「先生から来週退院と言われたんですが、まだ家の手すりも何もなくて……」
先日、東京在住の50代の女性からこんな電話をいただきました。お母様が骨折で入院中で、退院日が突然決まったとのこと。埼玉県加須市の実家に駆けつけたいけれど、仕事もあって平日は動けない。誰に頼めばいいかもわからない。電話口の声に、焦りと疲れがにじんでいました。
こういうご相談は、決して珍しくありません。むしろ、「退院前のギリギリ連絡」が最も多いパターンのひとつです。この記事では、退院前に介護リフォームを急いでいる方が「何を・どの順番で・どこに頼めばいいか」を、Q&A形式でお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 退院前の緊急介護リフォームで「最初にすべきこと」
- 東京在住の子世代でも平日動けない場合の連絡・段取りの整え方
- 介護保険の住宅改修費20万円枠を退院前に使うための手続きの流れ
- デイサービスと住宅改修を一括で相談できる体制のメリット
こんな方におすすめ
- ✅ 親が入院中で、退院日が迫っているのに自宅の改修が手つかずの方
- ✅ 東京など遠方に住んでいて、平日に加須の実家へ動けない子世代の方
- ✅ 介護保険の住宅改修費20万円枠の使い方を知りたい方
- ✅ ケアマネ・工務店・デイサービスへの連絡が散乱していて疲弊している方
- ✅ 退院後の在宅生活が続けられるか不安で、相談窓口を探している方

退院前の緊急介護リフォームとは、そもそも何を工事するのか?
退院前の緊急工事は、「完璧なバリアフリー化」ではなく、「退院当日に安全に帰宅できる最低限の環境づくり」です。具体的には、玄関の上がり框への手すり設置、トイレまでの廊下への縦手すり・横手すり設置、浴室の出入口や洗い場への手すり追加、段差のあるアクセス動線へのスロープ設置などが中心になります。
大がかりなリフォームを退院前に全部やろうとすると、時間も費用も追いつきません。まず「帰宅した日に転ばないこと」を最優先にして、追加の工事は退院後に状態を見ながら段階的に進める――この考え方が、現場を21年間経験してきた私たちが最もお勧めするやり方です。
介護保険で自宅をリフォームする方法・住宅改修費20万円の使い方については別記事で詳しく解説していますが、ここでは「退院前の緊急対応」に絞って手順を整理します。
退院日が決まってから工事完了まで、どんな流れになるのか?
「連絡してから工事完了まで何日かかりますか」というのは、最初に必ず聞かれる質問です。一般的な流れをSTEP形式でお伝えします。
現地確認・プラン提案 STEP 1
ご連絡を受けてから現地へ
ご連絡をいただいたら、できる限り早く加須市内のご自宅へ伺い、玄関・廊下・トイレ・浴室の動線と段差を確認します。お母様・お父様の今の身体状況(歩行の安定度・利き手・自力でつかまれる握力など)を病院やケアマネから事前に教えていただけると、より的確なプランを提案できます。
⚠️ 「とにかく急いで」と工事を先に進めると、後から「使いにくい位置に手すりがついた」「必要な箇所が抜けていた」という事態になりがちです。20〜30分の現地確認は省かないでください。
介護保険の申請手続きの確認 STEP 2
ケアマネと連携して保険申請の準備
介護保険の住宅改修費(上限20万円・自己負担1〜3割)を使う場合、工事前に担当ケアマネを通じて市区町村への事前申請が必要です。退院前でも申請は可能ですが、「工事が先・申請が後」になると保険が使えなくなるケースがあります。ケアマネがまだ決まっていない場合や、入院中で要介護認定が出ていない場合は、私たちが加須市の地域包括支援センターへの連絡も一緒にお手伝いします。
⚠️ 事前申請なしで工事を始めてしまうと、20万円の保険給付が受けられなくなります。「急ぐから先に工事だけ」は絶対に避けてください。加須市の介護リフォーム補助金・助成金の組み合わせと自己負担額もあわせて確認しておくと安心です。
工事実施 STEP 3
最短スケジュールでの施工
手すり設置・段差解消スロープなど、緊急性の高い工事は自社施工でスケジュールを確保します。外注に出さず自社で完結できるため、日程調整のやり取りが最小限で済みます。工事中・完了後の状況は写真でご報告しますので、東京にいるご家族もその日のうちに確認できます。
⚠️ 「知り合いの業者に頼んだら介護保険の手続きが分からないと言われた」というご相談もよくあります。介護保険住宅改修費の申請書類作成に慣れた業者かどうか、事前に確認してください。
✓ ここまでのポイント
- 退院前の緊急工事は「完璧なバリアフリー化」ではなく「帰宅当日に転ばない環境」が最優先
- 介護保険の住宅改修費は工事前の事前申請が必須。「先に工事・後で申請」は保険適用外になるリスクがある
- ケアマネ・申請手続き・施工を一括で動ける窓口を最初に確保することが、時間ロスを防ぐ最大のポイント
「ケアマネへの連絡」「申請書類の準備」「工事の手配」――平日に動けないまま、退院日だけが迫っている状況が続いていませんか。お問合せフォームからご状況をお知らせいただければ、窓口をどう一本化するかを含めて現状に合った段取りをご提案します。東京から加須へ来られなくても、まず連絡を入れるだけで動き出せます。
東京在住で平日に動けない場合、どうやって手配を進めればいいのか?
