デイサービスに電話をかけて、担当者が出るまでに何コール待ちましたか?――実は、介護家族を対象にしたある調査では、「デイへの問い合わせで最初に感じた不満」の第1位が「電話がなかなかつながらない」だったというデータがあります。たった数十秒の待ち時間が、ご家族に「ここに任せて大丈夫だろうか」という不安を植えつけてしまうのです。
ご本人が「家にいたい」と言う。ご家族もそれを叶えてあげたい。でも現実問題として、重度化した身体状況、住まいの構造的な危険、そして介護する側の体力の限界が重なって、「もう施設に入れるしかないか」と追い詰められていませんか。そのとき最初にかける一本の電話で、すぐに温かい声が返ってくるかどうかが、実はその後の在宅継続を左右する分岐点になります。
📋 この記事でわかること
- なぜデイサービスの「電話の出方」が在宅継続の可否に直結するのか
- 介護保険の住宅改修費(20万円枠)を使ったバリアフリー改修の具体的な手順
- 1日型デイ+自宅改修+訪問看護連携で「在宅看取り」を現実的に設計する方法
- 加須市のリハスタジオが実践するレスポンスの早い対応の中身
こんな方におすすめ
- ✅ 要介護3以上の親を「できれば家で最後まで」と考えているご家族
- ✅ 老老介護で限界を感じているが、施設入所に踏み切れない方
- ✅ 介護保険の住宅改修費20万円の使い方が分からない方
- ✅ デイサービスを探しているが、何を基準に選べばいいか迷っている方
- ✅ 退院後の在宅復帰に向けて、今すぐ動きたい加須市内のご家族

「家にいたい」という言葉の重さを、私たちは軽く受け流せない
加須市は埼玉県北東部に位置し、人口約112,000人のうち高齢化率は31.5%。3.3人に1人が65歳以上という、全国平均を上回る速度で高齢化が進んでいる地域です。持ち家比率が高く、長年住み慣れた戸建てで暮らす高齢の方が非常に多い。そしてその多くが、「施設には入りたくない。この家で最後を迎えたい」と強く思っていらっしゃいます。
その言葉は、単なるわがままではありません。長年積み重ねてきた生活の記憶、庭の植木、台所の使い心地、隣近所の顔なじみ――それらすべてが「自宅」という場所に凝縮されているのです。株式会社ホープシードの代表・伊澤幸子は21年の業界経験の中で、何度もこの場面に立ち会ってきました。
「『家にいたい』というご本人の言葉と、『もう限界』というご家族の本音。この両方を同時に受け止めることが、私たちの仕事の出発点です。どちらかを諦めさせる解決策は、本当の解決策じゃない」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
だからこそ、電話一本のレスポンスを大切にしています。「ちょっと相談したい」という段階で勇気を出してかけた電話が、すぐにつながり、話を聞いてもらえる。その体験が、ご家族の「ここに任せよう」という決断を後押しするのです。
介護保険の住宅改修費20万円枠――知っているようで意外と使われていない制度
「家にいたい」を現実にするための第一歩が、住まいの安全対策です。ここで多くのご家族が直面するのが、「どこに頼めばいいか分からない」「介護保険が使えると聞いたが手続きが複雑そう」という壁。実際、介護保険の住宅改修費は申請できる方のうち、活用できていないケースが少なくありません。
制度の概要と対象工事
介護保険の住宅改修費は、要支援1以上の認定を受けた方が対象で、1人あたり上限20万円(自己負担は1〜3割)の補助が受けられます。対象となる工事は次の通りです。
- 手すりの取り付け(玄関・廊下・トイレ・浴室・階段など)
- 段差の解消(敷居の撤去・スロープ設置など)
- 滑り防止のための床材変更
- 引き戸等への扉の取り替え
- 洋式便器等への便器の取り替え
申請の流れ(STEP形式)
住宅改修 STEP 1
ケアマネジャーへの相談・意見書の作成
住宅改修を行うには、担当ケアマネジャーの「住宅改修が必要な理由書」が必要です。まずはケアマネに改修の意向を伝え、理由書の作成を依頼します。
⚠️ この書類がないと保険申請が始まりません。ケアマネとの関係が薄い場合、連絡に時間がかかることがあります。日頃から情報共有できる関係を作っておくことが重要です。
住宅改修 STEP 2
施工業者による現地調査・見積り
ケアマネの意見を踏まえ、施工業者が自宅に訪問し、利用者の身体状況・動線・家屋の構造を確認した上でプランを作成します。
⚠️ 介護現場の動線を理解していない業者が設計すると、「設置したが使いにくい」という手すりが出来上がることがあります。介護事業を運営している業者を選ぶことが重要なポイントです。
住宅改修 STEP 3
事前申請(工事前に必須)
見積書・図面・理由書を揃えて、工事着工前に加須市へ事前申請を行います。この順番を間違えると保険が適用されなくなります。
⚠️ 「先に工事してから申請すればいい」は絶対にNG。事前申請が完了しない限り着工できません。退院が迫っているケースでは特に日程管理が重要です。
住宅改修 STEP 4
施工・完成後の事後申請
工事完了後、領収書・工事写真・完成図面を揃えて事後申請を行います。審査が通れば、費用の7〜9割が保険から給付されます。
⚠️ 工事写真は「改修前・改修後」両方が必要です。撮り忘れると申請が通らない場合があります。経験豊富な業者は必ずこの写真を撮影・管理しています。
✓ ここまでのポイント
- 介護保険の住宅改修費は上限20万円で、手すり・段差解消・引き戸化などが対象。要支援1以上なら誰でも使える制度です
