
お盆やお正月、久しぶりに会う親の「変化」に気づいたことはありますか
夏のお盆休み、あるいは年末年始。久しぶりに加須の実家へ帰ると、台所の段差につかまりながら歩くお母さんの姿が目に入った――そんな経験をされた方は、決して少なくないと思います。
「大丈夫?」と聞けば、「大丈夫、大丈夫。あんたたちに心配かけたくないから」という返事。でも、その言葉の裏に、どれほどの我慢が隠れているか。
「子供に迷惑をかけたくない」。この一言は、親世代の方が口にする言葉の中で、おそらく最も多く、最も深い思いを含んだ言葉のひとつだと私は感じています。そしてその言葉を聞いた子世代の方が、どれほど胸を痛めているか。
今回は、この「迷惑をかけたくない」という気持ちと、「迷惑なんかじゃない」という子の気持ち ――そのすれ違いを少しでも解きほぐすために、私たちホープシードが日々の介護・住まいの現場で感じていることをお伝えしたいと思います。
📋 この記事でわかること
- 「迷惑をかけたくない」という親の遠慮が生む、思わぬリスク
- 子世代が本当に望んでいること
- デイサービスと住まいの改修で「頼ること」を自然にする方法
- 加須市で相談できるワンストップの支援体制
こんな方におすすめ
- ✅ 「親に迷惑をかけられたくない」と言われ、どう接すればよいか迷っている方
- ✅ 離れて暮らす親の在宅生活が心配な50〜60代の方
- ✅ 親がデイサービスや住宅改修を「まだ早い」と拒んでいる方
- ✅ 老老介護で限界を感じているご本人・配偶者の方
- ✅ 介護保険の使い方や住宅改修の進め方を知りたい方
「迷惑をかけたくない」の裏側にあるもの
加須市は、埼玉県北東部に位置する人口約112,000人のまち。高齢化率は31.5%と全国平均を上回り、3.3人に1人が65歳以上という状況です。持ち家率が高く、「生まれ育ったこの家で、最後まで暮らしたい」という方が本当に多い地域です。
そういった方々と日々接していると、「迷惑をかけたくない」という言葉が実は複数の意味を持っていることに気づきます。
ひとつは、「自分が弱くなったことを認めたくない」という気持ち。現役時代に一家を支えてきたお父さんやお母さんにとって、助けを求めることはプライドを傷つける行為に感じられる場合があります。
もうひとつは、「子どもには子どもの生活がある」という配慮。仕事も子育ても忙しい息子・娘に、自分のことで手を煩わせたくない。それは純粋な愛情からくる遠慮です。
そしてもうひとつ ――これが実は一番多い ――「どう頼ればいいかわからない」という困惑。介護保険の申請方法も、住宅改修の進め方も、デイサービスがどんな場所かも、よくわからないまま時間が過ぎていく。
遠慮と愛情と戸惑いが混ざり合った「迷惑をかけたくない」という言葉。その重さを、私たちはいつも丁寧に受け止めようと努めています。
子どもは「迷惑」だなんて思っていない ― でもすれ違いが生まれる理由
一方、子世代の方々が口にするのは決まって、「もっと早く言ってほしかった」「気づいてあげられなくて、後悔している」という言葉です。東京や埼玉の都市部から加須に通いながら介護をしているご家族から、こんなお話を伺うことがあります。
「お盆に帰ったら、母が浴槽をもうほとんど使っていないことがわかったんです。転ぶのが怖くて、ずっと我慢してたって。なんで言ってくれなかったんだろうって、悔しくて」
これは決して珍しい話ではありません。入浴を我慢し続けることは、清潔さの問題だけでなく、身体機能の低下や気力の衰えにも直結します。「迷惑をかけたくない」という親の遠慮が、結果として親自身を傷つけてしまう ――そのことが、子どもにとって一番つらいことなのです。
子どもが本当に望んでいることは、シンプルです。「元気でいてほしい。困ったときは頼ってほしい」。それだけです。
すれ違いが起きるのは、「迷惑をかける・かけない」の問題ではなく、「どうすれば頼りやすくなるか」という仕組みが整っていないことが原因であることが多いと感じています。
✓ ここまでのポイント
- 「迷惑をかけたくない」という言葉の裏には、プライド・遠慮・戸惑いが混ざり合っている
- 子どもは迷惑だと思っておらず、むしろ「もっと早く言ってほしかった」と感じている
- すれ違いの根本は気持ちではなく、「頼りやすい仕組みがない」ことにある
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」
リハスタジオプラス ご利用者様
自宅でのお風呂を我慢していた方が、デイサービスで「一番の楽しみ」を見つけてくださった。この言葉が、仕組みを整えることの意味を教えてくれます。
「頼ること」を自然にするための、二つのアプローチ
では具体的に、親が無理なく「頼れる」体制をどう作ればよいのでしょうか。私たちホープシードが提案するのは、大きく二つのアプローチです。
① デイサービスで「外に出る理由」をつくる
「施設になんか行きたくない」と言うご利用者様の多くが、実際に体験してみると「来てよかった」とおっしゃいます。それは、デイサービスが「介護を受けに行く場所」ではなく、「楽しみのある場所」になっているからです。
私たちの半日型デイサービス「リハスタジオ花咲」では、機能訓練だけでなく、月2回の外出レクリエーション「チャレンジクラス」を実施しています。盆栽美術館、秩父34観音巡り、いちご狩り、神代植物公園(深大寺)など、「現役時代に行けなかった場所」へのお出かけです。
