加須の介護施設で「手作り昼食」 ― 食欲が戻った父の話

C1介護の基礎知識

高齢者の食欲低下は、実は転倒と並んで在宅生活の継続を脅かす最大のリスク要因のひとつとされています。厚生労働省の調査によると、75歳以上の方の約3人に1人が「食欲がない」「食事量が減った」と感じており、その状態が続くと筋力低下・免疫力の低下・認知機能への影響へとつながっていくことが知られています。

今回ご紹介するのは、そんな食欲低下に悩むご家族から実際にいただいたエピソードです。加須市内にお住まいのKさん(80代・男性)は、脳梗塞の後遺症による身体機能の低下とともに、食事への意欲もすっかり失われていました。毎食「少しでいい」と繰り返すお父様を前に、娘さんはどれほど心を痛めていたことか。ところが、リハスタジオプラスに通い始めて数週間後、娘さんからこんな連絡が届きました。「施設で昼ごはんを完食したって聞いて、思わず泣いてしまいました」と。

📋 この記事でわかること

  1. 食欲低下がなぜ在宅生活の継続に深刻な影響を与えるのか
  2. 手作り昼食が介護の現場で持つ意味とリハビリとの関係
  3. リハスタジオ(花咲・プラス)の食事へのこだわりと実際のエピソード
  4. 加須市内でデイサービスを選ぶ際に確認しておきたいポイント

こんな方におすすめ

  • ✅ 親の食欲が落ちていて、食事量が心配な方
  • ✅ 加須市内でデイサービスを探しているご家族
  • ✅ 施設での食事の質が気になっている方
  • ✅ デイサービスが本当にリハビリ効果をもたらすのか知りたい方
  • ✅ 一人暮らしの親が孤食になっていることを心配している方
加須の介護施設で「手作り昼食」 ― 食欲が戻った父の話 | 株式会社ホープシード

「食べること」は、生きる気力そのものです

介護の現場で長く働いてきた私たちが実感していることがあります。それは、「食欲が戻ったとき、人はもう一度前を向く」ということです。

食べることは栄養補給だけではありません。誰かと一緒にテーブルを囲む、「今日のご飯は何だろう」とわくわくする、「おいしいね」と会話が生まれる――そうした小さなシーンの積み重ねが、毎日を生きるエネルギーになっています。

Kさんのお父様のケースでも、食欲低下の背景には「一人でご飯を食べることへの虚しさ」がありました。老老介護で配偶者がそばにいても、体力が落ちていてゆっくり話しながら食べる余裕がない。気づけば「食事の時間が苦しい」という状態になっていたのです。

リハスタジオプラスでは、昼食の時間をただの「食事の提供」ではなく、ご利用者様が一日の中で最も楽しみにできる時間にしたいと考えています。毎日スタッフが手作りするお昼ご飯。市販の配食や業者に丸投げするのではなく、「今日はどんなお顔をして食べてくださるかな」と思いながら作る昼食が、食卓の空気をじんわりと変えていくのを私たちは何度も目にしてきました。

「介護の仕事をしていると、食事の場面に人の本音が出るとつくづく感じます。箸が進んでいる日は調子がいい。食べ残しが多い日はどこかしんどい。だからこそ、毎日の昼食を手抜きにはできないんです」

伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)

手作り昼食が持つ、3つの「介護的効果」

「手作り」というと、料理の話に聞こえます。でも私たちが考える手作り昼食の価値は、栄養バランスだけではありません。介護・リハビリの観点から見ると、食事の場面には思いがけないほど多くの機能回復の糸口が隠れています。

① 嚥下(えんげ)機能の維持・改善
食べることは、実は全身運動です。特に口腔周辺の筋肉は「噛む・飲み込む」という動作を繰り返すことで機能を保ちます。やわらか過ぎる食事を毎日続けていると、この筋肉が衰えてむせやすくなる。リハスタジオでは、ご利用者様の嚥下状態に合わせた食形態の工夫をしながら、「噛む楽しみ」を失わせない食事づくりを心がけています。

② 感情・認知機能へのはたらきかけ
「今日は何が出るかな」と楽しみに待つ。香りで記憶がよみがえる。食欲という本能が刺激されることで、脳全体が活性化します。Kさんのお父様も、「今日の味噌汁はいつもと違う具だった」とスタッフに話しかけてくださるようになったとのこと。これは認知機能の維持という意味でも、とても嬉しい変化でした。

③ 社会参加・コミュニケーションの場
一人で食べるのと、誰かと一緒に食べるのとでは、食事量に明らかな差が出ることが研究でも示されています。デイサービスで他のご利用者様やスタッフと「いただきます」と声をそろえる。その当たり前のような瞬間が、孤食が続いていたご高齢者の食欲を引き戻すきっかけになるのです。

✓ ここまでのポイント

  • 食欲低下は在宅生活継続のリスク要因であり、背景には孤食・気力低下が絡み合っている
  • 手作り昼食は栄養補給だけでなく、嚥下訓練・認知機能の刺激・社会参加の場という3つの介護的効果がある
  • リハスタジオでは「食事の時間を一日の楽しみに」というコンセプトで昼食を手作り提供している

