C3住宅改修・リノベーション

129. 水回り4点(キッチン・浴室・トイレ・洗面)同時リフォームの費用と工期

「先日、加須市内にお住まいの70代の奥様からご相談のお電話をいただきました。『夫が脳梗塞で倒れてから、お風呂に入れてあげるのが本当に怖くて。先日も浴槽のふちでよろけそうになって……』と、声を詰まらせながら話してくださいました。」

その奥様のご主人は84歳。退院後も自宅での生活を強く希望されていたそうです。でも浴室は築30年以上の在来工法で段差があり、床タイルは濡れると非常に滑りやすい。加えて、キッチンやトイレも使いにくくなっており、「どこから手をつければいいのか分からない」というのが正直なところだったそうです。

こういったご相談は、実はここ数年でぐっと増えています。水回り4か所をまとめてリフォームしたい、でも費用も工期も気になる——今回はそのリアルな裏側をプロ目線でお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 水回り4点同時リフォームの費用の目安と、同時施工が「お得」になる理由
  2. 介護保険住宅改修費(20万円枠)の賢い使い方
  3. 工事中の生活をどう乗り越えるか——施設のデイサービスとの組み合わせ方
  4. 介護現場を知る工務店だからこそできる、動線設計のこだわり

こんな方におすすめ

  • ✅ 高齢の親・配偶者の入浴介助に限界を感じている方
  • ✅ 自宅の浴室・トイレ・キッチンの段差や滑りを心配している方
  • ✅ 水回りをまとめてリフォームしたいが費用・工期が不安な方
  • ✅ 介護保険の住宅改修費20万円枠の使い道を知りたい方
  • ✅ 工事中の介護をどうするか悩んでいるご家族の方
129. 水回り4点(キッチン・浴室・トイレ・洗面)同時リフォームの費用と工期 | 株式会社ホープシード

水回り4点を「同時に」やる本当の理由

「キッチンだけ先にやって、お風呂は来年……」というご相談も多く受けます。でも正直に言うと、水回りのリフォームはまとめてやった方がコストも工期もお得なのです。

理由はシンプルです。リフォーム工事で一番コストがかかるのは「大工・職人を動かす日当」と「養生・解体の段取り費用」です。キッチン・浴室・トイレ・洗面所がそれぞれ離れた時期になると、このコストが4回分発生してしまいます。一方、同時施工なら給排水配管をまとめて確認・交換でき、壁や床を一度開いた状態で複数か所の工事を並行して進められます。

一般的な目安として、水回り4点の同時リフォームでは150万〜300万円前後(仕様・グレード・住宅構造による)が相場の幅になります。ただしこれはあくまで標準リフォームの話。介護対応のバリアフリー仕様を加えたり、下地の腐食が見つかった場合には変動することもあります。ホープシードでは必ず現地調査のうえで個別お見積りをお出ししています。

また工期については、4点同時の場合でおおよそ3週間〜5週間が目安です(住宅の規模・既存の状態・職人の手配状況によって前後します)。分けてやった場合の合計工期(4回×2週間前後=約2か月以上)と比べれば、生活への影響を大幅に圧縮できます。

介護リフォームの費用を圧縮する「介護保険住宅改修費」の使い方

ここで多くの方が「聞いたことはあるけど、よく分からない」とおっしゃるのが、介護保険の住宅改修費です。要支援1以上の認定を受けている方であれば、1人あたり20万円を上限に、自己負担1〜3割で住宅改修工事を利用できます。

対象になる工事の主なものは以下のとおりです:

  • 手すりの取り付け(浴室・トイレ・廊下・玄関)
  • 段差の解消(浴室入口・玄関・各居室の敷居)
  • 滑り止め・床材の変更(浴室の床など)
  • 引き戸への扉変更
  • 洋式便器への取り替え(付帯工事含む)

注意点は、事前申請が必要なことです。工事を始める前にケアマネジャーに相談し、市区町村へ申請書類を提出する必要があります。「退院日が決まったので急いでほしい」というご依頼もよくいただくのですが、この流れを踏まずに先に工事してしまうと給付を受けられなくなるリスクがあります。退院前の緊急対応工事に必要な手続きと段取りについては別の記事でも詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

「介護保険の住宅改修は、申請のタイミングが命です。工事前に必ずケアマネさんと一緒に確認していただくよう、私たちは必ずそこから一緒に動きます。利用者さんの状況を現場で知っているからこそ、どこを優先すべきかの判断も一緒にできるんです。」

伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)

✓ ここまでのポイント

  • 水回り4点同時施工は、工費・工期ともに分散施工より効率的でお得
  • 介護保険住宅改修費(20万円・自己負担1〜3割)は事前申請が必須。工事開始前にケアマネへ相談を

「工事中の入浴はどうすればいい?」「介護保険の申請と工事のどちらを先にすればいい?」——読み進めるほど、具体的な段取りで詰まってくるのが水回りの同時リフォームです。お問い合わせフォームからご相談いただければ、現地調査の日程調整からケアマネジャーへの連絡まで、次に動くべき順番を一緒に整理します。