「生きがい活動という毎月2回のイベントが楽しみ。10人規模のスタッフと一緒に回るので安心」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
「安心して外に出られる」「また来週が楽しみ」という気持ちが生まれると、デイへの参加は「迷惑をかける行為」ではなく、「自分のための時間」へと変わっていきます。親が自分自身のために動ける場をつくること。それが、子どもへの遠慮を少しずつ和らげる第一歩になります。
② 住まいを整えて「安心して頼れる状態」をつくる
もうひとつのアプローチは、住まいそのものを安全にすることです。玄関の段差、浴室の滑り、廊下の暗さ ――これらは「慣れている本人」には見えにくいリスクですが、転倒事故の多くはこういった日常的な場所で起きています。
介護保険の住宅改修費制度を使えば、1人あたり最大20万円の工事費に対して、自己負担1〜3割で手すり設置・段差解消・引き戸化などの改修が可能です。「大がかりな工事をしなければならない」というイメージをお持ちの方も多いのですが、実際には1〜2日で完了する工事が大半です。
「介護現場を持つ私たちだから、利用者様の身体の動かし方や生活の動線を踏まえたリフォームができます。『この段差を残すか解消するか』ひとつとっても、実際の生活を知っているかどうかで提案がまったく変わってきます」
伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)
デイサービスと住宅改修を組み合わせることで、「外でも安心、家でも安全」な状態をつくる。これが、親が遠慮せずに在宅生活を続けられる土台になります。
秋の帰省シーズン、今だからできる「確認」と「相談」
シルバーウィークやお彼岸など、秋は久しぶりに親元へ帰る機会が増える季節です。このタイミングに気をつけて見ていただきたいことが、いくつかあります。
住まいのチェック STEP 1
玄関・浴室・トイレまわりの確認
手すりがない箇所、段差が大きい箇所、滑りやすい床がないかを目で確認してみてください。「つかまるものがない場所」を親がどう乗り越えているか、一緒に動いて確かめるのが一番です。
⚠️ 「大丈夫そうだから」と見過ごしがちですが、高齢になると筋力低下でリスクが急激に高まります。気になる箇所は早めに専門家へ相談を。
住まいのチェック STEP 2
入浴の頻度・食欲・会話の様子を確認
「お風呂に最近入れていない」「食欲が落ちた」「人と話す機会が減った」は、身体・認知機能の低下のサインであることが多いです。「元気そうだから大丈夫」と思いがちですが、本人が遠慮して言わないだけのケースもあります。
⚠️ 入浴や食事の状況は、介護度が上がる前の重要な早期サインです。変化を感じたら、ケアマネージャーや地域包括支援センターへの相談が早いほど選択肢が広がります。
住まいのチェック STEP 3
デイサービスや住宅改修について「一緒に調べる」という提案をする
「施設に行かせたい」ではなく、「一緒に見に行ってみよう」「どんなところか話だけ聞いてみよう」という誘い方が、拒否反応を和らげるうえで効果的です。体験利用を受け入れているデイサービスも多いので、まず雰囲気を知ってもらうことが大切です。
⚠️ 親の意思を尊重しながら進めることが、長期的な在宅継続につながります。決して「押しつける」形にならないよう心がけてください。
「クロスワードや麻雀など頭を使ったゲームが盛り沢山。一人暮らしの私にとっては憩いの場」
リハスタジオプラス ご利用者様
「一人暮らしの憩いの場」 ――この言葉が、デイサービスが果たしている本来の役割を表しています。「迷惑をかけずに、自分の居場所を持てる場所」。それが理想のかたちだと思っています。
まとめ:「頼ってくれてよかった」と言える関係が、一番の親孝行
「迷惑をかけたくない」という親の言葉に、子どもは傷つきます。「自分には頼れない存在だと思われているのか」と感じるからです。でも実際には、親はただ「上手な頼り方がわからない」だけだったりします。
仕組みさえ整えば、頼ることは自然になります。週に数回デイサービスへ行く生活リズムができれば、「行くのが当たり前」になります。浴室に手すりがつけば、「一人でお風呂に入れる」が普通の毎日に戻ります。それは「迷惑をかける」ことではなく、「賢く暮らす」ことです。
私たちホープシードは、デイサービス(リハスタジオ花咲・プラス)と住宅改修・建設・不動産仲介を一体で運営しています。介護の現場を知る工務店として、「住まいの安全」と「外での楽しみ」を両輪で提案できるのが私たちの強みです。加須市内に限らず、近隣エリアにお住まいのご家族からのご相談も歓迎しています。
「まずは話だけ聞いてほしい」でも構いません。秋の帰省のついでに感じた「あれ、大丈夫かな」という気持ちを、そのまま持ってきてください。一緒に考えましょう。
お電話・Webフォームどちらからでもお気軽にご相談ください。
📞 0480-53-7143(受付:月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)
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株式会社ホープシード
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