梅雨入り前のこの時季、「滑りやすい浴室をなんとかしたい」「段差でまたヒヤッとした」というご相談が一気に増えます。雨の日は廊下が暗く、足元が見えにくくなる。高齢のご家族がいるご自宅では、季節の変わり目が「改修を考えるタイミング」になりやすいんです。
でも、いざ動こうとすると必ず出てくる壁が「費用」です。手すり一本、段差解消ひとつとっても、業者に頼めば数万円はかかる。まして浴室丸ごとや玄関スロープとなれば、相場は数十万円に上ります。
実は、介護リフォームに使える公的なお金の制度は、多くの方が思っているよりずっと多い。介護保険の住宅改修費だけではなく、国・埼玉県・加須市それぞれの制度を上手に「重ねる」ことで、自己負担を大幅に抑えられるケースがあります。
今回は、普段お客様とのやり取りの中で実際に使っているノウハウを、できるだけ正直にお伝えします。「業者に任せれば勝手にやってくれる」と思っていたら損をすることもありますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
📋 この記事でわかること
- 介護保険の住宅改修費(20万円枠)の正しい使い方と申請の流れ
- 国・埼玉県・加須市の補助金を「重ねて」使う具体的な組み合わせ方
- 業者選びで知っておくべき「申請代行」の落とし穴
- 介護現場を知る工務店だからこそできる、補助金最大活用の設計術
こんな方におすすめ
- ✅ 介護保険の住宅改修費20万円枠の使い方がよくわからない方
- ✅ 加須市・埼玉県内で介護リフォームを検討中のご家族
- ✅ 退院後の在宅復帰に向けて急いで手すりや段差解消を進めたい方
- ✅ 「補助金を使えばもっと安くなる」と聞いたけど、何から調べればいいか分からない方
- ✅ 老老介護でできるだけ費用を抑えながら自宅を安全にしたい方

まず土台を知る ― 介護保険「住宅改修費」の20万円枠とは
介護リフォームの補助金といえば、最初に思い浮かぶのが介護保険の「住宅改修費」制度です。要支援1以上の認定を受けていれば、一生涯で上限20万円まで住宅改修の費用が支給されます(自己負担は1〜3割)。
対象になる工事は、大きく分けて以下の5種類です。
- 手すりの取り付け
- 段差の解消
- 床や通路面の材料変更(滑り止め等)
- 引き戸等への扉の取替え
- 洋式便器等への便器の取替え
ここで多くの方が誤解しているのは、「20万円分の工事ができる」という感覚です。正確には「20万円を限度とした費用の7〜9割が支給される」制度なので、実際の給付額は最大18万円(1割負担の場合)。残りの2万円は自己負担です。
もうひとつ知っておいてほしいのが「申請の順番」です。この制度は工事着工前にケアマネージャーへの相談と市区町村への事前申請が必須で、工事を終えてから申請しても給付されません。退院日が決まって急いでいる場合でも、この順番だけは省けないんです。
「申請の手順を知らずに工事を先に終わらせてしまい、給付が受けられなかった――というご相談を受けることが実際にあります。補助金を使う前提でリフォームを計画するなら、最初の一歩は必ずケアマネージャーへの連絡です。私たちはそこから一緒にサポートします。」
伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)
実はここが大事 ― 国の制度を「もう一枚」重ねる方法
介護保険の住宅改修費だけでは賄いきれない大きな工事の場合、国の補助制度を組み合わせることで負担をさらに軽減できます。代表的なものをご紹介します。
活用できる国の制度 STEP 1
長期優良住宅化リフォーム推進事業(国土交通省)
バリアフリー改修を含む省エネ・耐震改修工事が対象で、一定の性能向上が確認された場合に補助金が交付されます。介護リフォームをきっかけに、自宅の性能を丸ごと底上げしたいご家族には特に有効な制度です。
⚠️ この補助金は「事業者登録」が必要なため、すべての業者が申請できるわけではありません。対応できる業者かどうかを事前に確認することが重要です。
活用できる国の制度 STEP 2
子育て・介護世帯向けリフォーム支援(各年度の予算措置による)
国の補正予算等で年度ごとに創設される支援事業もあります。内容や公募期間が毎年変わるため、「今年度は何があるか」を常にチェックしておくことが必要です。これは正直、一般のご家族が自力で追いかけるのはかなり難しい。だからこそ、補助金情報を日常的にフォローしている業者と組むことが、結果的に一番お得になるんです。
⚠️ 申請期限・予算上限に達した時点で受付終了となる事業が多いため、情報収集のスピードが肝心です。
✓ ここまでのポイント
- 介護保険の住宅改修費は「事前申請」が絶対条件。工事前にケアマネへ連絡することが最優先。
- 国の補助制度(長期優良住宅化リフォーム等)は介護保険と併用できるケースがあり、大規模改修には特に有効。
- 国の補助金情報は年度ごとに変わるため、対応業者からの最新情報入手がカギ。
地元ならではの強み ― 埼玉県・加須市の制度を重ねる
国の制度に加えて、埼玉県や加須市独自の支援制度も存在します。ここが「三段重ね」の仕上げになる部分で、地域の業者ならではの情報が活きてきます。
