「お父さんが大腿骨を骨折して入院して、もう退院まで3週間しかないんです。家の階段が怖くて……どうすればいいですか」
「脳梗塞のリハビリが終わって、来週退院できると連絡が来た。でも自宅の手すりが全然ついていなくて、このまま帰らせていいのか不安で」
「子どもは遠くに住んでいて、平日は仕事で動けない。業者を探す時間すら取れない」
こんなお悩みを抱えて、インターネットを検索している方は少なくありません。退院という「嬉しいニュース」のはずが、自宅環境のことを考えると手放しで喜べない——そういうご家族様の声を、私たちは何度もお聞きしてきました。
こんにちは。リハスタジオプラス施設長の渡邊 隆浩です。私はデイサービスの現場で毎日ご利用者様と向き合っていますが、同時に「どんな住まい環境で暮らしているか」がそのまま日常生活の質に直結することを、身をもって感じています。特に退院直後の時期は、自宅の階段ひとつ、廊下の段差ひとつが、在宅生活を続けられるかどうかの分かれ目になります。
今回は、退院まで時間がない中で「階段の手すり設置や段差解消を急がなければならない」と焦っているご家族様に向けて、私の視点も交えながら具体的な手順とポイントをお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 退院まで2〜4週間で、介護保険の住宅改修費を使って手すりを設置する具体的な流れ
- 介護保険住宅改修費の申請で「詰まりやすいポイント」と、それをスムーズにするコツ
- 介護現場を知る業者に依頼することで何が変わるか
- 手すり設置後に退院後のリハビリをどうつなぐか
こんな方におすすめ
- ✅ 親が脳梗塞・骨折で入院中で、退院まで日数が迫っている方
- ✅ 「介護保険の住宅改修費20万円」を使いたいが、申請の手順がわからない方
- ✅ 仕事をしながら遠距離で介護しており、業者を探す時間が取れない方
- ✅ 階段・廊下の手すりや段差解消工事を加須市近辺でスピーディーに依頼したい方
- ✅ 退院後のリハビリ先もあわせて相談したいご家族様

なぜ「退院前の住宅改修」はこんなに焦るのか
入院中の病院側からは、退院日の2〜3週間前に「そろそろ準備をしてください」と告げられることが多いです。しかし実際に動き始めると、次々と壁にぶつかります。
- 介護保険の住宅改修費を使うには、ケアマネジャーの意見書が必要で、まずケアマネを決めるところからスタートしなければならない
- 事前に市区町村へ申請書類を提出し、承認を受けてから工事を行う必要がある(事後申請は原則認められない)
- 業者を探し、現地調査・見積もり・発注・施工……と進める間に、あっという間に退院日が来てしまう
「何から手をつければいいかわからないまま、退院日だけが近づいてくる」——これが、多くのご家族様が直面する現実です。
介護保険の住宅改修費については、段差解消スロープの種類と選び方・介護保険の適用条件でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
手すり設置までの流れ——退院前2〜4週間でできること
では実際に、退院前のタイトなスケジュールの中でどう動けばよいのか。介護現場の目線から、具体的なステップを整理します。
住宅改修 STEP 1
ケアマネジャーへの連絡・意見書の依頼
まず、担当ケアマネジャー(または病院のMSW:医療ソーシャルワーカー)に「住宅改修を検討している」と伝えましょう。ケアマネの意見書がなければ申請書類が揃いません。入院中でも、担当ケアマネに自宅の状況を伝えれば意見書作成を進めてもらえます。まだケアマネが決まっていない場合は、加須市の地域包括支援センターに相談するのが最初の一歩です。
⚠️ 退院後に新たにケアマネ契約する場合、担当決定まで数日かかることがあります。時間的な余裕がない場合は、病院のMSWを通じて早めに動き始めることが重要です。
住宅改修 STEP 2
業者による現地調査・改修計画書の作成
業者が自宅に伺い、階段の幅・高さ・廊下の構造・トイレや浴室の動線などを確認します。ここで「どこに手すりをつけるか」「段差の解消が必要な箇所はどこか」を決めます。介護現場を知る業者かどうかが、この段階で大きく差が出ます。単純に手すりを付けるだけでなく、「退院後に実際にどう動くか」を想定した位置・高さの提案ができるかどうかが重要です。
⚠️ 見た目の都合だけで手すりの位置を決めると、実際の使い勝手が悪くなることがあります。利用者の身体状況・利き手・動作の癖を踏まえた提案を求めましょう。
住宅改修 STEP 3
市区町村への事前申請・承認
改修計画書・ケアマネ意見書・見積書などをセットにして、加須市に事前申請します。承認が下りてから工事開始が原則です。申請から承認まで数日〜1週間程度かかることを見越したスケジュール管理が必要です。
⚠️ 工事を先に始めてしまうと、保険給付の対象外になる場合があります。どれだけ急いでいても、事前承認のステップは省略できません。
住宅改修 STEP 4
施工・完了確認・領収書の取得
承認後、速やかに施工します。完了後は完成写真・領収書などを揃えて市区町村へ事後申請。費用の7〜9割が後日払い戻されます(自己負担1〜3割)。介護保険住宅改修費の上限は1人につき20万円です。
⚠️ 領収書の名義・施工日・工事内容の記載に不備があると、申請が通らないことがあります。書類は業者と一緒に確認しましょう。
✓ ここまでのポイント
- 退院前の住宅改修は「ケアマネ意見書の確保→事前申請→施工→事後申請」の順番が原則で、工事の先走りは厳禁
- 介護保険住宅改修費の上限は1人20万円(自己負担1〜3割)。事前承認なしでは給付されないため、タイムラインの把握が最重要
- 業者選びは「介護の動線を理解しているか」が最大のポイント。手すりの位置ひとつで使いやすさが大きく変わる
