「夫の入浴介助が怖くて、毎晩眠れなくなってきた」
「デイサービスという言葉は知っているけど、夫が絶対に嫌がる」
「自分が倒れたら、この人はどうなるんだろう」
加須市内で、こんな言葉を口にされる奥様に出会うたびに、胸が締め付けられます。老老介護の現場は、外からは見えにくいまま静かに限界へと近づいていく。そんな日々を、私たちはいくつも目の当たりにしてきました。
今回は、ある実際のケースをもとに、1日型デイサービス「リハスタジオプラス」が奥様の生活をどう変えていったかをお伝えしたいと思います。「介護のために自分の時間がなくなる」という状況に心当たりのある方に、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
📋 この記事でわかること
- 老老介護で限界を迎えた妻がどう変わったか、リアルなケースの流れ
- 1日型デイサービス「リハスタジオプラス」の具体的な内容と特長
- デイサービスと自宅バリアフリー改修を組み合わせた「在宅継続の二段構え」とは
- 介護リフォームの費用や介護保険20万円枠の活用方法
こんな方におすすめ
- ✅ 配偶者の入浴介助に限界を感じている方
- ✅ 「夫(妻)を施設に入れたくない」が口癖になっている方
- ✅ 加須市内で1日型デイサービスを探している方・ご家族
- ✅ 介護しながら自宅の安全改修も考えたい方
- ✅ 遠距離から親の介護を心配している50〜60代の子世代の方

夫婦ふたりきりの限界 ― あるケースの始まり
加須市内にお住まいの、70代後半の奥様からご相談をいただいたのは、ちょうど冬の寒い時期のことでした。
ご主人は脳梗塞の後遺症で左半身に麻痺が残り、要介護2の認定を受けていました。歩行はなんとかできるものの、浴室での立ち上がりや浴槽をまたぐ動作が難しく、毎日の入浴介助は奥様一人が担っていました。
「転ばせてしまいそうで、怖くて仕方ないんです。でも、夫は週に一度はお風呂に入りたいって言うし……」
奥様ご自身も70代。腰痛を抱えながらの介助は、日を追うごとに身体への負担が大きくなっていました。入浴頻度は月に数回まで減り、清潔を保てないことへの罪悪感も重なって、精神的にも追い詰められていた様子でした。
お子様は県外在住で、平日は動けない。ケアマネジャーさんからはデイサービスを勧められていたものの、ご主人本人が「ああいう施設には行きたくない」と強く拒否していたそうです。
転機は「入浴」への反応だった
最初の体験利用の日、ご主人はやや緊張した表情でリハスタジオプラスに来られました。スタッフが「まずはお風呂だけ、ゆっくり入ってみませんか」と声をかけると、少しだけ表情が和らいだのが印象的でした。
リハスタジオプラスの入浴は、天然ミネラル岩塩を使ったお風呂。じんわりと体が温まる感覚は、自宅のお風呂では味わいにくいものです。専門スタッフによる丁寧な介助で、安全に浴槽をまたぎ、ゆっくりとお湯につかることができた。
ご主人が帰宅後に言ったのは「温泉みたいだった」という一言だったそうです。奥様はその言葉を聞いて、泣きそうになったとおっしゃっていました。
「岩塩入りのお風呂で温泉に入っているような感覚に。この施設でのお風呂が一番の楽しみ」
リハスタジオプラス ご利用者様
それから週3回の利用が始まりました。送迎スタッフが自宅まで迎えに行き、昼食(手作りのメニューです)を挟んで夕方に帰宅するリズム。奥様にとって、週に3日間の「ひとりの時間」が生まれたのです。
「何もしなくていい時間が、こんなに大事なものだとは思わなかった」と、後日奥様がぽつりとおっしゃっていたことが、今も心に残っています。
✓ ここまでのポイント
- 老老介護の限界は「入浴介助」という具体的な場面から始まることが多い
- 本人の「施設嫌い」は、体験利用で「楽しみ」を見つけることで変わることがある
- 週3回の1日型デイサービス利用で、介護者側に「呼吸できる時間」が生まれる
「家にいたい」を叶えるために、自宅も変えていく
デイサービスの利用が安定してきたころ、今度は自宅の問題が浮かび上がってきました。
ご主人がデイサービスに慣れて元気を取り戻すにつれて、「自宅でも動きたい」という気持ちが出てきたのです。ところが、自宅の廊下には手すりがなく、浴室の段差も高いまま。週に4日は自宅で過ごすご主人にとって、転倒リスクは日常的なものでした。
私たち株式会社ホープシードは、デイサービスと並行して建設・リフォーム事業を手がけています。介護の現場を実際に持っているからこそ、「利用者さんの身体がどう動くか」「どの動作が一番危ないか」を肌感覚として知っています。そこが、一般的なリフォーム業者との大きな違いだと自負しています。
