大腿骨骨折後の自宅改修 ― 介護保険を最大限使う発注のコツ

C3住宅改修・リノベーション
大腿骨骨折後の自宅改修 ― 介護保険を最大限使う発注のコツ | 株式会社ホープシード

「退院日が決まった、でも家の改修が全然間に合わない…」

先日、加須市内にお住まいの70代女性のご家族から、こんなご連絡をいただきました。

「母が大腿骨を骨折して入院中です。来週にはリハビリ病棟に移って、3週間後に退院の予定なんですが…家の玄関の段差とか、お風呂のことが心配で。どこに頼んでいいか分からなくて、とりあえず電話しました」

お電話口の声は、疲れ果てているのが伝わってきました。仕事を抱えながら毎日病院に通い、退院後の段取りを考え、ケアマネジャーへの連絡もしなければならない。そんな状況で「家の改修」まで調べる余裕なんて、普通はありません。

大腿骨骨折は、高齢者の「寝たきりのきっかけ」になりやすいと言われています。せっかくリハビリを頑張って退院できても、自宅の環境が整っていなければ再転倒のリスクが高まり、また入院…という悪循環になってしまう。だからこそ、退院前の住宅改修は「急いでいいもの」なのです。

この記事では、介護保険の住宅改修費20万円枠をどう使えば最大限に活かせるか、そして退院日までに間に合わせるためにどう動けばいいかを、実際のご相談事例をもとにお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 大腿骨骨折後に必要な住宅改修の種類と優先順位
  2. 介護保険住宅改修費20万円枠の正しい使い方・申請の流れ
  3. 退院日に間に合わせるための発注スケジュールと業者選びのポイント
  4. 加須市でのスピード対応・ワンストップ相談の実例

こんな方におすすめ

  • ✅ 親が大腿骨骨折で入院中で、退院前に自宅改修を急いでいる方
  • ✅ 介護保険の住宅改修費20万円枠の使い方がよくわからない方
  • ✅ ケアマネへの連絡や業者探しに追われて、何から手をつければいいか迷っている方
  • ✅ 加須市・久喜市・羽生市など埼玉県北東部で対応できる業者を探している方
  • ✅ 退院後のリハビリ・デイサービスの受け入れ先もまとめて相談したい方

ビフォー:退院直前、家の中はこんな状態でした

先ほどご相談いただいたご家族のお母様のお宅を、ご家族の立ち会いのもと拝見しました。築35年ほどの戸建て住宅。よくある、昭和後期に建てられたごく一般的なお家です。

中に入ると、問題点がいくつも目に飛び込んできました。

  • 玄関の上がり框(かまち)が約20cmの高段差。松葉杖や歩行器では、ここが最初の難関になります。
  • 廊下・トイレ・浴室に手すりがない。壁を伝いながら移動するしかなく、転倒リスクが非常に高い状態。
  • 浴室の床が滑りやすいタイル張りで、またぎ段差も高い。骨折前でも怖かったはずです。
  • トイレのドアが内開き。万が一転倒したとき、本人がドアの前に倒れると外から開けられなくなる危険があります。

「退院まで3週間」。この状況から、何をどの順番で改修すれば良いのか。そして介護保険はどこまで使えるのか。ここからが、私たちの本領発揮です。

介護保険「住宅改修費20万円枠」の正しい使い方

介護保険の住宅改修費は、要支援1以上の認定を受けた方が自宅を改修する場合に最大20万円まで補助される制度です(自己負担は介護度によって1〜3割)。ただし、何でも申請できるわけではなく、対象となる工事の種類が決まっています。

対象になる主な工事は以下の通りです。

  • 手すりの取り付け(廊下・トイレ・浴室・玄関・階段)
  • 段差の解消(玄関の上がり框・室内の敷居・スロープ設置など)
  • 滑り防止・移動を円滑にするための床材変更
  • 引き戸等への扉の取り替え(内開き→引き戸・折り戸など)
  • 洋式便器等への便器の取り替え

大腿骨骨折後に最も多いご要望は、この5つの工事が複数重なるケースです。20万円の上限内に収まるよう優先順位を考えながら工事内容を組み立てることが、「最大限使う」コツのひとつです。

「介護保険の住宅改修は、申請書類の準備とケアマネジャーの理由書が必要なため、業者と施主様だけでは完結しません。私たちは介護事業も運営しているからこそ、ケアマネジャーや病院のMSW(医療ソーシャルワーカー)との連絡調整を一緒に担うことができます。そこが、普通の工務店との一番大きな違いだと思っています。」

伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)

✓ ここまでのポイント

  • 大腿骨骨折後の自宅復帰には、玄関・廊下・浴室・トイレの複数箇所の改修が必要になるケースが多い
  • 介護保険の住宅改修費20万円枠は、手すり・段差解消・引き戸化・床材変更・便器交換が対象になる
  • 申請にはケアマネジャーの理由書が必要なため、業者・ケアマネ・家族の三者連携が不可欠

アフター:退院日に間に合った、発注から施工完了までの流れ

では、先ほどのお客様の事例で、実際にどう動いたかをお伝えします。

住宅改修 STEP 1

現地訪問・改修プランの作成(ご相談から3日以内)

ご相談の翌日に現地を拝見し、退院後の動線を想定しながら改修箇所を洗い出しました。お母様の身体状況(退院時の歩行レベル・補装具の種類)は、担当ケアマネジャーを通じてリハビリ担当の理学療法士に確認。「退院時は歩行器使用、数ヶ月後には杖歩行に移行予定」という情報をもとに、手すりの設置高さや位置を設計しました。