「事前申請が必要」「ケアマネ意見書が先」「工事を先に始めてはいけない」——手順を理解するほど、退院日まであと何日あるかが気になってきたのではないでしょうか。ホープシードへのお問合せフォームでは、現在の状況(入院中の親御さんの状態・退院予定日・自宅の気になる箇所)を記入していただければ、何から動き始めるべきかを具体的にご返答します。メールでのやり取りなので、平日の昼間に電話できないご家族様でも使いやすい形式です。
「介護の現場を知っている」とは、どういうことか
私がデイサービスの施設長として毎日ご利用者様と過ごしていて感じるのは、「住まいの中の不安が、そのまま心の萎縮につながる」ということです。
自宅の階段が怖くて2階に上がれなくなった方、トイレに行くたびに壁を伝わなければならない方、夜中にトイレに起きるのが怖くて水分を控えてしまう方——デイサービスに来られるご利用者様の中に、そういうケースは本当に多いです。
だからこそ、私たちホープシードが「介護×建設」という体制を持っていることに、大きな意味があると思っています。施設で日々ご利用者様の動作を見ている私たちが建設部門と情報共有することで、「退院後にどう動くか」を想定した手すりの位置・高さ・グリップの形状を提案できる。これは、住宅のことしか知らない業者にはできない視点です。
「リハビリを頑張った方が、自宅に帰れずに施設入居を余儀なくされるケースを、私はいくつも見てきました。家の環境を整えるだけで、在宅生活が続けられる方はたくさんいらっしゃる。退院日に間に合わせることへの本気度が、私たちが最もこだわっているところです」
渡邊 隆浩(リハスタジオプラス 施設長)
加須市周辺の農村部で一人暮らしをしている高齢者の方に向けた支援の考え方については、農村部で一人暮らしの高齢者を支える仕組みと在宅継続のポイントもご参考ください。
「階段が怖い」を放置するリスク——転倒は人生を変えてしまう
骨折・脳梗塞からの退院直後は、身体機能が落ちていることが多く、転倒リスクが非常に高い時期です。「とりあえず慎重に歩けばいいか」と思いがちですが、手すりがない状態での転倒は、再骨折・再入院・そのまま寝たきりへという最悪のシナリオに直結します。
手すりが必要な場所は、玄関・廊下・階段・トイレ・浴室の5か所が基本ですが、退院直後の動線に絞って優先順位をつけることが大切です。「全部やろうとして間に合わない」より、「退院日に絶対必要な箇所を確実に終わらせる」ことが重要です。
「公園の季節の花を見に行く事ができ、日課だった散歩ができるのは嬉しい」
リハスタジオプラス ご利用者様
この言葉が、私は忘れられません。以前、ご自宅の玄関に手すりを設置したことで「一人で外に出られるようになった」とおっしゃったご利用者様がいらっしゃいました。それまで、外出は家族の手を借りなければできなかった。でも、小さな手すりひとつで、その方は自分の力で玄関を出て、近所の公園に行けるようになったんです。「散歩が日課だったのに、諦めていた」とおっしゃっていたその方が、久しぶりに季節の花を見て目を輝かせる姿を思い出すたびに、住宅改修の仕事の重さを実感します。
高齢者のQOL(生活の質)という観点から見ても、デイサービスが果たす役割と在宅生活継続への影響は非常に大きいものがあります。住まいの安全と社会参加の両方が揃って、初めて「いつまでも自宅で暮らす」が実現します。
退院後の流れ——手すり設置から、デイサービスへのスムーズな接続
私たちがご提案しているのは、「手すりをつけておしまい」ではありません。退院後の在宅生活を継続するためには、住まいの環境整備と並行して、身体機能の維持・回復を支える仕組みが必要です。
リハスタジオプラスでは、要支援1〜要介護5まで幅広い介護度の方を受け入れ、天然ミネラル岩塩入りのお風呂、ICカード管理の個別マシン訓練、レッドコードや足浴など、楽しみながら続けられるプログラムを提供しています。退院直後で不安な方も、まずデイサービスで体を慣らしながら、在宅生活のリズムを取り戻していただけます。
「住宅改修を依頼した業者が、そのままデイサービスもつないでくれた」——加須市内では、ここまでワンストップで対応できる事業者は多くありません。ケアマネさんやMSWの方から「ホープシードに頼むと全部まとめてお願いできるから助かる」とおっしゃっていただけることが、私たちの一番の誇りです。
まとめ——退院まで時間がない今、まず動くこと
「退院まで2〜4週間しかない」という状況で、手すり設置・段差解消を間に合わせるには、一刻も早く動き始めることが最重要です。申請の手順、書類の準備、業者との調整——それぞれを別々に考えていると時間が足りなくなります。
株式会社ホープシードでは、業界経験21年の代表・伊澤を中心に、ケアマネジャー・MSWとの連絡調整から介護保険住宅改修費の申請サポート、現地調査・施工まで、ご家族様の代わりに動きます。退院日に間に合わせることへの本気度は、どこにも負けないと自負しています。施工後は、そのままリハスタジオプラスでの退院後リハビリへ接続することも可能です。
加須市をはじめ、久喜市・羽生市・行田市など近隣エリアのご家族様からのご相談も歓迎しています。「何から話せばいいかわからない」という段階でも構いません。まずお電話でご状況をお聞かせください。
📞 0480-53-7288(受付時間:月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)
退院日まで2〜4週間という限られた時間の中で、申請・業者選び・施工・退院後のデイサービス調整を全部ひとりで動かすのは、仕事を抱えたご家族様には正直無理があります。ホープシードへのお問合せには、現在の状況を書いていただくだけで、ケアマネ連携・申請サポート・スピード施工の流れをまとめてご提案します。