親の介護で仕事を辞める前に ― 後悔しないための判断軸

C1介護の基礎知識

結論から言います。「仕事を辞めてから後悔した」という声は、「辞めなくて良かった」という声よりもはるかに多いです。

私たちホープシードは、加須市を中心に介護デイサービスと住宅改修・不動産をハイブリッドで運営しており、ご家族様の「どうすればいいか分からない」という相談を日常的にお受けしています。その経験から言えること ― それは「辞める判断」は最後の選択肢であるべき、ということです。

この記事では、データと現場の実感を両軸に、仕事を辞める前に知っておくべき判断軸を整理します。

📋 この記事でわかること

  1. 介護離職の現実と、辞めた後に起こりうるリスク
  2. 仕事を続けながら親の在宅介護を支える具体的な手段
  3. 「限界のサイン」を見極める3つのチェック項目
  4. 加須市で使えるワンストップ相談体制の活用法

こんな方におすすめ

  • ✅ 東京や都市部から加須市の親元に通いながら介護している方
  • ✅ 「もう仕事を辞めるしかない」と追い詰められている50〜60代の方
  • ✅ 老老介護の限界を感じているご家族様
  • ✅ 介護保険サービスをまだ十分に使えていないと感じている方
  • ✅ デイサービスや住宅改修で何ができるか知りたい方
親の介護で仕事を辞める前に ― 後悔しないための判断軸 | 株式会社ホープシード

介護離職の現実 ― 年間約10万人が仕事を辞めている

まず、数字から現実を見てみましょう。

総務省の「就業構造基本調査(2022年)」によると、介護・看護を理由に離職した人は年間約10万6,000人にのぼります。そのうち女性が約7割を占めており、50代後半〜60代前半に集中しています。

さらに、厚生労働省「仕事と介護の両立に関する実態把握のための調査(2022年)」では、介護離職者の約6割が「離職後に家計が苦しくなった」と回答。そして約4割が「離職しなくても介護できた可能性がある」と振り返っています。

つまり、「辞めざるを得なかった」ケースの多くは、実は辞めなくて済む選択肢を知らなかっただけ、という可能性があるのです。

加須市の状況も決して他人事ではありません。加須市の高齢化率は31.5%(2025年時点)で全国平均の約29%を上回り、3.3人に1人が65歳以上、7.3人に1人が75歳以上という超高齢化地域です。持ち家率が高く、戸建てで一人暮らしや老老世帯を続けている方も多い。その親御さんを支えようとして、働き盛りの子世代が離職へと追い込まれるケースが、この地域でも増えています。

「少子高齢化と孤独死をなくしたい ― そのために介護と建設と不動産を一体でやっています。親の介護に直面した子世代の方が、仕事まで手放すことなく安心して親を支えられる地域をつくることが、私たちの根っこにある目標です」

伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)

仕事を辞める前に確認すべき3つの判断軸

「もう限界かもしれない」と感じたとき、その判断を急がないでください。まず、以下の3点を確認してみてください。

チェックポイント1:介護保険サービスをフルに使えているか

デイサービス・訪問介護・福祉用具レンタルなど、介護保険で利用できるサービスを実際に使っているかを確認してください。要介護認定を受けているのに、サービスを「まだ使わなくていい」と判断してそのままにしているご家族様は少なくありません。週2〜3回のデイサービスを利用するだけで、平日の日中の安全確保と家族の就労継続が同時に実現するケースは数多くあります。

✅ ホープシード:リハスタジオ花咲(半日型)・リハスタジオプラス(1日型)の2施設で、要支援1〜要介護5まで幅広く受け入れています。ご本人のご状態に応じて、ケアマネジャー様と一緒に最適なプランをご提案します。

チェックポイント2:自宅の「危険な環境」が放置されていないか

「自宅が危ないから目が離せない」という理由で仕事を休みがちになっているなら、住環境を変えることで状況が大きく改善します。浴室の段差、廊下の手すりの有無、トイレの広さ ― これらは介護保険の住宅改修費(1人につき最大20万円の支給)を使って改修できる場合があります。

✅ ホープシード:介護現場を持つ工務店として、実際にデイサービスで利用者様の身体状況・生活動線を見ているスタッフが改修提案に関わります。「現場を知らない業者」にはできない提案ができます。