- 申請は「工事前」が大原則。ケアマネの理由書→事前申請→施工→事後申請という順番を守ることが最重要
- 介護現場を知っている業者が設計・施工することで「使いやすいバリアフリー」が実現します
住宅改修の申請手順を読んで「でも、うちの場合はどこから動けばいいのか」と思われた方も多いはずです。ケアマネへの連絡、事前申請の書類、施工の日程調整――これらをどう一本化するかが、退院日に間に合わせるための鍵になります。お問合せフォームから状況をお伝えいただければ、今の状況に合わせた段取りをご提案します。
デイサービスの「レスポンス」が、在宅看取りの現実性を決める
住まいの安全対策と並行して、もう一つ欠かせないのが「レスパイト」の確保です。介護する側(特に老老介護の奥様)が倒れてしまっては、在宅継続そのものが崩れてしまいます。週3回以上のデイサービス利用で「介護から離れる時間」を確保することが、在宅看取りを現実的にする柱のひとつです。
ここで重要になるのが、デイサービス事業所の「レスポンスの速さ」です。問い合わせの電話が3コール以内につながる、「確認して折り返します」という返答が当日中に来る、体調急変の連絡がリアルタイムで届く――これらは、ご家族が「安心して親を預けられる」と感じる根拠になります。
加須市のリハスタジオ(花咲・プラス)では、空き状況をリアルタイムで把握できる体制を整えており、「今週から利用できますか」という急な相談にも即座に対応できるよう、スタッフ間の情報共有を徹底しています。また、月1回の家族レポート(写真つき)でデイでの様子を詳しくお伝えしており、遠距離で介護されているご家族からも「平日の様子が分かって安心した」という声を多くいただいています。
「クロスワードから体操・マシン運動など短い時間ですが、大満足。足湯のほっこりした時間が嬉しい」
リハスタジオ花咲 ご利用者様
この言葉が象徴するように、リハビリと「ほっこりした時間」が共存しているのがリハスタジオの特徴です。機能訓練が目的のデイでありながら、足湯やレクリエーションを通じた「楽しみ」があるから、ご利用者様が自ら通いたいと思えるようになる。「デイに行くのを嫌がっていた父が、今では自分から『今日は花咲の日だ』と言うようになった」という変化は、実際に多くのご家族から報告されています。
在宅看取りを現実にする「3点セット」の全体像
「家にいたい」という願いを叶えるためには、一つの対策では足りません。ホープシードが提案するのは、次の3つを組み合わせた体制です。
🏠 バラバラに対策を講じる場合
- デイを探す業者・リフォーム業者・訪問看護の手配先がそれぞれ別で、連絡先が散乱する
- 緊急時に「誰に連絡すればいいか分からない」状態になりやすい
- 業者間の情報共有がなく、ご本人の状態変化に対応が遅れる
⭐ ホープシードのワンストップ体制の場合
- 1日型デイ(リハスタジオプラス):要介護5まで対応。天然ミネラル岩塩入り入浴、手作り昼食、ICカード管理の個別マシン訓練でレスパイト効果を最大化
- 自宅バリアフリー改修:介護現場を運営する自社施工業者が、動線を理解した上で手すり・段差解消・浴室・トイレ・玄関スロープを一括施工。介護保険住宅改修費の申請代行も対応
- 外部連携(訪問看護等):関連会社・株式会社ライフケアプロジェクトとのグループ連携で、医療側との情報共有をスムーズに
この3点が揃って初めて、在宅看取りは「理想」から「現実的な選択肢」になります。デイ・訪問看護・改修の3点セットで在宅終末期ケアを支える具体的な方法については、別記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
「『家で看取ってあげたい』という気持ちと、『自分が先に倒れそう』という限界。どちらも本当のことで、どちらも大切にしなければいけない。だから、ご家族が一人で抱え込まなくて済む体制を、私たちが作る側にいたい」
伊澤 幸子(株式会社ホープシード 代表取締役)
まとめ:電話の出方は、その事業所の「覚悟」の現れです
デイサービスに初めて電話をかけるとき、ご家族は少なからず緊張しています。「こんなことを相談していいのか」「断られたらどうしよう」という不安を抱えながら、それでも一歩踏み出してかけた電話です。その電話に、すぐに、温かく応答できるかどうか。それがその事業所の本質的な「対応力」を示しています。
ホープシードは、介護(デイサービス2拠点)・建設(自宅バリアフリー改修)・不動産(宅地建物取引業免許保有)を一つの会社で担う加須市では希少な体制で、「この街でいつまでも心地良い暮らしを」というビジョンを21年にわたって実践してきました。建設業許可(埼玉県知事(般-29)第71135号)と介護事業の両方を持つからこそ、「今すぐ手すりをつけて、来週からデイに行く」という連携が一つの窓口でできるのです。
「家にいたい」という言葉を、諦めさせたくない。もしそう思っていらっしゃるなら、まずは一本、電話をかけてみてください。
📞 0480-53-7288(受付時間:月〜土 8:30〜18:00 / 祝日 9:00〜18:00)
「家にいたい」という願いを叶えるために、デイ・改修・連携の3点をどう組み合わせるか、記事では全体像をお伝えしました。ただ、実際に動き出すには「今の親の状態でプラスに入れるか」「改修の工期はどれくらいか」という個別の確認が必要です。お問合せフォームからご家族の状況を送っていただければ、最短でご連絡します。