先日、加須市にお住まいの70代の奥様からご相談のお電話をいただきました。「主人が脳梗塞で入院して、もうすぐ退院なんです。でも、自宅のお風呂の段差が怖くて……私一人では支えられるか自信がなくて」と、声が少し震えていました。
84歳のご主人は左半身に麻痺が残り、歩行に介助が必要な状態。奥様ご自身も70代で、毎日の入浴介助を一人で続けるには、体力的にも精神的にも限界が見えていました。こうした状況は、加須市内でも本当に多くのご家庭で起きています。
この記事では、脳梗塞後の在宅復帰において多くのご家族がぶつかる「入浴の壁」を、現実的な手順と二段構えの対策で乗り越えるための具体策をお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 脳梗塞後の在宅介護で入浴介助が危険になる理由と背景
- デイサービスの入浴介助と自宅浴室改修を組み合わせる「二段構え」の具体的な進め方
- 介護保険の住宅改修費(20万円枠)を使った浴室バリアフリー改修のステップ
- 加須市でワンストップ相談できる窓口と、退院後の流れ
こんな方におすすめ
- ✅ 脳梗塞の後遺症がある夫・父親の退院を間近に控えている方
- ✅ 老老介護で入浴介助の体力的な限界を感じている配偶者の方
- ✅ 自宅浴室の段差や滑りやすさに転倒リスクを感じている方
- ✅ 介護保険の住宅改修費の使い方を知りたい方
- ✅ デイサービスと住宅改修を一括で相談できる窓口を探している加須市近隣の方

なぜ退院後の「お風呂」がこれほど危険なのか
脳梗塞の後遺症として半身麻痺や歩行困難が残った場合、日常生活のなかで最もリスクが高い場所のひとつが浴室です。入院中はリハビリ病棟のスタッフが複数名で介助してくれていた入浴も、自宅に戻った途端に「妻一人」で対応しなければならなくなる。このギャップが、退院直後の転倒事故につながるケースが後を絶ちません。
自宅浴室には、病院のリハビリ室とは根本的に異なる構造的なリスクが潜んでいます。
- 浴槽をまたぐための段差(一般的に40〜50cm):麻痺側の足を持ち上げる動作は、バランスを崩しやすく転倒の直接的な原因になります。
- 濡れた床の滑りやすさ:脱衣所から洗い場への移動だけでも、足元が不安定な方には危険な場面です。
- 手すりの不在:多くの一般住宅には浴室に手すりがなく、壁や洗面器台に手をついて支えるしかない状況です。
さらに深刻なのは、こうした環境の中で配偶者(奥様)が一人で介助しようとすること自体、介助者側の転倒・腰痛リスクを生んでいるという点です。老老介護の現場では、介護する側が先に倒れてしまうケースも珍しくありません。
「怖いから週1回しかお風呂に入れていない」というお話も、実際によく伺います。入浴頻度が下がると、清潔保持だけでなく、身体機能の低下・皮膚トラブル・本人の意欲低下にもつながります。「お風呂の問題」は、在宅生活の継続そのものに直結しているのです。
「二段構え」という考え方 ― デイサービスと自宅改修を同時に動かす
冒頭でご相談いただいた奥様に、私どもがまずお伝えしたのは「一人で全部やろうとしなくていいんです」という言葉でした。
在宅での入浴問題を解決するには、「自宅でも安全に入れる環境をつくる」ことと「施設でプロが介助する入浴を定期的に確保する」ことを同時並行で進めるのが最も現実的です。どちらか一方だけでは、必ずどこかに無理が生じます。
🏠 一般的な対応(どちらか一方だけ)
- 自宅改修だけ行っても、妻一人の体力的限界は変わらない
- デイサービスだけ利用しても、自宅での入浴リスクはそのまま残る
- 「週1回しか入れない」状況が続き、本人・介護者ともに消耗していく
⭐ ホープシードの提案(二段構え)
- デイサービス「リハスタジオプラス」で週3回以上の入浴介助をプロに委ねる
- 同時に自宅浴室のバリアフリー改修を進め、自宅での入浴も安全な環境に整える
- デイでの入浴+自宅での入浴が両立することで、週4〜5回の入浴を無理なく確保できる
- 介護保険の住宅改修費(20万円枠)を活用するため、費用の自己負担を最小化できる
ポイントは、介護事業と建設事業を同じ会社が手がけているからこそ、両方を同じタイムラインで進められるという点です。「デイを探してから、次に業者を探して……」という時間のロスがありません。
✓ ここまでのポイント
- 退院後の自宅浴室は段差・滑り・手すりの不在が重なる「複合リスク」の場所
- 老老介護では介護する側(妻)の体力限界が、転倒リスクをさらに高める
- デイでの入浴介助と自宅改修を「同時に」進める二段構えが、最も現実的な解決策
リハスタジオプラスの入浴サービス ― 「施設のお風呂」が楽しみになる理由
「デイサービスのお風呂って、機械的な感じがするのでは?」と思われる方もいらっしゃいます。リハスタジオプラスの入浴は、そのイメージとは少し違います。
プラスの浴槽には、天然ミネラル岩塩を使用しています。お湯の質がやわらかく、まるで温泉施設に来たような感覚を味わっていただけるのが特徴です。「自分の家より気持ちいい」とおっしゃるご利用者様が多く、「この施設でのお風呂が一番の楽しみ」という声をいただいています。