「施設の食事」と「手作りの食事」― 何がそんなに違うのか

加須市内にも複数のデイサービスがありますが、食事の提供方法はさまざまです。業者から配送されたものを温め直す施設も少なくありません。それが悪いというわけではありませんが、同じデイサービスに通うなら、「食事の時間が楽しみ」と感じてもらえる場所に繋げたいというのが、私たちの正直な気持ちです。

🏠 配送食・外部委託の場合

  • 品質は安定しているが、毎日同じような味・見た目になりやすい
  • 旬の食材や地域の食文化が反映されにくい
  • 「今日は何が出るかな」というわくわく感が生まれにくい

⭐ リハスタジオ(手作り昼食)の場合

  • スタッフが毎日施設内で調理し、温かい状態で提供
  • ご利用者様の状態・食形態・好みを把握した上での個別対応が可能
  • 昼食の香りが施設全体に漂い、食欲を自然に引き出す「環境づくり」にもなっている
  • 「今日の煮物、味がよく染みてた」という会話がリハビリの場でも弾む

Kさんのお父様が「施設での昼食を完食した」と娘さんに伝えたその日、施設スタッフも思わず笑顔になったそうです。ご利用者様の「おいしかった」は、私たちにとって何よりの言葉です。

「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」

リハスタジオプラス ご利用者様

「クロスワードや麻雀など頭を使ったゲームが盛り沢山。一人暮らしの私にとっては憩いの場」

リハスタジオプラス ご利用者様

「父が施設でご飯を食べた」― あの日の電話が忘れられない

Kさんの娘さん(50代・加須市在住)は、仕事をしながら親の介護を続けていました。平日は職場にいるため、昼間の父の様子がわからない。週末に実家に行くたびに、冷蔵庫の中の食材がほとんど減っていないことに気づいていたといいます。

「食欲がないんじゃなくて、食べる気力がなくなってるんだと思う。どうしたらいいかわからなかった」とおっしゃっていました。

リハスタジオプラスへの体験利用を経て、週3回の通所が始まりました。最初は「施設なんて行きたくない」と渋っていたお父様が、3回目を過ぎたあたりから「明日は施設の日だな」と自分から言うようになったそうです。その変化の大きな理由のひとつが、昼食の時間でした。

「スタッフさんに『今日の肉じゃが、うまかった』って言えたことが嬉しかったみたい。誰かに感想を伝えられる相手がいる、それだけでこんなに変わるんですね」と娘さんは話してくれました。

加須市でデイサービスを選ぶとき、食事で確認しておきたいこと

デイサービスの見学・体験をするとき、機能訓練の内容やスタッフの雰囲気に注目することは多いですが、「食事」の確認が後回しになりがちです。でも食事は毎日のこと。長く通うほど、その差が体に、そして気持ちに積み重なっていきます。

チェックポイント①:食事は手作りですか?外部委託ですか?

見学時に必ず確認しましょう。施設内で調理しているかどうかで、温かさ・香り・個別対応の柔軟性が大きく変わります。

✅ リハスタジオ:スタッフによる毎日手作りの昼食を提供。食形態の個別対応も実施しています。

チェックポイント②:食形態(やわらかさ・刻み食等)に対応していますか?

嚥下機能が低下しているご利用者様には、食形態の調整が必要です。一律メニューのみの施設では対応できないケースがあります。

✅ リハスタジオ:ご利用者様の状態に合わせた食形態の対応が可能です。ケアマネージャー様とも連携しながら安全に提供しています。

チェックポイント③:食事の時間は「楽しい時間」になっていますか?

食事が義務感になっていないか、スタッフが利用者と一緒に「いただきます」を言っているか、食後に会話が生まれているか。見学時に食事の場面を実際に見せてもらうことをおすすめします。

✅ リハスタジオ:施設長・渡邊をはじめスタッフがご利用者様と同じ空間で食事時間を共にし、アットホームな雰囲気を大切にしています。

まとめ:「食欲が戻る」は、在宅生活継続の大きな一歩

Kさんのお父様は今も元気に週3回、リハスタジオプラスに通っています。昼食を完食する日が増え、体重も少しずつ回復してきたとのこと。娘さんは「父が自分からデイサービスの話をするようになった。これだけで、こんなに気持ちが楽になるとは思わなかった」と話してくださいました。

食欲が戻るということは、生活への意欲が戻るということ。そしてそれは、住み慣れた加須の自宅でもう少し長く暮らし続けるための、確かな一歩になります。

リハスタジオ花咲(半日型・要支援1〜要介護3)とリハスタジオプラス(1日型・要支援1〜要介護5)では、体験利用を随時受け付けています。「まずは一度見てみたい」「親に合う施設か確認したい」というご要望にも、丁寧にお応えします。

介護のこと、住まいの改修のこと、実家の今後のこと。加須市の地域に根ざした私たちホープシードが、ご家族ごと、どうぞお気軽にご相談ください。

📞 お電話でのご相談:0480-53-7143(受付時間:月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)

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