C3住宅改修・リノベーション

101. 介護保険で自宅をリフォームする方法|住宅改修費20万円の使い方完全解説

秋の気配が感じられるようになった9月。朝晩は過ごしやすくなりましたが、室内と屋外の寒暖差で体が硬くなりやすい季節でもあります。そんな時期に、ご家族からよく聞かれるのが「親が最近、家の中でつまずくことが増えて心配で…」というご相談です。

「でも、施設に入るのはまだ早い」「本人が絶対に家を出たくないと言っている」――そうおっしゃるご家族の気持ちも、ご本人の思いも、どちらも正直なものだと思います。住み慣れた我が家で暮らし続けたい。これは、どんなに状況が変わっても、簡単には手放せない気持ちです。

実は、その「自宅で暮らし続けたい」という願いを支える制度が、介護保険の住宅改修費(上限20万円)です。この記事では、制度の仕組みを入口から丁寧にご説明しながら、単なる「お金の話」で終わらせず、住宅改修とデイサービスをどう組み合わせて在宅生活を長く続けるか、その全体像をお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 介護保険の住宅改修費20万円の対象工事と申請の流れ
  2. 「自宅で暮らし続ける」ために最初に手をつけるべき改修の優先順位
  3. 住宅改修とデイサービスを組み合わせた在宅継続の考え方
  4. 加須市で相談できる窓口と、ホープシードのワンストップ対応の中身

こんな方におすすめ

  • ✅ 親に「施設には入りたくない」と言われ、どうサポートすればいいか悩んでいる方
  • ✅ 介護保険の住宅改修費という制度は聞いたことがあるが、使い方がよく分からない方
  • ✅ 退院日が近づいていて、自宅の改修を急いで進めたい方
  • ✅ 転倒や浴室での事故が心配で、何から手をつければいいか分からない方
  • ✅ 加須市内でデイサービスと住宅改修を一緒に相談できる場所を探している方
101. 介護保険で自宅をリフォームする方法|住宅改修費20万円の使い方完全解説 | 株式会社ホープシード

介護保険の住宅改修費とは?まず仕組みを押さえる

介護保険には、ご自宅を安全に改修するための費用を一部補助してくれる「住宅改修費」という給付制度があります。支給限度額は20万円で、自己負担は介護度に応じて1〜3割です。つまり、1割負担の方であれば2万円の自己負担で最大18万円分の工事が受けられる計算になります。

大切なのは「工事前に申請が必要」という点です。工事が終わってから申請しても対象外になってしまうケースがあるので、まず担当のケアマネジャーに相談することが第一歩になります。

対象になる工事は6種類

厚生労働省が定める対象工事は、以下の6種類です。

  • 手すりの取り付け(廊下・階段・浴室・玄関など)
  • 段差の解消(床の段差をなくす・スロープの設置など)
  • 滑り防止・移動をスムーズにするための床材変更
  • 引き戸などへの扉の取り替え
  • 洋式便器などへの便器の取り替え
  • 上記の工事に付帯する工事

「もっと大規模に直したい」というお気持ちもあるかと思いますが、まずこの6種類の中から、今の生活で最もリスクの高い箇所を優先して選ぶのがポイントです。介護保険の住宅改修費20万円枠を賢く使い切るための考え方も、あわせて参考にしてみてください。

「まず何を直すか」優先順位の考え方

20万円という枠は一度きりではありませんが(要介護度が3段階以上重くなった場合や転居した場合はリセット可能)、基本的には慎重に使うことをおすすめしています。では、どこから手をつけるのが正解でしょうか。

改修 STEP 1

トイレ・浴室・玄関の「3点セット」を確認する

高齢者の転倒事故の多くは、この3か所で起きています。特に夜間のトイレ動線と、浴室の出入りは最優先で確認を。手すりが1本あるだけで、介助する側の負担も大幅に変わります。

