残暑が続く8月末、「そろそろ退院の話が出てきた」というご連絡をご家族様からいただくことが増えています。骨折からの入院生活が落ち着いてくると、次の壁として立ちはだかるのが「本人は家に帰りたいと言うけれど、このまま自宅に戻して大丈夫なのか」という不安です。
「絶対に家にいたい」という言葉の重さは、ご家族様が一番よくわかっていると思います。でも、退院後の住まいの構造、家族の体力、いざというときの医療連携――そのすべてが揃っていないと、在宅復帰は長続きしません。
この記事では、加須市を拠点に介護×建設×不動産のワンストップ支援を行う株式会社ホープシードの視点から、骨折後の在宅復帰を支える3つのアプローチを比較しながら具体的に解説します。「施設入所か、自宅か」の二択ではなく、自宅で暮らし続けるための現実的な組み合わせを一緒に考えていきましょう。
📋 この記事でわかること
- 骨折後に在宅復帰が難しくなる「3つの壁」の正体
- デイサービス・住宅改修・外部連携、それぞれの役割と選び方
- リハスタジオ花咲が在宅復帰をどう支えているか、具体的なサポート内容
- 介護保険の住宅改修費20万円枠を使った自宅バリアフリー化の進め方
こんな方におすすめ
- ✅ 親御さんが骨折入院中で、退院後の在宅生活が心配な方
- ✅ 「施設に入れるべきか、家に連れて帰るべきか」で迷っているご家族様
- ✅ 自宅のトイレ・浴室・廊下の段差が気になり始めた方
- ✅ 老老介護の限界を感じていて、自分だけでは支えきれないと感じている配偶者の方
- ✅ 加須市・近隣にお住まいで、デイサービスと住宅改修をまとめて相談したい方

在宅復帰を阻む「3つの壁」を整理する
骨折後、本人の意欲があっても在宅復帰が長続きしない理由は、大きく3つに分けられます。ここをひとつずつ整理することが、解決への第一歩です。
壁①:住まいの構造的バリア
骨折前には問題なかった段差やトイレの立ち座り、浴室への移動が、退院後は一気にリスクに変わります。加須市は築年数の古い戸建て住宅が多く、廊下や居室の段差、和式に近い低いトイレ、タイル張りの在来浴室がそのまま残っているお宅が少なくありません。退院直後に転倒・再骨折してしまうケースは、残念ながら珍しくないのが現実です。
壁②:家族の介護疲れと孤立
老老介護の場合、配偶者様が入浴介助・移乗介助を一手に引き受けることになります。高齢の配偶者にとって、毎日の介助は体力的にも精神的にも想像以上の負担。遠方に住む子世代は平日昼間に動けないため、「何かあっても誰にも連絡できない」という孤立感が重なります。
壁③:医療・介護連携の空白
退院後は、ケアマネ・訪問看護・かかりつけ医・デイサービス・住宅改修業者――と多くの関係者が登場しますが、それぞれが「別の窓口」になりがちです。連絡先が散乱し、「誰に何を相談すればいいか分からない」という混乱が、在宅生活の継続を妨げる大きな原因になっています。
✓ ここまでのポイント
- 在宅復帰を阻むのは「本人の意欲不足」ではなく、住まい・家族の疲れ・連携の空白という構造的な問題
- この3つを同時に解消する仕組みがなければ、在宅生活は長続きしない
- 「施設か、自宅か」の二択ではなく、3点セットで支える発想が重要
「住まいの改修・デイサービス・医療連携の3つが揃わないと在宅継続は難しい」とわかっても、どこから手をつければいいか迷うのが正直なところだと思います。お問い合わせフォームでは、退院日の見込みや自宅の状況、現在の介護度など、今の状況を整理してお伝えいただくことができます。「まだ決まっていないことが多い」という段階でも構いません。
3つのアプローチを比較する――どれが欠けても在宅は続かない
在宅復帰を現実のものにするために、ホープシードでは以下の3つをセットで考えることをお勧めしています。それぞれ単独では限界があり、組み合わさって初めて機能します。
アプローチA:1日型デイサービスによるレスパイト(介護者の休息)
🏠 一般的な半日型デイのみを使った場合
- リハビリ時間は確保できても、家族が休める時間が短い
- 重度化すると受け入れてもらえる施設が限られてくる
- 昼食・入浴を自宅で担う時間帯が残り、家族の負担が続く
⭐ リハスタジオ花咲(1日型デイサービス「リハスタジオプラス」と連携)の場合
- 要支援1〜要介護5まで対応できる1日型プランで、重度化しても在宅継続をサポート
- 昼食・入浴(天然ミネラル岩塩入り)・機能訓練をまとめて提供し、家族が一日しっかり休める
- 状態が軽度のうちはリハスタジオ花咲(半日型)、重度化したらプラス(1日型)へとスムーズに移行できる2拠点で軽度から重度まで切れ目なく支える仕組みを持っている
「生きがい活動という毎月2回のイベントが楽しみ。10人規模のスタッフと一緒に回るので安心」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
デイサービスというと「預けるだけ」と思われがちですが、花咲での日々は本人にとっても「楽しみがある場所」であることが、在宅継続の大きな力になっています。ご利用者様自身が「行きたい」と思えることが、家族の介護疲れを和らげる一番の近道です。
アプローチB:自宅バリアフリー改修
🏠 「退院してから考える」場合
- 退院日が決まってから工事を発注しても、施工完了まで数週間かかることがある
- 改修なしで在宅生活を始めると、転倒・再骨折のリスクが高い状態が続く
- 介護保険の住宅改修費20万円枠の申請手続きを知らずに自費で払ってしまうケースも
⭐ ホープシード(介護現場を持つ工務店)に早めに相談した場合
- デイサービスと同じ会社が住宅改修も担うため、「ご利用者様の身体状況」を踏まえた動線設計が可能
