1世帯あたりの人員数。加須市は2.3人/世帯と、独居・老老世帯が増加傾向にあります。「子世帯と同じ敷地に住む」という選択が、親御さんの孤立予防や緊急時の対応速度に直結する時代になっています。
持ち家比率が高く、戸建て住宅中心の加須市では、「親の家を建て替えて二世帯に」という相談が年々増えています。弊社でも過去の施工事例の中に、築50年の古家を建て替えて平屋+小屋裏収納を活用した事例、二世帯を想定した南面配置の設計事例など、12件以上の多様な実績があります。そのどれもが「将来の介護」を念頭においた設計になっています。
「完全分離・一部共有・完全同居」―― 介護視点で選ぶとどうなるか
二世帯住宅の形式は大きく3タイプに分かれます。それぞれを介護という視点で見たとき、どんな違いがあるか整理してみましょう。
🏠 完全分離型(玄関・水回り・LDKすべて独立)
- プライバシーは高いが、親世帯の異変に気づきにくい
- 認知症初期など「自分では助けを求めにくい状態」になったとき、発見が遅れるリスク
- 将来のリフォーム費用が2倍かかりやすい構造
⭐ 一部共有型(玄関や浴室・LDKの一部を共有)/当社が推奨するアプローチ
- 日常的な接点が生まれ、親の様子の変化を自然に感知できる
- 介護が必要になったとき、動線の調整が最小限のリフォームで済む
- 「適度な距離感」を保ちながら、緊急時は即対応できるバランス型
🏠 完全同居型(空間をほぼ共有)
- 介護負担は分担しやすいが、嫁姑問題など人間関係の摩擦リスクも
- 親世帯の「自分の場所」がなくなり、精神的に萎縮する方も
介護の現場で長く向き合ってきた経験から言うと、「完全分離は孤独死リスクを高める」という現実があります。代表の伊澤が創業の出発点に置いているのも、まさにこの問題意識です。
「少子高齢化が進む加須市で、孤独死を地域の力でなくしていきたい。二世帯住宅の設計も、介護事業も、突き詰めると同じ答えに行き着きます。それは『人と人がつながりを保てる仕組みをつくること』です。完全に分けてしまう設計は、建てた瞬間は快適でも、10年後に後悔することが多い。」
伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)
✓ ここまでのポイント
- 加須市は高齢化率31.5%・7.3人に1人が75歳以上と、介護を見据えた住宅設計が急務のエリア
- 完全分離型は孤独死・異変の発見遅れリスクがあり、介護視点では一部共有型が優位
- 二世帯住宅の形式選びは「今のプライバシー」より「10年後の介護動線」を優先して考えることが重要
「分けすぎない」設計の具体的ポイント ― 介護動線をつくる5つの視点
では、具体的にどこをつなげておけばよいのか。介護の現場を毎日見ている私たちが、住まいの設計に落とし込む際に必ずチェックする5つのポイントをご紹介します。
設計ポイント STEP 1
玄関を「一つ」にする ― または内部でつながる扉を設ける
玄関が完全に別々だと、子世帯は「親が外出したかどうか」を把握できません。内部でつながるドア一枚があるだけで、「今日は出てきていないな」という気づきが生まれます。段差のないフラットな内部通路が理想です。
⚠️ ドアの幅は将来の車椅子通過を想定し、有効幅80cm以上を確保しておくことをおすすめします。後から広げるのは大規模工事になります。
設計ポイント STEP 2
水回りを1階に集中させる ― トイレ・洗面・浴室の平面配置
加齢に伴い、階段の昇降が困難になります。親世帯の居室・トイレ・洗面・浴室はすべて1階にまとめる「1階完結型」を基本に設計します。弊社では南面配置の洗面室と庭デッキを組み合わせた設計など、生活動線と日当たりを同時に解決する事例も手がけています。
⚠️ 「今は元気だから2階でいい」は禁物。75歳以降に1階に移ることを想定した間取りを最初から組み込んでおくことが、後悔のない設計です。
設計ポイント STEP 3
浴室は「共有」を検討する ― 岩塩風呂・バリアフリー仕様で親子が使える設計
浴室を2つ設けるとコストが大幅に増加するだけでなく、親世帯の入浴中の事故発見が遅れます。共有浴室にバリアフリー仕様(折り畳み椅子・手すり・段差ゼロの洗い場)を取り入れることで、将来の介護入浴にも対応できます。
⚠️ 浴室のドアは内開きではなく引き戸または外開きに。転倒時に倒れた体でドアが塞がれる事故を防ぐための基本設計です。
設計ポイント STEP 4
廊下幅・開口部を「将来の車椅子サイズ」で設計する
標準的な廊下幅は78cmですが、車椅子が通れる有効幅は80cm以上、介助者と並んで通るには120cm以上が目安です。新築・建替えの段階でここを広げておくことは、リフォームでの後付けと比べてコストが格段に低く抑えられます。
⚠️ 開口部の段差(敷居)は3mm以下に。たった1〜2cmの段差でも、歩行が不安定な高齢者には転倒の原因になります。
設計ポイント STEP 5
玄関アプローチ・駐車場からのスロープを最初から計画する
加須市は車社会型エリアです。車での送迎が前提になるため、駐車スペースから玄関までのアプローチにスロープを設けておくことが将来の負担を大きく減らします。後付けのスロープは敷地形状によって難易度が上がるため、新築時の設計段階での計画が重要です。