⚠️ 「とりあえず安い手すりを1本つければいい」という発想は危険です。取り付け位置がわずかにずれているだけで、使いにくく逆に転倒リスクになることも。身体の動かし方を理解した施工者に依頼することが大切です。

改修 STEP 2

廊下・居室の段差を洗い出す

段差解消は「敷居をなくす工事」と思われがちですが、実は床材の変更や薄いスロープの設置も含まれます。車いすや歩行器を使い始めた場合に備えた先手の改修が、後々の大規模工事を防ぐことにもつながります。

⚠️ 「まだ歩けているから段差はいい」と後回しにすると、転倒後に急いで改修する羽目になり、退院日に工事が間に合わないケースも。余裕があるうちに動き始めることをおすすめします。

改修 STEP 3

扉の開き方を見直す

開き戸から引き戸への変更は、車いす利用時だけでなく、ふらついたときにドアノブにつかまりやすくなるという安全面のメリットもあります。工事費としては比較的コンパクトに収まることが多く、残り枠を有効活用しやすい工事です。

⚠️ 引き戸への変更は壁の構造によっては工事規模が変わります。事前に現地確認をしっかり行う業者に依頼することが必要です。

✓ ここまでのポイント

  • 介護保険の住宅改修費は上限20万円・工事前申請が必須。ケアマネジャーへの相談が最初の一歩。
  • 対象工事は6種類。まずトイレ・浴室・玄関の「危険な3点」を優先的に確認する。
  • 段差解消・扉の引き戸化は「まだ大丈夫」と思えるうちに着手するほど、後悔が少ない。

「工事前に申請が必要」「ケアマネに連絡しなきゃ」と、頭では分かっても、誰に何を聞けばいいか整理できないまま時間だけが過ぎている――そんな状況ではないでしょうか。住宅改修の申請サポートからデイサービスの利用相談まで、ホープシードへのお問合せフォームからまとめてご質問いただけます。

住宅改修・デイサービスをまとめて相談する

住宅改修だけでは足りない理由――デイサービスとの組み合わせが鍵

家を安全にする工事は、在宅継続のための「箱」を整える作業です。でも、長く自宅で暮らし続けるためには、「箱の中で暮らす人の体と心」を維持することも同じくらい大切です。

私たちホープシードがデイサービス事業も運営しているのは、まさにこの理由からです。住宅を改修しても、体の機能が落ち続ければいずれ在宅生活は難しくなる。だからこそ、リハビリと社会参加をセットで考えてほしいのです。

「クロスワードや麻雀など頭を使ったゲームが盛り沢山。一人暮らしの私にとっては憩いの場」

リハスタジオプラス ご利用者様

この言葉が、すごく大事なことを教えてくれていると思っています。デイサービスは「体のリハビリだけの場所」ではありません。一人でいると孤立しがちな毎日に、笑顔が生まれる時間をつくること――それ自体が、自宅で暮らし続けるための「生きる力」を支えているのです。

ご自宅の改修で安全な環境を整え、デイサービスで体と心の機能を保つ。この両輪が揃ってはじめて、「施設には入らず、家にいる」という選択が現実のものになります。

「住宅改修とデイサービスは、別々の話ではありません。どちらが欠けても、在宅での暮らしは長続きしにくい。介護現場に毎日いるからこそ、家の構造がどれだけ生活に影響するかを肌で感じています。だからこそ、両方を一緒にご提案できる体制にこだわっています。」

伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)

なお、埼玉県で使える補助金・助成金を活用して介護費用を抑える方法についても整理していますので、住宅改修費と合わせてご確認ください。費用の全体像を把握しておくと、焦らず計画的に動けます。

申請の流れ――難しくありません、順を追えば大丈夫

「申請が複雑そうで…」というお声をよく聞きます。でも、手順を一つずつ見れば、そんなに難しいものではありません。

申請 STEP 1

ケアマネジャーに相談する

まず担当のケアマネジャーに「住宅改修を検討している」と伝えましょう。要介護・要支援の認定を受けていることが前提です。認定を受けていない場合は、介護認定調査でうまく伝えるコツを参考に、まず認定申請から動き始めてください。