- 手すり設置・段差解消・引き戸化・浴室改修・玄関スロープなど、介護保険住宅改修費(1人20万円枠・自己負担1〜3割)を活用した工事に対応
- 退院後の在宅復帰を切れ目なくサポートするための連携体制を整えているため、退院日に合わせたスケジュール調整が相談しやすい
「介護リフォームは、利用者さんの動き方や転びやすい場所を知っている人間が設計しないと、見た目だけの手すりになってしまいます。デイの現場を持っているからこそ、本当に必要な場所がわかる。そこが私たちの一番の強みだと思っています。」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
アプローチC:訪問看護・かかりつけ医との外部連携
骨折後の在宅生活では、医療的なフォローを誰かがコーディネートする必要があります。ホープシードは直接訪問看護を提供しているわけではありませんが、ケアマネージャーや訪問看護事業所、関連会社の株式会社ライフケアプロジェクトとのネットワークを通じて、医療・介護・住まいの情報が一箇所に集まる体制づくりをサポートしています。「連絡先が散乱している」という悩みを解消する入口として、ぜひご活用ください。
リハスタジオ花咲のサポート体制――「楽しい」が在宅継続の土台になる
在宅復帰の支援というと、どうしても「リハビリ」「訓練」というイメージが先に来がちです。もちろん機能回復は大切ですが、花咲が大切にしているのは、ご利用者様が「来て良かった」と感じられる一日を積み重ねることです。
ICカードで個人に合わせた負荷が自動設定されるマシン訓練、レッドコードを使った体幹トレーニング、トランポリンや足浴といった楽しく続けられるプログラムは、骨折後の筋力回復・バランス改善にも有効です。
さらに、月2回の「チャレンジクラス」では、菖蒲グリーンセンターや大宮盆栽美術館、いちご狩り農園など加須・埼玉各地への外出レクリエーションを実施しています。骨折後に「外に出る機会が減った」と閉じこもりがちになるご利用者様にとって、このクラスは単なる外出以上の意味を持っています。
施設長の渡邊隆浩は、こう話しています。
「身体を動かせたとき、お話ができたとき、ご利用者様の表情がパッと変わる瞬間があります。その顔を見るのが、この仕事の一番の喜びです。在宅で暮らし続けることが、ご本人にとっての一番の力になると信じています。」
渡邊 隆浩(リハスタジオプラス 施設長)
リハスタジオ花咲での1日の流れとチャレンジクラスが生む変化については、別の記事でも詳しくご紹介しています。デイサービスを初めて検討される方は、ぜひあわせてご覧ください。
「在宅看取り」まで見据えた3点セットの選び方
「重度になっても家にいたい」という希望を叶えるためには、軽度のうちから仕組みを整えておくことが何より重要です。以下のステップで考えると、動きやすくなります。
在宅復帰の準備 STEP 1
住宅の危険箇所を早めに把握する
退院が決まったタイミング、あるいはその前の段階で、自宅の動線チェックを依頼しましょう。トイレ・浴室・玄関・廊下・ベッド周りの段差・手すりの有無を確認します。
⚠️ 退院後に「工事が間に合わない」という事態は、早めの相談で多くの場合は回避できます。骨折が判明した時点でご連絡いただくのがベストです。
在宅復帰の準備 STEP 2
介護保険の住宅改修費申請を確認する
介護保険の住宅改修費は1人あたり20万円(自己負担1〜3割)が上限です。手すり設置・段差解消・滑り止めなど幅広い工事が対象になりますが、事前申請が必要な場合があります。申請手続きについては、ケアマネージャーと工務店が連携して進めることが一般的です。
⚠️ 着工前に申請手続きを済ませないと、保険適用が受けられないケースがあります。業者選びと申請手続きは同時並行で動くことが重要です。
在宅復帰の準備 STEP 3
デイサービスの利用形態を本人の状態に合わせて選ぶ
要支援・軽度の要介護であればリハビリ特化型の半日デイ、重度化してきたら1日型へ移行。状態の変化に合わせて施設を乗り換えるのではなく、同じグループ内で継続できることが本人・家族双方の安心につながります。
⚠️ 「重くなったら受け入れてもらえなくなった」という事態を防ぐためにも、最初から要介護5まで対応できる施設との関係を作っておくことをお勧めします。
まとめ:「家にいたい」を叶えるのは、3つが揃って初めて可能になる
骨折後の在宅復帰は、どれか一つの対策だけでは成り立ちません。
- デイサービスによる機能回復とご家族様のレスパイト
- 自宅バリアフリー改修による転倒リスクの解消
- 訪問看護・医療との連携による継続的なフォロー
この3点が揃って初めて、「家にいたい」という本人の言葉を現実に変えることができます。株式会社ホープシードは、介護事業・建設事業・不動産事業を一体で持つ加須市内では希少な事業者として、この3点をワンストップでご相談いただける体制を整えています。
「退院日が近づいているのに何も決まっていない」「老老介護の限界を感じている」「自宅改修の費用や手順が分からない」――そんなときは、まずお電話でご状況をお聞かせください。担当者が丁寧にお話を伺います。
📞 0480-53-7288(受付:月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)
「デイと住宅改修と連携、全部一度に相談できる場所を探していた」という方に、ホープシードのお問い合わせフォームは使っていただけます。骨折後の退院タイミング・自宅の間取り・現在のご家族の状況を簡単にお書き添えいただくと、最初のご案内がスムーズです。介護事業・建設事業、どちらの窓口としてもご利用いただけます。