脳梗塞後遺症の父を救った加須のデイサービス ― 体験記

未分類
脳梗塞後遺症の父を救った加須のデイサービス ― 体験記 | 株式会社ホープシード

「このまま家に閉じこもらせていいのか」―― 介護する家族が抱える葛藤

「父が退院してから、毎日が綱渡りです」

こんな言葉を、私たちはご家族様からよくお聞きします。

脳梗塞の後遺症で歩行が不安定になったお父様。退院直後は「なんとかなる」と思っていたのに、自宅の段差で転びそうになる。お風呂を一人で入れない。母が入浴介助しようとしても体力的に限界がある。仕事をしながら遠方から様子を見に来る子どもとしては、「もっとできることがある」と分かっていても、平日昼間は動けない。

そんな八方ふさがりの状況に直面したご家族様が、私たちホープシードのデイサービス「リハスタジオ」に相談にいらっしゃいました。今回は、そのときのことを体験記として丁寧にお伝えしたいと思います。

📋 この記事でわかること

  1. 脳梗塞後遺症のある高齢者が自宅で直面しやすい具体的なリスクと、その解決策
  2. 加須市のデイサービス「リハスタジオプラス」での機能訓練・入浴介助の実際
  3. 介護保険を活用した自宅バリアフリー改修と、デイサービスを組み合わせる「二段構え」のアプローチ
  4. 遠距離介護中の家族が「一つの窓口」で安心できる体制の作り方

こんな方におすすめ

  • ✅ 脳梗塞・大腿骨骨折などで退院した親の在宅復帰を急いでいる方
  • ✅ 老老介護で入浴介助や移動の介助に限界を感じている配偶者・家族
  • ✅ 加須市内・近隣でデイサービスを探しているが、どこが合うか分からない方
  • ✅ 介護保険の住宅改修費(20万円枠)の使い方を知りたい方
  • ✅ 「父(母)がデイサービスに行くのを嫌がる」と悩んでいる方

Kさんのケース:84歳の父、脳梗塞後の自宅生活の崩壊寸前

加須市内にお住まいのKさん(58歳・女性)のお父様は、84歳で脳梗塞を発症し、3ヶ月の入院を経て自宅に戻ってきました。後遺症として左半身に軽度の麻痺が残り、一人での入浴や階段の昇り降りが難しい状態でした。

お母様(79歳)が主な介護者でしたが、もともと腰に持病があり、毎日の介助で体力の限界を感じていたそうです。Kさん自身は東京都内で働いており、週末だけ様子を見に来る「遠距離介護」の状況。平日に何かあっても、すぐに飛んでいける環境ではありません。

退院後2週間が経ったころ、お父様がお風呂場の段差でよろけて、壁に手をつきながら転倒しかけるという出来事がありました。「次は本当に骨折する」という恐怖が、ご家族を動かしました。

「行きたくない」の壁を乗り越えた体験利用

最初にKさんがご相談くださったとき、一番の悩みはお父様の「デイサービスなんか行かない」という強い拒否感でした。

「老人扱いされるのが嫌なんだと思います。現役時代は町の自治会長もやっていた人なので、プライドが高くて」とKさんは苦笑いされていました。

私たちがご提案したのは、まず半日型のリハスタジオ花咲への体験利用でした。「リハビリに行く」という目的を前面に出し、「同じような境遇の人たちと話せる場所」として紹介したのです。機能訓練に特化した花咲は、要支援1から要介護3の方が中心で、比較的元気な方が多い。「老人ホームじゃない、リハビリのスタジオ」という印象を持ってもらいやすい環境です。

体験利用の当日、スタッフが迎えに行き、施設内を一緒に歩いてご案内しました。ICカードで管理される個別マシン訓練を実際に試してみて、「これは面白い」と言ってくださったそうです。クロスワードパズルや他のご利用者様との会話も弾んで、帰りには「また来てもいいな」と口にしてくださった。Kさんから後日電話をいただき、「父が自分から『今日はデイの日か』と聞いてきました」という言葉を聞いて、スタッフ一同本当にほっとしました。

✓ ここまでのポイント

  • 脳梗塞後遺症のある方は、自宅での入浴・段差・転倒リスクが複合的に重なりやすい
  • デイサービスへの拒否感がある場合は、「リハビリ特化型」から体験利用で始めるのが効果的

介護リフォームとデイサービスの「二段構え」が生んだ変化

Kさんのお父様が花咲に通い始めて1ヶ月が経ったころ、私たちは次のステップとして自宅のバリアフリー改修をご提案しました。

ホープシードが他のデイサービスと違うのは、建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)を持つ工務店でもあるという点です。介護現場で実際にご利用者様の動きを見ているスタッフが、そのまま住宅改修の提案に関わります。「脳梗塞後遺症の方がどんな動線で転倒しやすいか」を現場で知っているからこそ、机上の設計図では気づかない細部まで拾えるのです。

