9月に入ると、日中の陽射しはまだ強いものの、朝夕の風にわずかな秋の気配が混じりはじめます。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあり、特に食欲が落ちやすいご高齢の方にとって、「食べること」の大切さがいっそう際立つ頃でもあります。
今回は、デイサービスの昼食について、普段はあまり表に出さない「手作り食へのこだわり」や「栄養管理の裏側」をお伝えしたいと思います。ご家族様から「デイサービスの食事って、どんな感じですか?」とよく聞かれるテーマだからこそ、正直に、具体的にお話しします。
📋 この記事でわかること
- リハスタジオプラスの手作り昼食が生まれた背景と理由
- 食欲が低下しがちな高齢者への献立づくりの工夫
- 食事がもたらす「栄養」以上の役割について
- デイサービスの昼食を選ぶ際に家族が確認すべきポイント
こんな方におすすめ
- ✅ 親のデイサービス選びで、食事の内容が気になっている方
- ✅ 高齢の親が「食が細くなった」と感じているご家族様
- ✅ デイサービスでの栄養管理がどう行われているか知りたい方
- ✅ 一人暮らしの親の食生活が心配な方
- ✅ 加須市内でデイサービスを探している50〜60代の子世代の方

「おいしい」は、立派なリハビリです
介護の現場に21年携わってきた代表の伊澤からよく出てくる言葉があります。「食べることへの意欲が戻ると、他のことへの意欲も戻ってくる」というものです。これは机上の理論ではなく、日々ご利用者様を見てきた実感から来ています。
リハスタジオプラスでは、昼食を「栄養を補給する作業」とは捉えていません。一日の中で最も楽しみにしていただける時間のひとつ、という位置づけです。だから、外部の弁当業者に委託するという選択肢は最初から考えませんでした。手間はかかっても、スタッフが手作りで提供する――その方針は、開設当初から変わっていません。
「効率を優先するなら、お弁当の配達が一番楽です。でも、温かいものを温かいうちに食べていただく、その当たり前のことが、施設では意外と難しい。だからこそ、私たちはそこにこだわり続けています。」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
実は、こんなところに手をかけています
「手作り」と一言で言っても、その中身はいろいろです。プラスの厨房で実際にどんな工夫をしているか、普段スタッフが口に出さない「こだわりの裏側」をご紹介します。
昼食づくり STEP 1
献立の組み立て
まず意識しているのは、「食べやすさ」と「見た目の楽しさ」の両立です。咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ)に不安のある方も多いため、食材の切り方・煮る時間・とろみの調整まで、一人ひとりの状態に合わせて変えています。見た目が地味にならないよう、彩りにも気を使っています。旬の食材を使うことで、季節感も感じていただけるように。
⚠️ 柔らかければ何でもいい、という発想は危険です。食感をなくしすぎると食欲自体が低下するケースもあるため、「ちょうど食べやすい硬さ」の見極めが重要です。
昼食づくり STEP 2
塩分・カロリーの管理
高血圧や糖尿病など、複数の持病をお持ちのご利用者様が多い現場では、塩分やカロリーのコントロールは欠かせません。ただし、管理が厳しすぎると「おいしくない」になってしまう。出汁をしっかりとって旨みを引き出し、塩分を抑えながらも「薄い」と感じさせない味づくりを意識しています。
⚠️ 栄養バランスの数字だけを追いかけると、食べ残しが増えて本末転倒になります。「完食していただける献立かどうか」が最終的な基準です。
昼食づくり STEP 3
食べる場の雰囲気づくり
食事は、何を食べるかと同じくらい「誰と、どんな雰囲気で食べるか」が大切です。プラスでは、テーブルを囲んでご利用者様同士が自然に会話できる配置を心がけています。スタッフも一緒に場を和ませながら、食事の時間を「コミュニケーションの時間」にしています。
⚠️ 食事介助が必要な方がいる場合、個別対応に集中しすぎてテーブル全体の雰囲気が沈みがちです。周囲のご利用者様への目配りも欠かさないようにしています。
✓ ここまでのポイント
- プラスの昼食は外部委託ではなくスタッフによる手作り。「温かいものを温かいうちに」という基本にこだわっています。