チェックポイント3:「一人で全部やろう」としていないか

介護は、ケアマネジャー・デイサービス・訪問介護・医療機関など複数の専門職が連携して支えるものです。しかし、「どこに何を相談すればいいか分からない」「連絡先が散乱している」という状況の中で、子世代が一人でフル対応しようとして疲弊するケースが非常に多い。相談窓口の分散こそが、離職への引き金になっていることがあります。

✅ ホープシード:介護(デイサービス)・住宅改修・不動産まで、同一グループ内でワンストップ相談が可能です。お一人おひとりのご家族様に対し、バラバラに動くのではなく「まるごと支える」体制を整えています。

✓ ここまでのポイント

  • 介護離職者の約4割は「辞めなくても介護できた可能性がある」と振り返っている(厚生労働省調査より)
  • 介護保険サービスの活用・住環境改修・相談窓口の一本化が、就労継続の鍵になる
  • 加須市は高齢化率31.5%の超高齢エリアであり、子世代の離職リスクは特に高い

デイサービスが「遠距離介護のセーフティネット」になる理由

東京や埼玉南部から加須市の親御さんのもとに週1〜2回通っている方からよく聞くのが、「平日の様子が分からなくて、仕事中も心配で集中できない」という声です。

デイサービスは、こうした遠距離介護の方にとって、実はもっとも即効性のある「安心のインフラ」です。週3回デイサービスを利用することで、少なくともその日は「専門スタッフが側にいる」という安心が生まれます。

私たちのリハスタジオでは、ご家族様へ施設でのご様子を写真と文章でお伝えする取り組みを行っています。「今日はどんな様子だったか」が離れていても分かること ― それが仕事への集中力を取り戻す後押しになったとおっしゃるご家族様も多くいらっしゃいます。

「公園の季節の花を見に行く事ができ、日課だった散歩ができるのは嬉しい」

リハスタジオプラス ご利用者様

「生きがい活動という毎月2回のイベントが楽しみ。10人規模のスタッフと一緒に回るので安心」

リハスタジオ花咲 ご利用者様

「デイサービスなんて嫌だ」と拒否される親御さんも多いですが、私たちのリハスタジオ花咲では月2回の外出レクリエーション「チャレンジクラス」(盆栽美術館・秩父34観音巡り・いちご狩り・深大寺など)を通じて、「通うのが楽しみ」と感じていただける導入設計をしています。まずは体験利用から、が私たちのスタンスです。

「仕事を辞めてもいい」ケースもある ― 本当の限界を見極めるために

ここまで「辞めないための方法」をお伝えしてきましたが、正直に言います。辞めることが正解になるケースも、確かにあります。

たとえば、要介護4〜5で医療的ケアが必要な親御さんを、訪問看護・デイサービス・住宅改修すべてを整えてもなお「一人にできない時間が多すぎる」という状況は現実として存在します。また、ご本人が「家で最期まで過ごしたい」という強い意志をお持ちで、ご家族もそれを叶えたいと願っている場合、家族の就労継続よりも在宅看取り体制の構築を優先するという判断も、間違いではありません。

ただ、その判断をする前に、「1日型デイサービス(週4〜5回)+自宅バリアフリー改修+訪問看護との連携」という3点セットを試したか、確認してほしいのです。リハスタジオプラスは要介護5まで対応しており、関連会社のライフケアプロジェクトとの連携で、より重度の方の在宅継続もサポートできる体制があります。

「辞める前に、一度相談してみる」 ― それだけで選択肢が広がることは少なくありません。

まとめ:仕事を辞める「その前に」できることが、必ずあります

介護離職は一度してしまうと、再就職の難しさ・収入減少・将来の年金への影響など、長期にわたってご自身の生活に影響します。厚生労働省の調査でも、離職者の約6割が「家計が苦しくなった」と答えています。

ホープシードは加須市で、介護デイサービス(2拠点)・住宅バリアフリー改修・不動産仲介を一体で運営している、地域でも数少ない統合型の事業者です。「ケアマネに相談すべきか、業者に相談すべきか、市役所に行くべきか」と迷う必要はありません。まず私たちに一本ご連絡ください。

親御さんの今の状況、ご家族様の働き方、住まいの状態 ― ひとつひとつ一緒に整理して、「辞めなくても大丈夫」な道筋を、できる限りご一緒に考えます。

お電話でのご相談も歓迎しております。
📞 0480-53-7143(受付時間 月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)

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