水回り同時リフォームの段取りを相談する

「工事中の介護」をどう乗り切るか——デイサービスとの二段構え

ここが、ホープシードが他の工務店と一番違うところだと自負しています。

水回りの工事中は、お風呂やトイレが一時的に使えなくなる期間が生じます。一般的なリフォーム業者ならここで「仮設トイレをご用意します」で終わりです。でも84歳で歩行困難なご主人を抱える奥様にとって、それだけでは到底足りません。

私たちがご提案するのは、工事期間中こそデイサービスをフル活用するという考え方です。具体的には、弊社が運営する1日型デイサービス「リハスタジオプラス」をご利用いただくことで、入浴・食事・リハビリを施設側で担う間に、自宅のリフォームを進めることができます。

リハスタジオプラスでは、天然ミネラル岩塩入りの浴槽で入浴していただけます。自宅では得られない温泉のような感覚を、ご利用者様に楽しんでいただいている声も届いています。

「クロスワードや麻雀など頭を使ったゲームが盛り沢山。一人暮らしの私にとっては憩いの場」

リハスタジオプラス ご利用者様

こうした日常の楽しみが、工事中の「非日常」のストレスを和らげてくれます。介護を受ける側も、在宅介護する側も、工事期間を「しんどい期間」ではなく「新しい生活リズムを試す期間」として捉え直すことができるのです。

浴室の床材選びについては、浴室の床を滑りにくくするリフォームの素材・グレード別費用比較もあわせてご参照ください。

実は「ここ」にこだわっています——介護現場を知る工務店の設計術

普段はあまり表に出してお話しないのですが、ホープシードがリフォームの設計で必ず確認することがあります。それは、「深夜から明け方の動線」です。

介護が必要な方の自宅で最も危険なのは、実は夜間のトイレへの移動です。眠気と暗さの中、段差やドアノブのひっかかりが命取りになることがあります。だから私たちは、寝室からトイレ・洗面所・浴室へのルートを昼間の明るい目線だけで設計しません。

デイサービスのスタッフから「あの方、夜中に転びかけているらしい」という情報が入ることもあります。介護現場を持つ工務店だからこそ、そういった現場のリアルを設計に反映できる——これが、大手チェーンのリフォームとの最大の違いだと感じています。寝室から浴室・トイレへの夜間動線を安全にするリフォームの考え方については、別記事でも詳しく解説していますので参考にしてみてください。

同時リフォームの工事の流れ STEP 1

現地調査・お打ち合わせ

ご自宅にお伺いし、浴室・トイレ・洗面所・キッチンの現状を確認。ご利用者様の身体状況・介護度・ケアマネジャーのプランを踏まえたうえで、優先工事個所と介護保険申請の対象を整理します。

⚠️ この段階でケアマネジャーへの連絡が漏れると、保険申請が間に合わない場合があります。必ず連絡先を共有しておきましょう。

同時リフォームの工事の流れ STEP 2

プランニング・見積もり提示

仕様・グレードのご希望を踏まえ、介護保険対象工事と自費工事を分けた見積書をご提示。工期中のデイサービス利用についても並行してご提案します。

⚠️ 「安いから」だけで判断すると、下地の腐食や配管の老朽化が後から発覚して追加費用が発生することがあります。現地調査での丁寧な確認が大切です。

同時リフォームの工事の流れ STEP 3

着工・施工中のサポート

工事期間中はデイサービスで入浴・食事・リハビリを確保。自宅の工事進捗はご家族様にもこまめに報告します。

⚠️ 工事中の仮住まいが難しい高齢者世帯では、工程の順番の工夫が重要です。トイレは最後まで使える状態を維持するよう段取りしています。

同時リフォームの工事の流れ STEP 4

完成・引き渡し・アフターサポート

完成後もデイサービスを継続利用しながら、新しい動線・設備に身体を慣らしていきます。「使いにくい」「ここが怖い」などの声はすぐにフィードバックし、必要であれば追加対応します。

⚠️ 引き渡し後のフォローがないまま放置されるケースは少なくありません。介護リフォームは「住まい手の身体変化」に合わせて継続的な対応が求められます。

まとめ——「家にいたい」を叶えるための、二段構えの安心設計

冒頭の奥様には、まずリハスタジオプラスでのデイサービス利用を週3回からスタートしていただき、その間に浴室・トイレを中心に介護保険住宅改修費を活用した工事を進めることをご提案しました。「水回り4か所を一気にやるのは大げさかと思っていたけれど、段取りを聞いたら安心しました」とおっしゃっていただけました。

加須市内でも、介護サービスとリフォーム工事をワンストップで相談できる場所はなかなかありません。「どこに電話すればいいか分からない」という声をよくいただきますが、ホープシードならその一本で済みます。

まずは現状を聞かせてください。費用のこと、工期のこと、介護保険のこと——電話口でも、できる限りお答えします。

📞 お電話はこちら:0480-53-7288(受付:月〜土 8:30〜18:00/祝日 9:00〜18:00)

「家にいたい」という84歳のご主人の言葉と、入浴介助の限界を抱えた奥様の不安——この記事を最後まで読んでくださったあなたは、おそらく今まさにその狭間にいるのではないでしょうか。デイサービスの利用とバリアフリー改修の同時進行を、加須市内でワンストップで動ける体制が整っています。まずは現状をお聞かせください。

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