「介護の現場で毎日ご利用者様と向き合っているスタッフと、建設の職人が同じ会社にいる。これは、私たちにしかできない提案の仕方があるということだと思っています。数字や間取りじゃなくて、その人の暮らし方から考えた改修をしたい。」
伊澤 雄馬(株式会社ホープシード 代表取締役)
このケースでは、介護保険の住宅改修費(1人あたり上限20万円の支給枠、自己負担1〜3割)を活用して、以下の改修を行いました。
自宅バリアフリー改修 STEP 1
ケアマネジャーとの連携・改修内容の確認
介護保険の住宅改修費を利用するには、ケアマネジャーの理由書が必要です。私たちが直接ケアマネジャーと情報を共有し、「どの動作が危険か」を確認した上で改修内容を決めていきました。
⚠️ 着工前の申請手続きが必要です。工事を先に始めてしまうと保険が適用されなくなるため、必ず順序を守ることが大切です。
自宅バリアフリー改修 STEP 2
廊下・トイレ・浴室への手すり設置
移動ルート全体を見て、必要な箇所に手すりを取り付けました。単に「手すりをつける」のではなく、ご主人の身長・握力・麻痺の状態に合わせた高さと形状を選んでいます。
⚠️ 手すりの位置や角度が合っていないと、かえって転倒の原因になります。既製品をそのまま付けるだけでは不十分なケースも多くあります。
自宅バリアフリー改修 STEP 3
浴室の段差解消・滑り止め施工
浴室入り口の段差をなくし、浴室内の床に滑り止め加工を施しました。デイサービスで入浴に慣れてきたご主人が、自宅でも入浴できる環境を整えることが目標でした。
⚠️ 浴室は水を扱う場所のため、施工品質が安全に直結します。防水処理を含めた丁寧な仕上げが不可欠です。
2つの安心が重なって、在宅生活が続いていく
「デイサービスでの入浴」と「自宅のバリアフリー化」。この2つが揃ったことで、このご夫婦の暮らしは大きく変わりました。
奥様の入浴介助の負担は週に数回から「ほぼゼロ」に。ご主人はデイサービスで週3回しっかりお風呂に入り、自宅では安全な環境の中で過ごせるようになりました。「夫を施設に入れたくない」という奥様の強い思いも、現実として叶い続けています。
1日型のリハスタジオプラスは、要介護5の方まで対応しています。状態が重くなっても同じ施設に通い続けられるという安心感は、ご本人にとっても、ご家族にとっても大きいことです。手作りの昼食、ICカードで個人に合わせた負荷が設定されるマシン訓練、そしてあの岩塩入りのお風呂。「また明日も来たい」と思ってもらえる場所であることが、私たちスタッフの一番の誇りです。
「クロスワードや麻雀など頭を使ったゲームが盛り沢山。一人暮らしの私にとっては憩いの場」
リハスタジオプラス ご利用者様
遠くにお住まいの子世代の方も、「親がどこかに通っている」という事実があるだけで、平日の不安感がずいぶん違うとおっしゃいます。私たちは、施設での様子を写真や文章でご家族にお伝えする取り組みも続けています。複数の機関に連絡先が散乱しているストレスも、介護・建設・不動産を同じ会社で担える体制があれば、少し楽になるはずです。
まとめ ― 「介護する人」も守る選択を
老老介護の現場で限界を迎えているのは、ご本人だけではありません。毎日そばで支え続ける配偶者の方が、誰よりも追い詰められているケースを、私たちは何度も見てきました。
「呼吸できる時間」は、決してわがままではありません。介護する側が倒れてしまえば、在宅生活はそこで終わってしまいます。だからこそ、週3回の1日型デイサービスを「逃げ道」ではなく、「在宅継続のための手段」として捉えていただきたいのです。
株式会社ホープシードは、加須市に根ざしたデイサービス2拠点と建設・不動産の事業を持つ、埼玉県北東部では希少なハイブリッド型の事業者です。建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)と地域密着型通所介護事業者として、介護と住まいの両面からご家族を支える体制を整えています。
「うちの場合はどうすればいい?」「まず話だけでも聞きたい」という段階でもまったく構いません。加須市内でのご相談はもちろん、遠距離でご両親の状況を心配されているお子様からのお電話もお待ちしております。
お電話は 0480-53-7143(月〜土 8:30〜18:00、祝日 9:00〜18:00)まで。
Webからのご相談は お問合せ フォームよりどうぞ。
「この街で、いつまでも心地良い暮らしを。」その言葉を、ひとりでも多くのご家族に実感していただけるよう、これからも丁寧に向き合っていきます。


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