⚠️ 退院時の状態だけに合わせた改修をすると、回復後の動きと合わなくなることがあります。リハビリ経過も見据えたプランニングが重要です。

住宅改修 STEP 2

介護保険住宅改修費の事前申請(施工前に必須)

介護保険の住宅改修費は、施工前に市区町村への事前申請が必要です。ここを知らずに工事を始めてしまうと、保険が適用されないケースがあります。申請書類の作成はご家族と一緒に確認しながら進めました。ケアマネジャーへの理由書の依頼も、私たちがまとめて連絡しました。

⚠️ 事前申請なしに着工すると保険適用外になる場合があります。必ず施工前に手続きを確認してください。

住宅改修 STEP 3

施工(退院1週間前を目標に完了)

今回施工した内容は以下の通りです。

  • 玄関の上がり框:手すり設置+踏み台段差の緩和(スロープ状に)
  • 廊下:壁面への縦・横手すり取り付け
  • トイレ:内開きドアを引き戸に変更、便器横に手すり設置、洋式便器への交換
  • 浴室入り口:段差解消スロープ、浴槽横手すり・洗い場内手すり設置

⚠️ 手すりは壁の下地(間柱や構造材)の位置を確認せずに設置すると、体重をかけたときに抜けてしまう危険があります。必ず下地に固定することを確認してください。

住宅改修 STEP 4

退院後のデイサービス受け入れ(リハスタジオへの連携)

自宅改修と並行して、退院後のリハビリ継続のためにリハスタジオへの通所も手続きを進めました。退院直後は半日型の「リハスタジオ花咲」でリハビリに特化したプログラムから始め、状態に応じて1日型の「リハスタジオプラス」に移行できる体制を整えました。家でのリハビリと施設でのリハビリを組み合わせることで、在宅生活の継続年数を最大化することを目指しています。

⚠️ 退院後何もせずに自宅だけで過ごすと、廃用症候群(使わないことによる機能低下)が進む場合があります。早期の社会参加・運動再開が回復のカギです。

「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」

リハスタジオプラス ご利用者様

「機能訓練で元気になりました!運動による大切さを知れた」

リハスタジオ花咲 ご利用者様

業者選びで後悔しないための確認ポイント

介護リフォームは、通常のリフォームと異なり「介護の知識」がないと使いやすい改修になりません。業者を選ぶ際は、以下の点を確認してみてください。

チェックポイント①:介護保険の申請手続きをサポートしてくれるか

書類の書き方、ケアマネジャーへの連絡、市への申請代行まで、一緒に動いてくれる業者かどうかを確認しましょう。「施工だけ」の業者に頼むと、申請手続きで家族が疲弊してしまいます。

✅ 株式会社ホープシード:ケアマネジャー・MSWとの連絡調整から申請書類作成まで一括サポート対応

チェックポイント②:退院後の生活動線を理解した提案をしてくれるか

「手すりをつければいい」ではなく、退院後の歩行補助具の種類や将来の回復見通しを踏まえた位置・高さで提案できる業者かどうかが重要です。

✅ 株式会社ホープシード:自社でデイサービス2拠点を運営しており、理学療法士・介護スタッフとの情報共有のもとでリフォームプランを設計

チェックポイント③:退院日から逆算したスケジュールで動けるか

「3週間後に退院」という状況では、のんびりと見積もりを数社比較している時間はありません。スピード対応ができる体制かどうか、最初の相談時に確認しましょう。

✅ 株式会社ホープシード:ご相談から現地訪問・施工完了まで最短対応。埼玉県建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)のもと、すべて自社施工で品質管理

チェックポイント④:退院後のリハビリ・デイサービスまでまとめて相談できるか

住宅改修はゴールではなく、在宅生活再建のスタートです。自宅が整った後のリハビリ継続の場所まで一緒に考えてくれる業者は、加須市内でもなかなか見つかりません。

✅ 株式会社ホープシード:介護(リハスタジオ2拠点)×建設×不動産のワンストップ体制。介護保険の申請から住宅改修、退院後のデイサービス通所まで同じ窓口で対応可能

まとめ:「退院日が決まってから動き始める」では間に合わないことがあります

大腿骨骨折後の在宅復帰で失敗しないためのポイントを整理します。

  • 介護保険住宅改修費20万円枠は、施工前の事前申請が必須。事後申請は原則適用外になります。
  • ケアマネジャーの理由書が必要なため、業者・ケアマネ・家族が早い段階で連携することが大切。
  • 改修内容は「退院時の状態」だけでなく、「回復後の状態」も見越して設計することで長く使えるものになります。
  • 住宅改修後は、デイサービスでのリハビリ継続を並行して組み立てることで、在宅生活の質が大きく変わります。

「どこに電話すればいいか分からなかったけど、全部まとめて相談できて本当に助かりました」。最初にお電話くださったご家族が、退院から1ヶ月後に言ってくださった言葉です。

加須市を中心に、埼玉県北東部・群馬県・栃木県の一部エリアで介護リフォームに対応しています。退院の見通しが立った段階で、早めにご連絡ください。ご家族だけで抱え込まずに、まずは一度ご相談いただけたら幸いです。

お電話でのご相談は 0480-53-7143(受付:月〜土 8:30〜18:00、祝日 9:00〜18:00)まで。
Webからのご相談・お問い合わせは お問合せ からお気軽にどうぞ。

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