⚠️ ケアマネジャーがいない場合は、加須市の地域包括支援センターに相談窓口があります。

申請 STEP 2

工事前に市区町村へ「事前申請」を提出する

施工業者に依頼して見積書・工事写真(着工前)・理由書などを揃え、加須市に事前申請を提出します。この申請が承認される前に工事を始めてしまうと、給付を受けられなくなりますので注意が必要です。

⚠️ 書類の不備で差し戻しになるケースもあります。経験のある業者に書類作成のサポートを依頼するのが安心です。

申請 STEP 3

工事完了後に「完了申請」を提出・給付を受ける

工事完了後、施工写真や領収書を揃えて完了申請を行うと、負担割合に応じた金額が払い戻されます(受領委任払いに対応している業者の場合は、初めから自己負担分のみのお支払いで済む場合もあります)。

⚠️ 申請から給付まで時間がかかる場合があります。退院後の在宅復帰を急いでいる場合は、事前に段取りを組んでおくことが重要です。

加須市で住宅改修を相談するなら――ホープシードの強みとお伝えしたいこと

株式会社ホープシードは、埼玉県加須市を拠点に建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)を取得した工務店として、介護リフォームに対応しています。代表の伊澤は建設・介護・不動産の分野で21年のキャリアを持ち、「少子高齢化と孤独死をなくしたい」という思いから、デイサービスと住宅改修をワンストップで提供できる体制を整えました。

🏠 一般的な工務店の場合

  • 「工事はできるが、介護保険申請の段取りはケアマネに任せてほしい」となりがち
  • 介護現場を知らないため、実際の動線や体の使い方に合わない位置に手すりを設置することも
  • デイサービスや在宅ケアとの連携は別の業者・別の相談窓口が必要

⭐ ホープシードの場合

  • 介護事業(リハスタジオ花咲・リハスタジオプラス)を自社で運営しており、ご利用者様の身体状況や日常動線を熟知した上で改修を提案
  • 介護保険の住宅改修費申請に関する書類サポートも対応(ケアマネジャーと連携しながら進めます)
  • 手すり設置・段差解消から、将来の浴室・トイレ改修まで、状態の変化に合わせた段階的なリフォーム計画を一緒に考えることができる

加須市は高齢化率31.5%という、全国平均(約29%、総務省統計局データ参考)を上回る高齢化先進地域です。3.3人に1人が65歳以上というこの街で、「住み慣れた家に、長くいられる」環境をつくることが私たちの仕事だと思っています。

まとめ――「家にいたい」という思いを、一緒に実現しましょう

介護保険の住宅改修費20万円は、「施設には入りたくない」という願いを支えるための制度です。まずケアマネジャーに相談し、工事前に申請を行う――この順番さえ守れば、決して難しい手続きではありません。

そしてもう一つ、忘れないでほしいことがあります。住宅改修は「今の危険をなくす」ための工事ですが、それだけで在宅生活が長く続くわけではありません。体と心を動かし続けること、社会とつながり続けること。その部分をデイサービスが担うことで、はじめて「家にいる生活」が豊かになります。

「何から相談すればいいかわからない」という方も、ぜひ一度ご連絡ください。住宅のこと、介護のこと、まとめてお聞きします。電話でのご相談は 0480-53-7288(受付時間:月〜土 8:30〜18:00/祝日 9:00〜18:00)まで。

記事を読んで「うちの親の場合、どこから手をつければいい?」という具体的な疑問が出てきた方へ。介護保険の申請段取り、優先すべき改修箇所の現地確認、デイサービスの見学まで、一度のお問合せで動き始められます。加須市内の自宅で暮らし続けるための次の一歩を、一緒に考えさせてください。

加須市の住宅改修・介護相談をホープシードに問い合わせる

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