Kさんのお宅で実施した改修内容は以下の通りです。

改修 STEP 1

玄関スロープと手すり設置

上がり框の段差が約18cmあり、左半身に麻痺があるお父様には毎回リスクのある動作でした。スロープと縦手すりの組み合わせで、玄関の出入りを安全にしました。

⚠️ 手すりの位置は、健側(麻痺のない側)をどちらに使うかで左右が変わります。取り付け前に必ず動作確認を行うことが大切です。

改修 STEP 2

浴室の滑り止めシートと手すり設置

浴槽のまたぎ動作と、浴室の濡れた床面が最大の転倒ポイントでした。入浴介助の動線を考慮し、お母様が立つスペースを確保した上で手すりを2か所設置。浴室床には滑り止め加工を施しました。

⚠️ 手すりは「強度のある壁の位置」に固定する必要があります。見た目だけで位置を決めると、壁下地が空洞で十分な強度が出ない場合があります。

改修 STEP 3

廊下・トイレの手すり追加

夜間にトイレへ移動する際の転倒防止として、廊下の壁に連続手すりを設置。トイレ内にも立ち上がり補助の手すりを設けました。

⚠️ 介護保険住宅改修費(20万円枠)の適用には、ケアマネージャーの意見書と市への事前申請が必要です。工事完了後の申請では受け付けられないため、必ず着工前に手続きを進めてください。

これらの改修により、Kさんのお母様は入浴介助の負担が大幅に減り、「手すりがあるだけでこんなに違うのか」と驚かれたそうです。一方、お父様はデイサービスで週2回の入浴介助を受けることで、自宅での入浴頻度は週1〜2回に絞ることができ、お母様の体力温存にもつながりました。

「介護リフォームは、介護を知らない業者が設計すると、現場で使えない手すりになることがあります。私たちはデイサービスで毎日ご利用者様の動きを見ているからこそ、本当に必要な場所に、本当に使いやすい形で設置できる。その強みを最大限に活かしたいと思っています。」

伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)

デイサービスで変わった「父の顔」

花咲に通い始めて3ヶ月が経ったころ、Kさんのお父様は1日型のリハスタジオプラスへの移行も試してみることになりました。介護度が要介護2に変わったこともあり、長時間のサポートが受けられる環境が適切と判断されたためです。

プラスでお父様が一番気に入ってくださったのが、天然ミネラル岩塩入りの浴槽での入浴です。「温泉みたいで気持ちいい」とおっしゃって、施設でのお風呂が楽しみになったそうです。手作りの昼食も毎回楽しみにされていて、「今日のご飯はなんだろう」という会話がプラスのスタッフとの日課になっています。

「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」

リハスタジオプラス ご利用者様

Kさんから最近こんなお話を聞きました。「先月、父がスタッフの方に向かって『ここは来てよかった』と言っているのを偶然耳にして、思わず泣いてしまいました。あんなに頑なだった父が、そんなことを言うなんて思いもしなかったので」。

施設長の渡邊も「お父様が最近、他のご利用者様に自分からフレンドリーに声をかけてくださるようになりました。最初にいらっしゃったときとは別人のように明るくなって、私たちスタッフも嬉しいです」と話しています。

体を動かすことの大切さ、そして「つながり」を持つことの大切さ ―― デイサービスはその両方を提供できる場所だと、あらためて感じます。

遠距離介護の不安を減らした「一つの窓口」という安心感

Kさんが最初におっしゃっていた悩みのひとつが「ケアマネ、施設、市役所、リフォーム業者……連絡先がどんどん増えていって、誰に何を聞けばいいか分からなくなった」というものでした。

ホープシードでは、デイサービスの運営から住宅改修の施工、さらには宅地建物取引業免許(埼玉県知事(1)第23447号)を活用した不動産相談まで、同じ会社で対応できます。Kさんの場合も、介護の相談も住宅改修の手配も、窓口は一本。平日に仕事を抱えながら複数の業者と連絡を取り合う必要がなくなり、「精神的な余裕がぜんぜん違う」とおっしゃっていました。

加須市は高齢化率31.5%という全国平均を上回る地域です。3.3人に1人が65歳以上という環境の中で、「介護と住まいの問題が同時にやってくる」ご家族様は珍しくありません。だからこそ、私たちはデイサービスと建設業と不動産をひとつの会社で担う体制を作りました。

「孤独死をなくしたい、という思いがこの会社を立ち上げた原点です。住み慣れた家で、家族と一緒に、最後まで笑って暮らせるように。そのために必要なことを全部できる会社でありたいと思っています。」

伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)

まとめ:「家にいたい」という願いを、現実にする方法がある

Kさんのお父様のケースを通じて、脳梗塞後遺症を抱えながらも在宅生活を続けるために何が必要か、少しでもイメージが湧いていただけたでしょうか。

「施設に入れるのはかわいそう」「でも家では限界」という葛藤を抱えるご家族様に、私たちが伝えたいのは一つです。デイサービスと自宅の改修を組み合わせることで、在宅生活はもっと長く、もっと安全に続けられます。そしてその両方を、加須市で一つの窓口から相談できる場所が、ここにあります。

お父様・お母様の状況について、まずは気軽にお話を聞かせてください。「どこに相談したらいいか分からない」という方こそ、ぜひご連絡ください。

お電話でのご相談は 0480-53-7143(受付時間:月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)

メール・フォームでのご相談は お問合せ からどうぞ。いつでもお待ちしております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました