先日、春日部市にお住まいの50代の息子さんからこんなご連絡をいただきました。「父が加須の病院に入院していて、退院は2週間後と言われました。自宅の浴室に段差があって、このままでは怖くて帰れない。介護保険が使えると聞いたんですが、今からでも間に合いますか?」
退院日まで時間がない中で、住宅改修のことを初めて調べる。このご状況、本当によくお聞きします。「もっと早く相談すればよかった」と焦るお気持ち、どうかそのまま受け止めてください。結論からお伝えすると、2週間あれば、段取りさえ正しく踏めば退院日に浴室改修を間に合わせることは十分可能です。
この記事では、退院日というタイムリミットを抱えながら介護保険を使った浴室改修を進める手順を、実際の流れに沿ってお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 退院日から逆算した浴室改修の具体的なステップと所要日数
- 介護保険住宅改修費(20万円枠)を使うために必要な書類と申請の流れ
- 「介護現場を知る工務店」に依頼することで何が違うのか
- 退院後のリハビリ・入浴サポートをそのまま継続する方法
こんな方におすすめ
- ✅ 親や配偶者が近々退院予定で、自宅の浴室改修を急ぎたい方
- ✅ 介護保険の住宅改修費20万円枠の使い方を初めて調べている方
- ✅ 加須市内の自宅でバリアフリー工事を検討しているご家族
- ✅ ケアマネジャーや病院MSWに業者を紹介してもらえずお困りの方
- ✅ 工事だけでなく退院後のリハビリ先も一緒に探したい方

なぜ「浴室」が退院前改修の最優先なのか
在宅での転倒事故が最も多い場所はどこか、ご存じですか。厚生労働省の人口動態調査(2022年)では、家庭内での不慮の事故による死亡のうち、溺死・溺水が浴室で起きるケースが非常に多く、高齢者ほどそのリスクが高まることが示されています。
浴室はただの水回りではありません。床の濡れ・タイルの滑り・浴槽またぎの段差・脱衣所との温度差(ヒートショック)など、高齢者にとって複合的なリスクが重なる場所です。退院直後は筋力も低下し、平衡感覚も万全でないことが多いため、退院初日から安心して入浴できる環境を用意しておくことが在宅復帰の成否を分けます。
また、介護する家族の側にとっても、入浴介助のしやすさは毎日の負担に直結します。特に老老介護のご家庭では、配偶者が入浴介助中に腰を痛めてしまうケースも珍しくありません。「本人の安全」と「介護する人の体」、その両方を守る工事として、浴室改修は退院前の最優先課題と私たちは考えています。
退院日までの浴室改修ステップ
「手続きが複雑そう」「いったい何から始めれば」という声を本当によく聞きます。以下のSTEPで整理しましたので、今置かれている状況のどこにいるかを確認しながら読んでみてください。
浴室改修 STEP 1
担当ケアマネジャーへの連絡・意見書依頼
介護保険の住宅改修費を使うには、ケアマネジャー(介護支援専門員)が作成する「理由書(住宅改修が必要な理由書)」が必要です。まだ要介護認定を受けていない場合は、退院前に認定申請を先行させる必要があります。担当ケアマネが決まっていない場合は、加須市の地域包括支援センターに連絡することから始めてください。ケアマネが決まれば、そこから先の手続きの流れを案内してくれます。
⚠️ 「退院してから手続きしよう」は厳禁です。工事着工前に市への事前申請が必要なため、退院後に動き始めると完成まで最低2〜3週間以上かかります。
浴室改修 STEP 2
施工業者による現地調査と見積もり・仕様確認
ケアマネジャーの意見書と並行して、施工業者に自宅の現地調査を依頼します。このとき重要なのは、「介護現場を知っている業者かどうか」という点です。単に寸法を測って手すりを付けるだけでなく、実際の入浴動作・移乗の動線・本人の残存機能を踏まえた位置・高さの提案ができる業者でなければ、工事後に「使いにくい」となってしまいます。
⚠️ 「取りあえず既製品の手すりをつければOK」という発想は危険です。浴槽またぎ補助・洗い場での立ち座り・浴槽内での姿勢保持、それぞれに適した高さ・角度が異なります。
浴室改修 STEP 3
加須市への事前申請(着工前に必須)
介護保険の住宅改修費は、工事の着工前に加須市の介護保険窓口へ事前申請を行い、承認を得てから着工するルールです。必要書類は以下の通りです。
- 住宅改修が必要な理由書(ケアマネ作成)
- 工事費見積書(業者作成)
- 改修前の写真(日付入りが望ましい)
- 改修箇所の図面(平面図・断面図等)
- 住宅の所有者確認書類(賃貸の場合は承諾書も必要)
書類が揃えば、市の審査は通常2〜5営業日程度で下ります。
⚠️ 書類の不備があると差し戻しになり、日程が一気に押し込まれます。経験のある業者に書類作成のサポートを依頼することで、この時間ロスを大幅に短縮できます。
浴室改修 STEP 4
着工・施工(工期の目安:1〜3日)
承認が下りたら着工です。手すり設置・滑り止めシートの施工・浴槽またぎ補助台の設置といった基本的な改修であれば、工期は1〜3日で完了します。浴槽の交換や浴室全体のリフォームが伴う場合は別途日程が必要になりますが、退院日に優先したい改修箇所を絞ることで、タイトなスケジュールにも対応できます。
⚠️ 「退院前日に工事完了」は理想ですが、養生・乾燥・確認の時間も含めて日程を組んでください。ギリギリ当日施工は予期せぬ工程遅延のリスクがあります。
浴室改修 STEP 5
施工後の写真撮影・完了申請・給付金受取
工事完了後に「工事完了報告書」と「領収書」「施工後写真」を市に提出し、支給申請を行います。要介護度に応じた自己負担割合(1〜3割)を差し引いた金額(最大18万円)が後日支給されます。
⚠️ 申請期限があります。工事完了から通常は翌月末までに申請が必要です。ここを後回しにして期限を過ぎると給付が受けられなくなりますので、業者と一緒に完了後すぐ動くことが大切です。