- 咀嚼・嚥下の状態に合わせた食材の調整と、塩分・カロリー管理を両立しながら「おいしい」を追求しています。
- 食事の時間そのものを、会話や交流が生まれるコミュニケーションの場として位置づけています。
手作り昼食の話を読んで、「実際にどんな雰囲気か見てみたい」と思われた方もいるのではないでしょうか。見学のご希望や、親の食事・栄養面での具体的な不安は、お問合せフォームからそのままお伝えいただけます。施設の様子や対応できる食事形態についても、個別にご説明します。
「食べること」が、孤独を遠ざける
デイサービスに通い始めたご利用者様から、時間が経つにつれてよく聞かれるのが「ここの昼ごはんが楽しみで」という言葉です。最初はリハビリ目的で来られた方が、気づけば食事やレクリエーションを通じて施設に居場所を見つけてくださるケースは少なくありません。
「クロスワードや麻雀など頭を使ったゲームが盛り沢山。一人暮らしの私にとっては憩いの場」
リハスタジオプラス ご利用者様
一人暮らしの方にとって、デイサービスの昼食は「今日、誰かと食べた食事」です。それだけで、帰宅後の夜の孤独感が少し和らぐ、という話を聞くことがあります。「孤独死を地域の力でなくしていきたい」という代表・伊澤の思いは、こうした日常の小さな場面にも繋がっています。
食事・レクリエーション・入浴、それぞれの時間が「また明日も来たい」という気持ちを積み重ねていく。その積み重ねが、在宅生活の継続を支える土台になると私たちは考えています。リハスタジオプラスの岩塩風呂や手作り昼食が生み出す「我が家のような雰囲気」については、こちらの記事でもさらに詳しくご紹介しています。
ご家族様が昼食について確認しておきたいこと
デイサービスを選ぶ際、見学に行っても「食事の内容」まで踏み込んで聞けないご家族様が多いように感じます。でも実際には、食事の質はサービスの質を映す鏡でもあります。以下のポイントを参考に、遠慮なく確認してみてください。
チェックポイント①:手作りか、外部委託か
外部のケータリング弁当を使っている施設も多くあります。コスト面では効率的ですが、温度・鮮度・個別対応のしやすさには差が出ることがあります。
✅ リハスタジオプラス:スタッフによる手作り昼食を毎日提供。旬の食材を取り入れた献立で、食欲低下が心配な方にも「おいしい」をお届けしています。
チェックポイント②:個人の状態に合わせた対応ができるか
嚥下に不安がある方、塩分制限がある方など、画一的なメニューでは対応しきれないケースがあります。個別対応の有無を事前に確認しておくと安心です。
✅ リハスタジオプラス:要支援1〜要介護5まで幅広い介護度の方が利用されているため、食事の形態や味付けの調整に慣れたスタッフが対応しています。
チェックポイント③:食事の時間が「楽しい場」になっているか
栄養が摂れても、孤独に食べる時間では心が満たされません。スタッフとの関わり方や、テーブルの雰囲気を見学時に観察してみてください。
✅ リハスタジオプラス:食事中もスタッフが自然に会話に入り、アットホームな雰囲気の中で過ごしていただけるよう心がけています。
食事以外にも、デイサービスでの「生活リハビリ」の考え方や、フレイル予防にデイサービスが果たせることについても参考にしていただけると、サービス全体のイメージがより具体的になるかと思います。
まとめ:昼食は、在宅生活を続けるための「小さな柱」
デイサービスの昼食は、カロリーや栄養素の数字だけで語れるものではありません。温かい食事を誰かと一緒に食べる、その時間が「今日も生きていてよかった」という感覚につながる。介護の現場でそういう場面を何度も見てきたからこそ、私たちは手間を惜しまず手作りを続けています。
親の食欲が心配、デイサービスでしっかり食べてほしい、一人暮らしで食生活が偏っていないか気になる――そんなご家族様のご相談も、どうぞ遠慮なくご連絡ください。施設見学も随時受け付けていますので、実際の昼食の様子をご自身の目でご確認いただくことができます。
お電話でのお問合せはこちらまで:0480-53-7288(受付時間:月〜土 8:30〜18:00、祝日 9:00〜18:00)
「一人暮らしで食が細くなっている」「デイサービスで栄養面もカバーしてほしい」――そのひと言を、まず私たちに聞かせてください。食事内容から利用開始までの流れを、お問合せフォームで個別にご案内します。加須市の地域密着型サービスだからこそ、状況に合わせた対応が可能です。