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」
リハスタジオプラス ご利用者様
入浴介助は専門のスタッフが丁寧に対応します。要介護4・5の方、半身麻痺のある方も安心してご利用いただける体制を整えており、「自宅では怖くて毎日入れなかったのに、デイでは毎回気持ちよく入れる」というお言葉は、ご家族様にとっても大きな安心材料になっています。
また、プラスは1日型のデイサービスですので、奥様にとっても「主人がデイに行っている間に休める時間」が生まれます。週3回のご利用であれば、週3日分の「呼吸できる時間」を確保できる。これは在宅介護を長く続けるための、見えない体力の貯金になります。
さらに、半日型の「リハスタジオ花咲」では機能訓練に特化したプログラムも提供しています。こちらのご利用者様からも、こんなお声をいただいています。
「クロスワードから体操・マシン運動など短い時間ですが、大満足。足湯のほっこりした時間が嬉しい」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
足湯のほっこりとした温かさ、クロスワードや体操で頭と身体を動かす時間。こうした「小さな楽しみ」の積み重ねが、在宅生活を続けるうえでのモチベーションを支えています。
介護保険を使った浴室バリアフリー改修 ― 具体的な4つのステップ
「自宅の浴室を直したいけれど、費用が心配」というお声をよく伺います。実は、介護保険の住宅改修費(上限20万円)を活用すれば、自己負担を1〜3割に抑えながら工事を行うことができます。
退院後の在宅復帰を急ぐご家族のために、私どもが実際に進めている流れをご紹介します。
浴室改修 STEP 1
ケアマネージャーへの相談・意見書の依頼
住宅改修費の申請には、ケアマネージャーによる「理由書(意見書)」が必要です。退院前にケアマネと連絡を取り、改修の必要性を確認しておきましょう。ホープシードはケアマネとの調整も代行します。
⚠️ ケアマネへの連絡が遅れると、申請から施工完了までのスケジュールが退院日に間に合わない可能性があります。退院日が決まった時点で、すぐにご相談ください。
浴室改修 STEP 2
現地調査・改修プランの作成
介護現場の動線を知る私どもが実際に自宅浴室を確認し、手すりの位置・段差解消の工法・滑り止め加工の範囲を具体的にプランニングします。「介護する奥様の身長・体力」も踏まえた動線設計が、他の業者との大きな違いです。
⚠️ カタログだけで提案する業者は、実際の動線や介助動作を見ていないケースがあります。必ず現場を確認してもらうことが重要です。
浴室改修 STEP 3
市役所への事前申請・工事着工
介護保険の住宅改修費は、工事前に加須市への事前申請が必要です。申請書類の作成から提出まで、私どもが一括でサポートします。申請が承認され次第、速やかに工事を開始します。
⚠️ 事前申請なしで着工した場合、保険給付の対象外になります。必ず着工前の申請を完了させてください。
浴室改修 STEP 4
工事完了・引き渡し・デイサービスへの引き継ぎ
工事完了後、手すりの使い方・浴室の安全な動線を奥様と一緒に確認します。同時並行でデイサービスの利用も開始し、「施設での入浴」と「自宅での入浴」の二段構えが整います。
⚠️ 工事後は「改修前より安全になった」という安心感から過信が生まれることがあります。最初の数回は必ず見守り介助を続け、本人が動線に慣れるまで一緒に確認するようにしてください。
「退院後の在宅生活を支えるには、住まいの整備と介護の受け皿を同時に動かすことが大切です。どちらかが後回しになるほど、ご本人とご家族の負担は大きくなります。建設業許可と介護事業の両方を持つ私どもだからこそ、この二つを同じスピードで進められる。それが、ご家族の安心に直結すると信じています。」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
まとめ:「在宅生活の最初の壁」は、一人で抱えなくていい
脳梗塞後遺症を抱えてご自宅に戻ることは、ご本人にとっても介護するご家族にとっても、大きな決断です。「家にいたい」という気持ちを叶えるために、住まいの安全と介護の受け皿の両方を整えることが、在宅生活を長く続けるための現実的な道筋です。
私どもホープシードは、建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)と地域密着型通所介護事業者としての21年の業界経験を持ち、加須市内でデイサービス2拠点と建設・不動産事業を一体的に運営しています。介護リフォームの相談から介護保険申請のサポート、退院後のデイサービス受け入れまで、ひとつの窓口でお応えできるのが私どもの強みです。
「退院日が迫っているのに、どこから動けばいいか分からない」「妻一人の介護がもう限界かもしれない」――そんなご不安を抱えているご家族様は、まずお気軽にご連絡ください。一緒に、お父様・お母様がご自宅で安心して過ごせる環境を整えましょう。
📞 お電話でのご相談:0480-53-7288(月〜土 8:30〜18:00/祝日 9:00〜18:00)
📩 メールでのご相談:お問合せよりお気軽にどうぞ。