✓ ここまでのポイント
- 介護保険住宅改修費は「着工前の事前申請」が必須。退院してから動くのでは遅すぎる
- スピードのカギは「ケアマネとの早期連携」と「書類作成を代行できる業者の選定」
- 浴室改修の工期自体は1〜3日。準備と申請に時間をかけないことが間に合わせるコツ
「介護現場を持つ工務店」に頼む理由
私たちホープシードが他の工務店と大きく違うのは、デイサービス(リハスタジオ花咲・リハスタジオプラス)を同じグループで運営していることです。
介護リフォームを設計するとき、私たちのスタッフは「実際にその方が浴槽をどうまたぐか」「介護する配偶者の身長・体力から手すりをどこに付けるべきか」を、日々の介護現場の感覚で考えます。これは、介護経験のない大手リフォーム会社が「カタログ通りの高さに手すりを付ける」のとは根本的に違います。
「退院後の動作回復は想像以上に個人差があります。入院中にリハビリで獲得した動作が、自宅の浴室環境に合わなければ意味がない。だからこそ、病院のMSWやケアマネさんと連携して、退院前から住宅の状態を把握しておくことを大切にしています。」
伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)
また、退院後にそのまま「リハスタジオプラス(1日型デイサービス)」をご利用いただくことで、自宅だけでは不足しがちなリハビリと入浴サポートをデイサービスで補う「二段構えの体制」が作れます。
加須市は高齢化率31.5%と全国平均を大きく上回り、3.3人に1人が65歳以上という地域です。地域密着型通所介護として加須市内のご利用者様に特化した私たちにとって、「退院後の生活をどう支えるか」は毎日考えていることです。
🏠 一般的なリフォーム会社の場合
- カタログや施工マニュアルに基づいて設置位置を決める
- 介護保険申請のサポートが十分でなく、書類準備を家族が全部やる必要がある
- 工事完了後の使い勝手は「本人次第」として完結してしまう
⭐ ホープシードの場合
- デイサービス運営から得た実際の介護動線の知識をもとに位置・高さを提案
- ケアマネ・MSWとの調整・書類作成サポートまで一貫対応でスピードアップ
- 工事後はデイサービスでのリハビリ・入浴サポートをそのまま継続できる
ご利用者様の声
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」
リハスタジオプラス ご利用者様
「機能訓練で元気になりました!運動による大切さを知れた」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
退院後、自宅での入浴に不安を感じながらも「お風呂は好き」という方は多くいらっしゃいます。自宅の浴室をバリアフリーにした上で、デイサービスでも天然ミネラル岩塩入りのお風呂を楽しんでいただける。その二つが揃うことで、入浴という日常の喜びを取り戻していただけることが、私たちのいちばんのやりがいです。
退院前に確認しておきたいチェックポイント
チェックポイント1:要介護認定は取得済みか
住宅改修費の支給には介護保険の認定が必要です。まだ申請していない場合は、入院中に病院のMSW(医療ソーシャルワーカー)や担当看護師に相談し、加須市への認定申請を先行させましょう。認定結果が出る前でも「暫定プラン」として工事を進められる場合がありますが、ケアマネと要相談です。
✅ ホープシード:ケアマネや病院MSWとの連絡・調整をスムーズに行うノウハウを蓄積しています。「どこに連絡すればいいか分からない」段階からご相談ください。
チェックポイント2:工事範囲の優先順位は絞られているか
介護保険の住宅改修費は1人あたり20万円(うち自己負担1〜3割)が上限です。浴室・トイレ・玄関・廊下と一気にやりたくなる気持ちは分かりますが、退院日に間に合わせるためには、まず浴室に絞ることを推奨します。残りの改修は退院後に落ち着いてから検討できます。
✅ ホープシード:現地調査の際に「今すぐ必要な改修」と「後回しにできる改修」を分けてご提案します。無理に全部詰め込むことなく、スケジュールとコストの両方を現実的に管理します。
チェックポイント3:業者は「介護リフォームの経験」を持つか
一般的な建築リフォームと介護バリアフリー改修は、設計の視点がまったく異なります。「手すりが付いていれば合格」ではなく、本人の動作・介護者の姿勢・将来の重度化を見越した耐荷重・素材選びまで踏まえた提案ができる業者かどうかを確認しましょう。建設業許可の有無も必須の確認事項です。
✅ ホープシード:建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)取得済み。デイサービス2拠点の運営から得た介護動線の知識を、すべての介護リフォームに活かしています。
まとめ:退院日を「安心して帰れる日」にするために
退院日は、ゴールではなく新しい在宅生活のスタートです。「家に帰りたい」という気持ちを叶えるために、住まいの側が準備されていることが何より大切だと私たちは考えています。
2週間というタイムリミットの中でも、正しいステップと頼れるパートナーがいれば、浴室改修は退院日に間に合います。そして工事後は、リハスタジオプラスでのリハビリと入浴サポートを組み合わせることで、在宅生活をより長く、より豊かに続けていただける体制を整えます。
「今すぐ動かなければ」と感じているご家族様、まずはお電話一本でご相談ください。加須市を中心に、介護×建設×不動産のワンストップでご家族をサポートします。
📞 お電話でのご相談:0480-53-7143(受付時間:月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)
💬 メール・フォームでのご相談:お問合せからお気軽にどうぞ。現地調査・お見積りは無料です。


コメント