「平日は仕事があって加須まで行けない。でも退院まで時間がない」――これが、遠距離介護中の子世代の方が最もつらいところです。
私たちがよく提案しているのは、「最初の一本の電話だけ入れてもらい、あとの段取りはこちらで動く」という形です。現地確認・ケアマネへの連絡確認・申請書類の準備案内・工事日程の調整、これらを一社でまとめて動けるため、「○○に連絡して、次に△△へ書類を持って、その後□□に工事の依頼を……」という連絡先の分散が起きません。
「介護×建設の両方を持つことで、お客様が何度も同じ説明を繰り返さなくて済む体制をつくりたいと、創業のときから考えてきました。特に遠距離のご家族は、窓口が複数に分かれるだけで本当に消耗してしまいます」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
退院後の生活を安定させるには、住宅改修だけでなくデイサービスの手配もセットで考える必要があります。私たちのグループでは、リハビリ特化型の半日デイサービス「リハスタジオ花咲」と、リラクゼーション型の1日デイサービス「リハスタジオプラス」の2施設を加須市内で運営しています。退院直後の状態に合わせてどちらを使うかを提案できるのも、介護と建設の両方を持つ私たちならではの動き方です。
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」
リハスタジオプラス ご利用者様
入院中は自由にお風呂に入れなかった方にとって、退院後の入浴が「また楽しみになる」体験は、在宅生活を続けるモチベーションそのものです。天然ミネラル岩塩入りの浴槽でゆっくり温まるこの時間を、ご自宅でも施設でも安全に楽しんでいただけるよう、住宅側の浴室手すり・洗い場の環境整備とセットで考えるのが私たちのスタイルです。
「平日の様子が分からない」という不安は、どうすれば解消できるのか?
工事が終わって退院できた。でもその後が心配――「今日、ちゃんと過ごせているのか」「デイサービスで何かあったら誰が連絡してくれるのか」。遠距離介護中の方が次に直面するのは、このリアルタイムの不安です。
リハスタジオ花咲・プラスでは、デイサービスでのご様子を写真と文章でご家族にお伝えする家族レポートを実施しています。東京のオフィスで仕事中でも、「今日は運動を頑張っていましたよ」「お昼ごはんをよく食べていました」という報告が届けば、少しだけ肩の荷が下りる感覚があるとよく言っていただきます。
また、退院後に状態が変わった場合――「段差がやはりきつい」「廊下をもう少し広くしたい」――そういった住まいの追加改修の相談も、同じ窓口でそのまま受けられます。介護度が上がったときのデイサービスの切り替えも含め、一社でつながっていることが、長く安心できる体制の土台になります。医療と介護の連携・退院前カンファレンスとデイサービス受け入れの流れも参考にしてみてください。
まとめ:退院前の緊急対応は「窓口の数を減らすこと」から始まる
退院前の介護リフォームで最も大切なのは、「完璧な工事」ではなく「退院当日に安全に帰宅できる最低限の環境」を、時間内に確実に整えることです。そのためには、ケアマネ・申請・施工・デイサービスの手配を、できるだけ一か所でまとめて動けることが、時間と体力の節約につながります。
加須市を中心に、私たちは建設業許可(埼玉県知事 第71135号)と業界経験21年のもと、介護現場の動線を知った工務店として介護リフォームに向き合っています。「今すぐ動かないと退院に間に合わない」という切羽詰まった状況でも、まず一本ご連絡ください。
電話でのご相談は 0480-53-7288(受付:月〜土 8:30〜18:00、祝日 9:00〜18:00)までどうぞ。
ここまで読んで「自分の親の状況に当てはまる」と感じた方は、今が動き出すタイミングです。退院日・現在の身体状況・自宅の間取りなど、分かる範囲で構いません。お問合せフォームに入力いただければ、ケアマネ連携・申請手続き・施工スケジュールをまとめてご案内します。