⚠️ スロープの勾配は1/12(水平距離12に対して高さ1)以下が介護保険基準の目安。急すぎるスロープは車椅子でも危険です。
介護保険を活用したバリアフリー改修 ― 費用と申請の流れ
二世帯住宅の新築後、あるいは既存住宅への改修でも、介護保険の「住宅改修費」制度を活用できる場合があります。知らずに全額自己負担で工事をされている方が多いため、ここで整理しておきます。
介護保険の住宅改修費は、要支援1以上の認定を受けた方が対象で、上限20万円の工事費に対して自己負担1〜3割という制度です。つまり、最大18万円を保険でまかなうことができます。対象工事は手すりの取り付け・段差の解消・床材の変更・引き戸への交換・洋式便器への取り替えなどです。
ただし、この制度には申請の順番があります。
申請フロー STEP 1
ケアマネジャーへの相談と事前申請
工事前にケアマネジャーが作成する「理由書」と施工業者の見積書・図面を市に提出し、事前申請(承認)を得る必要があります。
⚠️ 工事を先にしてしまうと保険が適用されません。必ず工事前に申請を完了させること。
申請フロー STEP 2
施工・完了報告
承認後に工事を実施し、完了後に領収書・工事写真を提出します。
⚠️ 退院日が決まっていて期間が短い場合でも、私たちは介護現場を知る業者として、ケアマネ・MSWとの調整から申請書類の準備まで一括サポートしています。
申請フロー STEP 3
保険給付・精算
審査が通れば工事費の7〜9割が後日支給されます(受領委任払い制度を利用すれば自己負担分のみ先払いで済む場合もあります)。
⚠️ 20万円の枠は原則1回ですが、要介護度が3段階以上上がった場合などにリセットされる仕組みもあります。状況によってはケアマネに確認することをお勧めします。
「退院まで2週間しかない、と焦っているご家族から連絡をいただくことがよくあります。介護の現場を持っているからこそ、ケアマネさんとの連携が早く、申請書類も慣れています。『間に合わないかも』と思ったときほど、早めにご連絡ください。」
伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)
デイサービスとの組み合わせで「在宅生活の継続年数」を最大化する
二世帯住宅の設計と並行して、私たちが必ずご提案するのがデイサービスとの組み合わせです。住まいをいくら整えても、親御さんの身体機能が低下し続ければ、いつかは限界が来ます。機能訓練で身体機能を維持しながら、住まいのバリアを段階的に取り除く。この二本柱があってはじめて「在宅生活の継続年数」を最大化できるのです。
弊社が運営するリハスタジオ花咲(半日型・要支援1〜要介護3)とリハスタジオプラス(1日型・要支援1〜要介護5)は、加須市内の地域密着型通所介護として、軽度から重度まで一気通貫でお受けしています。ICカード管理の個別マシン訓練、レッドコードを使ったストレッチ、足浴など、楽しみながら通えるプログラムが揃っています。
「クロスワードから体操・マシン運動など短い時間ですが、大満足。足湯のほっこりした時間が嬉しい」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」
リハスタジオプラス ご利用者様
施設長の渡邊は「ご利用者様が身体を動かす喜び、お話ができる喜びを感じてくださる瞬間が、何よりのやりがい」と話します。アットホームな雰囲気の中で、ご利用者様ひとりひとりと同じ目線で向き合う姿勢を大切にしています。
まとめ ― 加須市で二世帯住宅を建てるなら「介護×建設」を一緒に考える
二世帯住宅の成功は、完成した瞬間ではなく、10年後・20年後の暮らしをイメージできているかどうかで決まります。加須市の高齢化率31.5%というデータが示すように、「介護はいつか来る現実」として設計に織り込んでおくことが、後悔のない選択につながります。
株式会社ホープシードは、建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)と、地域密着型通所介護事業者として2拠点のデイサービスを運営する、加須市内では希少な「介護×建設×不動産のハイブリッド型事業者」です。間取りの相談から介護保険申請の同行、退院後のデイサービス受け入れまで、同じ窓口でご相談いただけます。
「どこまで分けるべきか迷っている」「将来の介護に備えた設計を知りたい」「退院前に急いでリフォームしたい」――どんなご相談も、まずはお気軽にお声がけください。加須市の地域事情を知るスタッフが、ご家族と同じ目線でいっしょに考えます。
📞 お電話でのご相談:0480-53-7143(月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)
💻 メール・フォームでのご相談:お問合せ(24時間受付)
加須市でいつまでも心地よい暮らしを続けるために、私たちができることを全力でご提案します。


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