埼玉県の住宅改修支援としては、県の福祉・高齢者施策の一環として、市町村を通じた助成制度が設けられることがあります。加須市においても、高齢者の生活安全に関連した助成や、低所得世帯向けの住宅改修支援が市の福祉窓口で案内されているケースがあります。
加須市は高齢化率31.5%と全国平均(約29%)を上回る地域です。3.3人に1人が65歳以上という現実が、市としての高齢者支援策の充実につながっています。こうした地元の制度は、市のホームページや地域包括支援センターの窓口に問い合わせると詳細を確認できます。
私たちホープシードが加須市内で相談を受ける際は、
- 介護保険の住宅改修費(ケアマネ経由)
- 国の補助金・助成事業(年度の最新情報を確認)
- 県・市の独自制度(地域包括支援センター・市役所窓口と連携)
この三層を必ず確認した上で、「この組み合わせが今一番使えます」という形でご提案しています。お客様に「あとでこんな制度もありましたよ」と言われたくないので、この確認作業は毎回かなり丁寧にやっています。
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」
リハスタジオプラス ご利用者様
自宅の浴室改修と施設でのお風呂の両方を整えることで、こんなふうに笑顔が増えていきます。補助金を最大限活用して、「家でも、外でも、気持ちよくお風呂に入れる」状況を作ることが私たちの目標です。
業者選びで絶対に確認してほしいこと
介護リフォームを頼む業者を選ぶとき、「補助金の申請もやってくれますか?」と聞くだけでは不十分です。実は、申請代行を「やります」と言えても、その質には大きな差があります。
チェックポイント①:ケアマネージャーとの連携実績があるか
住宅改修費の申請にはケアマネージャーが発行する「理由書」が必要です。初めて一緒に仕事をする業者だと、ケアマネ側も工事の内容を確認するのに時間がかかり、退院日に間に合わないことがあります。
✅ ホープシード:デイサービス2拠点(リハスタジオ花咲・プラス)を運営しているため、地域のケアマネージャーとの日常的な連携があります。「顔の見える関係」で申請がスムーズに進みます。
チェックポイント②:介護現場の動線を理解した提案ができるか
「手すりをどこに付けるか」は、図面だけ見ていても正解は出せません。実際に介護をしている人の立ち位置、車椅子の回転半径、介助者が体を入れる角度――こういった現場感覚がないと、せっかく付けた手すりが「使いにくい」になってしまいます。
✅ ホープシード:デイサービスで毎日ご利用者様の身体介助に関わるスタッフと、建設担当者が同じ会社にいます。「この方の歩き方ならここに手すりが要る」という提案が、机上の空論ではなく実体験から出てきます。
チェックポイント③:小規模工事に誠実に向き合ってくれるか
正直に言います。手すり一本・段差解消一か所の工事は、大手リフォーム会社にとってあまり「旨味」のない仕事です。だからこそ、大手に頼むと対応が後回しになったり、パッケージ商品の押し売りになることがある。
✅ ホープシード:建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)を保有し、小規模な介護リフォームを「本業のひとつ」として位置づけています。施工実績は加須市を中心に広域で12件以上(ウェブサイト掲載分)あり、すべて自社施工です。
「生きがい活動という毎月2回のイベントが楽しみ。10人規模のスタッフと一緒に回るので安心」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
まとめ ― 補助金は「知っている人」が得をする制度
介護リフォームの補助金は、申請しなければ一円も受け取れません。そして、申請できる制度を知らなければ、使えるお金を使い残したまま全額自己負担で工事をすることになります。
「三段重ね」の活用法をまとめると、
- 🥇 介護保険の住宅改修費(最大18万円給付)― まず土台
- 🥈 国の補助金・助成制度(長期優良住宅化リフォーム等)― 年度ごとに確認
- 🥉 埼玉県・加須市の独自助成 ― 地元業者・地域包括支援センターに相談
この三層を重ねることで、数十万円規模の自己負担が大幅に変わることがあります。
ただ、制度の組み合わせは個人の要介護度・工事内容・年度の予算状況によって変わります。「うちの場合は何が使えるの?」という個別の確認は、ぜひ一度ご相談ください。介護現場と建設をあわせ持つ私たちだからこそ、ご利用者様の身体状況・お住まいの構造・使える制度を同時に見て、最適なプランをご提案できます。
退院日が迫っているご家族も、まだ余裕のある段階で検討中の方も、お気軽にお声がけください。「何から始めればいいか分からない」という段階からでも、一緒に整理しますので安心してご連絡ください。
📞 お電話でのご相談:0480-53-7143(受付時間:月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)
💻 ウェブからのお問い合わせ:お問合せ(24時間受付)
加須市・久喜市・羽生市・行田市など埼玉県北部エリアを中心に対応しております。お気軽にどうぞ。


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